グリーンカーテンとは?緑を使ったエコ効果や作り方をご紹介
地球の温暖化が進む、今の世界では夏の暑さ対策が重要になることでしょう。 もちろん、クーラーや扇風機を使うことで、部屋を涼しくすることが簡単な方法ではありますが、二酸化炭素の排出が気になってしまうところです。
そんなとき、少しでも暑さを和らげる手段として、グリーンカーテンが挙げられます。 グリーンカーテンとは、どのような効果があり、どうやって作るのでしょうか。 グリーンカーテンをご紹介します。
目次
グリーンカーテンとは?その効果をご紹介
グリーンカーテンは、またの名を緑のカーテンとも言います。
つる性の植物によって、建物に当たる日の光を遮るカーテンを作るだけでなく、グリーンカーテンの植物からは、水分が蒸発しているため、それによって気温も下がる作用があります。 また、野菜を育てながら、グリーンカーテンを作ることもできることから、食材として楽しめる、という利点もあります。 花が付く植物を育てて、その美しさを愛でるのも良いかもしれません。
このように、グリーンカーテンは自然の力を利用した暑さ対策であり、省エネルギーの対策にもなります。 それでは、グリーンカーテンをどのように作り、どんな植物が選ばれるのかをご説明します。
グリーンカーテンの作り方
グリーンカーテンを作る上で、準備するべきものが、いくつかあります。 培養土、肥料、植物を育てるための容器であるプランター、ネットを張るための園芸ネット、園芸支柱、ロープとひも、ブロックや杭などが必要です。
土を準備する
プランターを使ってグリーンカーテンを作る場合は、大き目で深さも30センチほどあるものを選ぶと良いでしょう。 まず、底に軽石か鉢底石を3センチの深さまで敷き詰め、その上に培養土と肥料を混ぜたものをプランターのふちから2~3センチ低い位置まで入れます。
種まき
次に、種を蒔きますが、その時期は育てる植物によって異なります。 グリーンカーテンとしてよく使われる、ゴーヤについては4月中旬から6月中旬です。
種同士が近すぎないように、20センチから30センチの間隔をあけて、深さ2センチくらいの穴に2、3粒ずつ蒔きましょう。 穴が深すぎると目が出にくくなるため、注意してください。
ネットを張る
生育が進んできたら、ネットや支柱を準備し、杭やレンガなどを使ってしっかりと固定しましょう。
固定方法の例としては、上部分は壁や柱に釘やフックで固定するか、サッシ枠にすだれ用金具を取り付けて固定ができます。 下部分はブロックを使って固定するか、プランターに固定しましょう。
また、植物が育ってきたら、根を傷付けないよう注意しながら、苗の脇に支柱を立て、上の方をネットに結び付けることで、支柱からネットに移りやすくします。
収穫と片付け
実が十分に育ったら、収穫しましょう。 暑い時期が過ぎ、植物も枯れたらグリーンカーテンは役目を終えます。
そうしたら、片付ける必要がありますが、ネットや支柱を片付ける際は、物が落下しないよう注意しましょう。 植物はお住まいの地域の処理方法に合わせて処分し、ネットや支柱は来年も利用できるので、保管しておきましょう。
グリーンカーテンにおすすめの植物は?
グリーンカーテンに利用できる植物とは、どのようなものがあるのでしょうか。
ゴーヤ
グリーンカーテンの中でも代表的な植物と言えるのが、ゴーヤではないでしょうか。 ゴーヤはビタミンやミネラルが豊富で、夏バテを防止する効果もあります。 夏の暑さをしのぎ、栄養も蓄えられるのなら、一石二鳥ですね。
ヘチマ
ヘチマの特徴は葉が大きいところなので、日の光をしっかりと遮ります。 お肉と合わせて食べられるだけではなく、ヘチマでたわしを作ることもできるので、また別のエコな使用法もあるのです。
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ひょうたん
ひょうたんは有毒成分があるため、食べることはできません。 しかし、ユニークな形が特徴的であり、飾りや水筒を作ることもできます。
朝顔
朝顔は多くの人が知っている有名なつる性植物ですが、もちろん食べることはできません。 ただ、和風な雰囲気がある朝顔は、グリーンカーテンとして、とても美しい風景が楽しめます。
エコな工夫は大事
このように、グリーンカーテンは夏の暑さを和らげ、その美しさで私たちを癒してくれます。 また、環境に優しいことから、ぜひ試してみたいところですね。
環境問題が悪化する中、グリーンカーテンのようなエコな工夫は大切だと言えます。 他にもチャレンジできそうなものがあれば、ぜひ取り組んでみましょう。