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NPO法人「DEAR ME」のファッションショーに登場したウエディングドレス 衣装に生まれ変わった背景に注目が

NPO法人「DEAR ME」のファッションショーに登場したウエディングドレス 衣装に生まれ変わった背景に注目が

ファッション業界が抱えるさまざまな問題に立ち向かうNPO法人「DEAR ME」は、廃棄衣料やデッドストックを再利用したファッションショーをフィリピンで開催しています。

2024年の2月に開催されたファッションショーも大きな盛り上がりを見せましたが、その中でもひときわ注目を集めたのが、エレガントなウエディングドレスをもとにした衣装。 実はこのウエディングドレス、意外な経緯で「DEAR ME」と巡り合い、ファッションショーの衣装として生まれ変わっていました。

今回はNPO法人「DEAR ME」の活動とウエディングドレスが生まれ変わるまでの経緯をご紹介します。

NPO法人「DEAR ME」とは

NPO法人DEAR MEは「生まれた環境に左右されず、誰もが平等に夢を描き、夢中になれる公平な社会を創りたい」という思いで設立された、ファッションと教育を通して社会問題の解決を目指すNPO団体です。 主な活動として、2015年より開催しているフィリピンでファッションショーが挙げられますが、その大きな特徴はランウェイの上で「夢を描く」というコンセプトのもと、現地の貧困地区で暮らす子どもたちがモデルとなること。

また、ショーの衣装は全国からボランティアを募り、古着や残布を使用してひとつひとつ丁寧に製作、デザインはモデルとなる子どもたちが自ら行っていますが、これらを通して、新たな自分の発見、自分に自信を持つ体験を創出することも、DEAR MEの目的となっています。

DEAR MEメンバーと子どもたちがランウェイを歩く様子

2024年2/24(土)も、フィリピンマニラにあるリサール公園で10回目となるファッションショーを開催。ショーに出演するモデルは、ケソン市を中心とした貧困地区やストリートで暮らす子ども、様々な事情で家族と暮らせない青少年たちです。 今回は「原点」「夢」「個性」「つながり」という4つの意味を込めた「RAINBOW」をテーマに、71名の子どもがモデルとしてランウェイを歩き、355名がその姿を一目見ようと会場に足を運びました。

そして、こちらのショーで注目を集めたウエディングドレスをもとにした衣装が、少し変わった経緯でDEAR MEと巡り合っています。

ちなみに今回のファッションショーの様子は、4/20(土)午前11:35~からテレビ大阪で放送予定です。ご興味のある方はぜひご覧ください。予告編も以下のテレビ大阪のページからご覧いただけます。

参考:テレビ大阪 ドキュメンタリー7「希望のランウェイ ~貧困児に夢を!関西女性たちの1500日~」

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ウエディングドレスは寄付品をリメイク

10回目となるファッションショーで使用されたウエディングドレス。 実はこちら、不用品の寄付サービス「キフコレ」からDEAR MEに提供された寄付品です。

キフコレとは、引っ越しや片付けの際に出た不用品を寄付できるサービスで、利用されるたびに4つの社会貢献につながることが特徴となります。 4つの社会貢献とは以下の通りです。

  • 不用品をリユース・リサイクルによるごみの削減・環境保全の支援
  • 不用品を送るたび、SNSでキフコレをシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

キフコレに寄付されたものは主に途上国に送られ、現地の生活の質の向上につながりますが、今回は社会貢献活動の一環としてウエディングドレスをDEAR MEに提供。 不用品が無駄にならず、新たな活躍の場を創出することもキフコレの活動意義の1つであり、このような試みが行われました。

キフコレの詳しい取り組みついては、以下の記事からご確認いただけます。

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世界で1つだけの衣装

それでは、寄付されたウエディングドレスが衣装に生まれ変わるまでの過程を見てみましょう。

①キフコレを通してウエディングドレスが寄付されます。

大切な日に着たドレスを次の誰かのために。そんな想いが込められて寄付されたドレスは、とても丁寧に梱包されて送られてきました。

②モデルとなる子どもがファッションショーで着る衣装をデザイン。子どもたちの自由な発想によるデザインが光を放ちます。

③子ども一人ひとりにぴったりフィットする衣装を作るために採寸します。デザインからサイズまで、まさに「世界で1つだけの衣装」ですね。

④全国のボランティアの方々の手によって、子どもたちのデザインした理想の衣装が形に。自分のデザインが形になった瞬間、子どもたちは驚きと笑顔に溢れます。

⑤形になった衣装をフィッティングし、いざランウェイへ!自分がデザインした衣装に袖を通す、夢が叶う瞬間です。

ウエディングドレスの他にも、ショーに出演した子どもたちの衣装をご紹介。

ランウェイを歩く子どもたちの姿は自信に満ち溢れていますね。

次の誰かのために寄付という選択を

今回はNPO法人「DEAR ME」の活動と、ファッションショーの衣装として生まれ変わったウエディングドレスを取り上げました。 「もう必要ないかな」 「捨ててしまおうかな」と思った不用品も、こちらのウエディングドレスのように、どこかで輝きを得る機会があるかもしれません。

そして、そんな機会をつなぐサービスがキフコレです。 もし、引っ越しや大掃除で不用品が出たとしたら、処分する前に一度、キフコレのサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:NPO法人 DEAR ME https://npodearme.com
参考:キフコレ 不用品の寄付が4つの社会貢献に|キフコレ

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