世界のリサイクル事情!日本と海外のゴミ処理の違いとは

世界のリサイクル事情!日本と海外のゴミ処理の違いとは

日本は先進国の一つとして数えられています。
日本では様々な技術や文化が進んだものが使われていると思いがちですが、リサイクルについては、どうでしょうか。
当然、技術力の高い日本であれば優れたリサイクルを行っているように思えますが、実はリサイクル先進国と呼ばれる国々に比べると、日本のリサイクル率は高くはないのです。

それでは、日本のゴミ処理やリサイクルは、他の国と比べてどのような違いがあるのでしょうか。
日本と世界のゴミ処理とリサイクルについて考えてみましょう。

世界のゴミ処理とリサイクル

まずは日本以外の国がどのようにゴミを処理して、リサイクルを行っているのかを見ていきましょう。

・スウェーデンのリサイクル

スウェーデンはリサイクルに長けていることでも有名な国です。
スウェーデンはエネルギー先進国としても知られ、水力や風力、大量光などの再生エネルギーを多く利用しています。
排出されたゴミのほとんどはリサイクルされるか、焼却されて電力に転換されます。
燃えるゴミによって暖房に使うお湯を沸かし、発電も行います。
他にも下水処理をした汚泥からバイオガスを作り、ガスや燃料として使います。
リサイクル上手であるため、何と隣国からゴミを輸入してしまうほど。
学校でも環境教育が行われるため、国民の環境に対する意識も非常に高いようです。

アイルランド

アイルランドも非常にリサイクル率の高い国として知られています。
企業にはリサイクルの責任があり、国や企業がリサイクルに力を入れていることから、大きな結果を残している国の一つです。
アイルランドのリサイクルの中でも驚きなのは、洋服の捨て方です。
なんと洋服専用のリサイクルボックスが設置されていて、まだ着れるけど不要になった服をそこで処理をするのです。
さらに、希望者は持ち帰ることもできるそうです。

デンマークのリサイクル

デンマークは地域ごとにリサイクルセンターが設置されています。
このリサイクルセンターは、家庭ゴミ以外だったら何でも回収が可能で、粗大ゴミであろうが問題ありません。
そして、リサイクルセンターへの持ち込み量は、実は税金として徴収されています。
そのため、リサイクルセンターを利用しなければ、損をしてしまうのです。
これにより、粗大ゴミの不法投棄を防いでいると言えるでしょう。
他にも缶やペットボトルをスーパーにある回収ボックスで捨てると、買い物を割り引いてもらったり現金が帰ってきたり、様々な工夫が見られます。

ベトナムのリサイクル

ベトナムにはプラスティックのリサイクルを専門にする工芸村があります。
ベトナムには2800の工芸村があると言われ、工芸品を観光客に売ることを仕事としています。
しかし、中にはリサイクルを専門とした工芸村があり、主にプラスティックのリサイクルに従事しているようです。
このリサイクルによって裕福になる人もいますが、環境汚染や健康被害に恐れがあるとも言われています。
プラスティックを熱することで発生するガスや、洗浄したことで流れる排水など、これらによる環境や健康への危険性も指摘されています。

オランダのリサイクル

オランダはリサイクル効率を上げるために、少し変わった方法を取り入れました。
それはゴミ袋のデザインを変えることです。
どのようなデザインに変えたのかと言うと、中身が見えるようなデザインとし、捨てられるものを欲しいと思った人に拾ってもらうようにしたのです。
このゴミ袋の使い方をしっかりと説明するマニュアルも配布することで、誰かのゴミを誰かが利用するために拾う、という感覚が広まり、リサイクル効率の向上にも貢献しました。
他にも、アムステルダムの北地区ではゴミの分別を推進するために、しっかりとゴミを分別すれば電子マネーが得られる、というシステムを導入しているそうです。

ドイツのリサイクル

ドイツもリサイクルへの関心が高い国として有名です。
ゴミの分別も細かく、複雑に種類が分けられています。
それだけではなく、路上の至る所に古着や古い靴を捨てるための回収ボックスがあります。
ここで回収された古着や靴は、古着販売として使われるだけでなく、繊維の再利用としても使われます。
また、ペットボトルや瓶をリサイクルで、30円ほどのお金が返ってくる、というのもリサイクル率の高さも、リサイクル先進国と言われる原因の一つでしょう。
これはデンマークと同じように、スーパーなどで回収マシンが設置され、国民が気軽にリサイクルを行えるように配慮されているようです。
ドイツはリサイクルの教育、キャッシュバック制度により、徹底したリサイクルが根付いていると考えられます。

日本のリサイクル率はまだまだ

海外のリサイクルについて、ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
リサイクル先進国とも言える、アイルランドやオランダ、ドイツなどはリサイクルに関する教育や、リサイクルを進んで行いたくなるような工夫をしているイメージではないでしょうか。
日本のリサイクル率は環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度)について」によると、20.3%でした。
出典元:環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成28年度)について

この数字はリサイクル先進国のリサイクル率に比べると決して高いものとは言えません。
国や企業が取り組む海外のリサイクルを一個人が広めることは難しいですが、一人一人の意識が大きな変化をもたらすことが来るかもしれません。
ぜひ、海外のリサイクル方法を参考にしながら、今後のリサイクルについて考えていきましょう。

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