海外でリサイクルブーム?米国人の行動を変えた日本人「こんまり」とは

海外でリサイクルブーム?米国人の行動を変えた日本人「こんまり」とは

今、アメリカではちょっとしたリサイクル・リユースブームとも言える現象が起こっているようです。
しかも、このブームは、ある日本人が火付け役となっています。
その日本人こそが「こんまり」と呼ばれる人物なのですが…いったい何者なのでしょうか。
「こんまり」こと近藤麻理恵と、アメリカのリサイクル・リユースブームをご紹介します。

海外でリサイクルブームを起こした日本人

2019年に入って、アメリカではリサイクル・リユースと片付けが流行り始めました。
ファイルの収納グッズやシュレッダー、分類ラベルなどが売上アップしたことからも、多くの人が片付けに興味を持っていることが窺える状況です。

これにはある影響がありました。
ネットフリックスのオリジナル番組「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~(Tidying Up with Marie Kondo)」です。
これが、どんな番組なのかと言うと、様々な家庭に「こんまり」と呼ばれる日本人が訪問し、片付け方法を指導しながら家を片付けるというドキュメンタリー。
この番組に多くのアメリカ人が影響を受け、多くの人が家の片付けに興味を持ち、多くの不用品がリサイクルショップへ持ち込まれる、という現象が急増したそうです。

では、その「こんまり」と言う日本人は何者なのでしょうか。

こんまり・近藤麻理恵とは?

「こんまり」の愛称で知られる、近藤麻理恵さんは「片付けコンサルタント」として知られる日本人女性です。
2010年には著書「人生がときめく片づけの魔法」を出版し、様々なメディアで取り上げられ、ベストセラーになりました。
この著書は多くの外国語にも翻訳され「こんまりメソッド」と言われる片付け術は、世界的にも知られるようになったのです。

彼女は子供の頃から主婦向けの雑誌を愛読していて、その頃から整理整頓に強い関心を持っていたそうです。
中学生のときに読んだ、片付けに関する本に大きな影響を受け、本格的に片付けの研究を始めました。
大学のときにも片付けコンサルティング業務を始め、その後本格的にその道へと進んだのです。

そして、2019年にネットフリックスで「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~(Tidying Up with Marie Kondo)」が配信され、社会的な影響を及ぼすほど話題になりました。

こんまりブームに思わぬ問題が?

この番組の影響で多くの人が片付けを始めました。
こんまりの片付け術によって、不用品が大量に出てくることになりますが、その多くがチャリティーショップに持ち込まれているそうです。
海外では中古品を販売し、収益を福祉事業にあてるスリフトショップと言われるものが存在します。
不用品をそういったお店に寄付することで、ビジネスが成り立っているのですが、こんまりの番組がヒットしたことで、大量の寄付がお店に押し寄せる事態になっているそうです。

そのため、チャリティーショップ側はスタッフの増員や、品物を収納する倉庫の手配など大慌ての状態。
これだけなら「嬉しい悲鳴」と言えるかもしれませんが、寄付されるものの中には、スタッフが困ってしまうものも少なくないそうです。
汚れた古着や、悪趣味な小物、販売できないような家電製品など。
さらには警察に引き取ってもらう必要がある品物や、入れ歯のような販売に困ってしまうものが多く含まれているのだとか。

部屋の片付けや、不用品を寄付してリユースされることは大変良いことかもしれませんが、役に立たないものを押し付けてしまうようなことは避ける必要があるかもしれませんね。

片付けもリサイクルも大事

こんまりブームによって、一時的な混乱はあるようですが、片付けやリサイクル・リユースが大事であることは変わりないでしょう。
皆さんも身の回りを片付ける際は、不用品をただ捨ててしまうのではなく、まだ使えるかもしれない、と考えてみてください。
世の中には、リサイクル・リユースを始めとして、ものを無駄にしないための様々な「R」があります。
修理を意味するリペア(Repair)、無駄に所有せず借りることで済ませるレンタル(Rental)もその一つです。
ぜひ、こんまりメソッドと合わせて、これらを多用し、無駄を出さないように心がけてみてください。

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