オオスズメバチ襲来にアメリカ恐怖!日本は共存と専門家が指摘

オオスズメバチ襲来にアメリカ恐怖!日本は共存と専門家が指摘

環境問題の一つに、外来種問題があります。 外来種問題とは、その地域には生息しなかったはずの生物が、何らかの理由で、そこに定着してしまい、生態系のバランスを崩してしまうことです。

アメリカでも、オオスズメバチによる外来種問題は大変な問題となっています。 アメリカで話題の、オオスズメバチによる外来種問題をご紹介します。

オオスズメバチの上陸にアメリカが恐怖!

アメリカの北西部、ワシントン州でオオスズメバチの生息が確認されました。 侵略的外来生物としても知られる、オオスズメバチの出現は、アメリカの人々に危機感を与えました。 それは、Google急上昇ワードの中に、オオスズメバチが入るほど、多くの人に注目されたのです。

アジアに生息するはずのオオスズメバチが、どのような経緯でアメリカに持ち込まれてしまったかは不明で、専門家は「恐らく国際貨物に紛れて入り込んでしまったのでは」と指摘しています。 オオスズメバチはミツバチを襲撃する習性があります。ミツバチは果物や野菜を受粉させる役割があることから、オオスズメバチによって、激減してしまうと、アメリカの食糧生産に打撃をもたらす恐れもあるのです。

そのため、ワシントン州農務局は、オオスズメバチを見た場合は報告するように、と養蜂農家や州民に呼びかけています。

アメリカが震撼するオオスズメバチの恐ろしさとは

アメリカを震撼させている、オオスズメバチですが、ミツバチを襲う他には、どのような恐ろしさがあるのでしょうか。 オオスズメバチは日本全国に生息するハチで、インドから東南アジア、東アジアにも分布しています。

なぜ、それほどまでに恐れられているのかと言えば、オオスズメバチは最強の昆虫との呼び声が高いほど、危険性があるからです。 大きさも、働き蜂でも体長が3~4センチあり、女王蜂なら5センチにも達する個体が存在します。 世界最大のスズメバチであり、大きな顎は人間の肌も傷付け、毒性の高い針は人を死に至らしめるほどです。 さらに、オオスズメバチは気性が荒いため、下手に刺激をしてしまうと、文字通り痛い目にあってしまいます。

ただ、オオスズメバチも巣を守るために行動しているだけなので、可能な限り接触を避けて、刺激しないよう注意すれば大事になることはありません。

アメリカが恐れるオオスズメバチは日本だと…

このような狂暴かつ恐ろしい毒性を持ったオオスズメバチに、アメリカの人々は大きく動揺しましたが、専門家からは次のようなメッセージが発せられました。

それは「自分自身が養蜂家であるか、オオスズメバチの捕食者であるミツバチでもない限り、冷静であってほしい」というものです また、アメリカ人は、オオスズメバチの出現に、躍起になって対策している人も現れていますが「あまりにナイーブな行動だ」と専門家は発言しました。

なぜなら、日本やアジアの国では、何百年もオオスズメバチと共存しているからです。 日本では、オオスズメバチが全国に生息していますが、私たちはそれほど意識することはありません。 それは、日本にとってオオスズメバチの存在が当たり前だから、というだけのことです。

しかし、最強の昆虫としても名高く、殺人バチとまで言われるオオスズメバチが現れた、と報道されることがあれば、動揺してしまうアメリカの人々の気持ちも分からなくもないですよね。

アメリカが恐れるオオスズメバチも共存できる環境を

アメリカでは大変恐れられている、オオスズメバチですが、日本ではほとんどの人がそれほど意識していません。 それは、オオスズメバチは危険な昆虫ではありますが、接し方さえ気を付ければ問題がないからです。

養蜂家にとっては大変な問題ではありますが、十分に注意すればオオスズメバチと共存できると言えるでしょう。 これはその他の自然にも同じことが言えます。距離感や接し方を考えながら、いつまでも人と自然が共存できる世界を作らなくてはならないですね。

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