恐ろしい!日本の生態系を脅かしている危険な外来生物10選

恐ろしい!日本の生態系を脅かしている危険な外来生物10選

生態系のバランスが崩れてしまう原因の一つとして、外来種による脅威が挙げられます。 外来種の中には、強い危険性を持ったものもあり、人間に危害を与えることもあります。

どのような生き物が危険な外来種と言えるのでしょうか。 日本の生態系を脅かす危険な外来種をご紹介します。

日本の生態系を脅かす危険な外来種10選

日本の在来種や人々にまで危険をもたらすかもしれない、外来種は数多く存在します。 危険性や繁殖してしまった原因を把握し、遭遇してしまった場合は十分に注意しましょう。

アライグマ

まずご紹介する危険な外来種は、アライグマです。 アライグマと言えば、可愛らしい見た目や有名アニメの影響で、大人しくて害のない動物という印象を持っている人がほとんどではないでしょうか。

しかし、実は大変危険な外来種です。 アライグマによる外来種問題の始まりは、1961年に愛知県の動物園で飼育されていたものが、翌年に脱走してしまい、回収できなかった個体が繁殖したこと、と言われています。 また、ペットとして、アメリカから輸入された個体が逃げ出し、野生化したということも原因の一つです。

アライグマの危険性は、農作物や家畜への被害、人やペットへの攻撃、住宅の屋根裏に侵入して巣を作ってしまう、など。 他にも人間に感染する病原菌や寄生虫を体内に潜ませている恐れもあり、決して不用意に近づいてはいけない、危険な動物だと言えるのです。

ヒアリ

2017年、兵庫や大阪、東京でも発見されたことで、ニュースで大きく取り上げられたヒアリも危険な外来種の代表と言えるのではないでしょうか。

危険なポイントは、やはり強い毒を持っていることで、刺されてしまうと激しい痛みや腫れが見られます。 毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こしてしまうと、最悪の場合は死亡してしまうこともあるため、殺人アリと呼ばれるほどの危険性があります。

大きさは2ミリから6ミリほどで、赤褐色の体、腹部が黒っぽいアリは、ヒアリかもしれません。 もし見つけてしまったら、殺虫剤で駆除も可能ではありますが、攻撃的であることから、まずは自治体へ連絡をしましょう。

カミツキガメ

北米や中南米が原産とされるカミツキガメ。 その名前の通り、噛みつく力が非常に強いことが特徴です。 最大で50センチの甲羅を持ち、歯と爪が非常に鋭いことから、非常に危険な生き物です。

また、カメと言えばゆっくり動くイメージですが、カミツキガメは想像以上に素早く、不用意に近づいてはいけません。 1960年以降、ペット用に大量輸入され、後に野に放たれたことで、繁殖していったと考えられています。 特に千葉県の印旛沼、静岡県の狩野川での繁殖が確認されています。

ワニガメ

ワニガメはアメリカで生息する、甲羅が80センチにも及ぶ巨大なカメです。 有名な怪獣映画「ガメラ」のモチーフでもあり、見た目からして狂暴です。

カミツキガメと同じく、噛みつく力が強く、まるでワニのように大きく口を開き、人間の手足も噛み切ると言われています。 沼や池に生息することが多いため、滅多なことがなければ遭遇することはありませんが、もし見つけた場合は警察に連絡しましょう。

興味本位で近づいたり、手を出したりすると、凄まじいスピードで噛みつかれて、大変なことになってしまいます。

タイワンハブ

中国南部や台湾、ベトナムが原産地となるタイワンハブ。

タイワンハブは、マングースとの決闘ショーやハブ酒の代用として、沖縄に輸入されたことで周辺に分布が拡大されてしまいました。 体長は80センチから130セントほどで、日本のハブに比べるとやや小型ではありますが、強い毒を持っています。

噛まれたことで死者が出ることは稀のようですが、もしものことがあった場合はすぐに医療機関で受診してもらいましょう。

クロゴケグモ

北アメリカからやってきた危険なクモが、クロゴケグモです。 2000年に山口県で発見されてから、繁殖が広がっていると言われています。

黒い体に砂時計のような赤色の模様が特徴的です。 非常に強い毒を持っていることが、恐ろしく、噛まれた場合は全身の痛みや、心拍数・血圧の上昇、呼吸困難など様々な症状が起きてしまいます。

噛まれた場合の死亡率は1%未満と言われていますが、幼児や子供については死亡率が高くなるとも言われています。

オオヒキガエル

アメリカのテキサス州南部、エクアドルやメキシコなどに分布していたオオヒキガエルですが、サトウキビ畑の害虫駆除のために、世界各国へと移入されました。

日本でも同じ理由で、沖縄や小笠原諸島などに移入されました。 非常に強い毒性を持っているため、オオヒキガエルを食べようとした大型動物の被害が懸念されています。

また、オタマジャクシや卵にも毒が含まれていることから、飲料水を汚染してしまう危険性もあります。

ヌートリア

ヌートリアは南アメリカが原産の外来種で、かつて日本では沼狸(ぬまたぬき)や海狸鼠(かいりねずみ)などの別名で呼ばれていました。

戦時中、大日本帝国陸軍向けの毛皮搾取が目的で持ち込まれましたが、第二次世界大戦が終戦となると、需要は激減してしまい、飼育されていた個体の多くが野に放たれてしまいました。

ヌートリアは、イネや野菜に対する食害、絶滅危惧種のベッコウトンボの生息地破壊など、生態系への悪影響が深刻であることから、特定外来種に指定されています。 多くの地方自治体が防除計画を策案していますが、アライグマに比べると対策が進んでいるとは言えないようです。

アフリカマイマイ

南アフリカのモザンビークやタンザニア付近のサバンナ地域が原産地と言われるアフリカマイマイ。 殻高が20センチに達する大きさで、世界最大級のカタツムリですが、強い繁殖力と食欲で侵入先の生態系に大きなダメージを与えると言われています。

また、非常に危険な寄生虫の宿主であることも、危険性が高い特徴です。 広東住血線虫と呼ばれる寄生虫は人間にも寄生することがあり、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険性や、死に至ることもあります。 アフリカマイマイの体に触れることはもちろん、這った跡に触れることすら寄生の危険性があるため、注意が必要です。

養殖動物として台湾経由で沖縄に移入されたアフリカマイマイですが、沖縄戦をきっかけに野外に放たれたことで、繁殖してしまいました。 防除が開始されてからは、減少傾向にあるようですが、根絶には至らないようです。

ツマアカスズメバチ

ツマアカスズメバチは中国やアフガニスタン、インドなどが原産のハチです。 日本や韓国、フランスにも移入し、個体数が増えていると言われています。

毒性はそれほど強くはないと考えられていますが、体質によってはアナフィラキシーショックを起こしてしまう恐れがあるので、十分な注意が必要です。 在来種の昆虫の捕食や養蜂業への影響が懸念され、特定外来種へ指定されています。

また、ツマアカスズメバチはミツバチを好んで襲う傾向があると考えられ、世界中で問題になっているミツバチの大量失踪に関わっているのではないか、と指摘されています。

外来種問題の原因は人間が多い

このように、危険な外来種による日本の生態系の脅威が懸念されていますが、もとはと言えば人間が原因だった、というものが多く見られます。 中にはペットとして飼育していたものを放ってしまった、というケースもあります。

軽い気持ちで動物を放してしまうと、大変な問題に発展し、多くの生物の命に影響する事態となることが考えられます。 生き物と接するときは、責任を持って、このような外来種問題に発展しないよう気を付けましょう。

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