インドサイが密猟に合う意外な理由とは?【絶滅動物シリーズ】

インドサイが密猟に合う意外な理由とは?【絶滅動物シリーズ】

生物多様性が重要視される理由の一つとして、動植物から健康や医療に関する恩恵を得られることがあります。 しかし、その恩恵に関する知識を人間が誤って解釈してしまった場合、動植物を絶滅まで追い込んでしまう恐れがあるのです。

そんな被害に合い、絶滅を危惧されているが、インドサイです。 インドサイは何が原因で、絶滅危惧種の動物になってしまったのでしょうか。また、日本の動物園でもインドサイは見られるのでしょうか。

絶滅寸前!インドサイトは?

インドサイとは、奇蹄目サイ科インドサイ属のサイです。 その名の通り、インド北東部に分布し、他にはネパールでも生息します。かつではバングラデシュやブータンにも生息していましたが、絶滅してしまいました。

インドサイは体長が310~420センチメートルあり、体重も1,500~3,500キログラムと、かなりの大型の動物です。 耳の一部と尾の先を除けば体毛がなく、皮膚が非常に分厚いことも特徴です。 また、サイのシンボルと言える頭の角は30~60センチメートルあります。

主に、沖積平野にある丈の長い草原や沼沢地を好み、他にも河沿いの低森林や乾燥林にも生息します。 食事は、草や木の枝、水生植物、タケノコを食べます。 他の個体が縄張りに近づいたときや、子供が危険に晒されたと判断したときは、攻撃的になり、角ではなく下顎の犬歯を使って敵を攻撃します。

インドサイが絶滅に追い込まれた理由とは?

丈夫な体が特徴のインドサイですが、個体数が著しく減少し、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されています。

インドサイは何が原因で絶滅危惧種になってしまったのでしょうか。

理由は様々ですが、人間による影響が、原因のほとんどを占めています。 まず、人間による農地開発によって生息地が破壊され、外来種による植生が変化してしまったことが挙げられます。

さらに、角を目的としたスポーツハンティングの標的とされ、乱獲にあってしまいます。 特に驚きなのは、インドサイの角は、解熱剤や強精剤、エイズの薬の原料になると信じた人々によって、乱獲されてしまったこともあるのです。

このように、人間の影響によって、インドサイは減少し、現在は野生の個体数が2,000~3100頭程度だと推定されています。

日本でも見られる!インドサイがいる動物園は?

絶滅寸前とされるインドサイですが、日本の動物園でも展示されているため、国内でも会いに行けます。 インドサイがいる日本の動物園は以下になります。

多摩動物公園

東京都日野市にある多摩動物公園には、3頭のインドサイが飼育されています。

インドサイが日本で初めて展示されたのも、多摩動物公園でした。 名前は、ナラヤニ、ター、ビクラム。

金沢動物園

神奈川県横浜市の金沢動物園にも、2頭のインドサイが飼育されています。 2014年には雌のゴポンが、雄のチャンプを出産。飼育下では珍しい、インドサイの繁殖成功例です。

また、チャンプは2015年に秋吉台サファリランドに出園しました。

東山動植物園

愛知県名古屋市の東山動植物園は、インドサイが飼育されています。 雌のニルギリ、雄のセラ、雄のブンタの三頭です。

ブンタに関しては、金沢動物園で生まれ、東山動植物園へやってきました。

秋吉台自然動物公園サファリランド

山口県美祢市の秋吉台自然動物公園にもインドサイが飼育されています。 こちらは前述したように、金沢動物園からやってきた、チャンプです。

これらの動物園に展示されているインドサイを合わせると、国内で合計9頭が存在することになります。

インドサイが減少しないためにも

インドサイは人間の自分勝手な行動によって、激しく個体数を減少させてしまいました。 このような理由で絶滅してしまった動植物は少なくありません。

しかし、私たち人間は、動植物から多くを得ていることは間違いありません。 動物たちといい関係性を築けるよう、私たち一人一人が考えるべきことなのかもしれません。

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