追跡!不用品回収業者~回収された自転車はどこへ?行方を追ってみた

追跡!不用品回収業者~回収された自転車はどこへ?行方を追ってみた

不用品回収業者が回収したものは、実は海外で役立っていたと以前の記事で紹介致しました。
関連記事:追跡!不用品回収業者~不用品は回収後どこへ?その行方を追ってみた

今回は回収された不用品の中で、自転車について海外でどのような使われ方をしているか、紹介したいと思います。 なお、使わなくなってしまった自転車を手放す際の方法については、こちらの記事で取り上げています。

関連記事:自転車を処分する方法は?防犯登録の状態は要注意!

回収された自転車は海外へ輸出されていた!

日本で不用になった自転車は、輸出業者を通して、主に東南アジア、中東、アフリカなどの開発途上国に輸出されています。 輸出する際には、下の写真の通り、コンテナにできる限り多くの自転車を積み込みます。

見事にびっしりと積み込まれています!
40フィートのコンテナに対し、そのままの状態で積み込めば500台~550台、ばらして積み込む場合には約700台積み込むことが可能です。 それでは、各国・各地域での活用のされ方について紹介致します。

カンボジア

中古品の輸出業者である株式会社浜屋から輸出されている自転車の半数近くはカンボジアに輸出されています。 カンボジアでは、日本では良く見る一般的な自転車(いわゆる、ママチャリ)からロードバイクのようなスポーツ用途の自転車まで、幅広く人気があります。

地域によって需要が異なり、都市部ではロードバイク系の自転車が人気で、地方では逆にママチャリの人気が高いです。 ママチャリは特に学校が始まるシーズンに売れ行きが良くなるので、主に学生が通学に使用しているものだと思われます。

写真はコンテナから自転車を降ろしている様子です。

そして倉庫には大量の自転車!

店頭に並べる前のメンテナンス中の様子です。 ピカピカに磨いています!

こちらは自転車小売店の様子です。 きれいに並べられています!

こちらのお店には「japan」の文字が!

子供たちにも大人気です!
日本の自転車が子供たちに笑顔を与えています!

マレーシア

続いてはマレーシアです。前出の浜屋からマレーシアに輸出された自転車はジョホール州のジョホールバルという街に送られます。

現地の倉庫に入庫された自転車は、パーツの状態の良くないものがあれば取り換えます。 コンプレッサーにブラシを付け自転車の錆を落とし、組み立て、仕上がった製品を店頭に並べます。

[メンテナンスの様子]

[店頭に並べられた自転車]

ジョホールバルは工場が多く、隣国のミャンマーやラオスから出稼ぎに来ている人々がたくさんいて、その方々の通勤用に使われていることが多いそうです。

こちらは店頭の写真ですが、良く見ると看板に「ICHIBAN(いちばん)MARKETING」や漢字で「日本中古自転車」と書かれています。

日本語を使うことによって、日本製の自転車であることをアピールする狙いとのことです。 そう聞くと、なんだか嬉しいですね!

アフリカ

最後はアフリカ地域です。アフリカの自転車輸出台数は、タンザニアが一番多く、次いでナイジェリア、ケニアと続きます。

タンザニアはシーズンに関係なく一年中需要が旺盛です。 また、同じアフリカでも国ごとに需要が異なり、タンザニア及びナイジェリアではママチャリの人気が高く、ケニアはマウンテンバイクや子供用の自転車が良く売れるそうです。

日本からアフリカに輸出する際には、距離が遠く運賃も高いため、1コンテナに対し1台でも多くの自転車を積み込む必要があります。 そのため、下の写真のように、前輪やリアキャリアを外す形でばらばらにして積み込みます。

この積み込み方で、先に紹介したように約700台積み込むことが可能となります。 続いて、アフリカの風景を見てみましょう。

こちらはナイジェリア・ラゴスの中古マーケットの様子です。
ここには世界各国からの商品が集まり、ご覧の通り、日本の自転車も大量に集まっています!

こちらはマダガスカルの小売店です。
マダガスカルでも日本の自転車は現地の足となって活躍しています!

こちらでは、自転車本体だけではなく、部品も売られています。

回収後も海外で活躍する日本の自転車!

いかがでしたでしょうか? 見て頂いた通り、不用品回収業者の回収した自転車は、各国において様々な形で活躍していました。

日本では不用品となっても、現地では大切に使われていたのです。 日本では放置自転車問題などに代表されるように、自転車は比較的粗末に扱われがちですが、国や地域が変われば同じものでも貴重な商品となるのです。

もし不用となった場合には、不用品回収業者に回収してもらうなど、なるべく有効に活用してもらえるよう心がけましょう!

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