ハリケーンには名前がある!理由と決め方はどうなっているの?

ハリケーンには名前がある!理由と決め方はどうなっているの?

北大西洋に発生するハリケーン。
驚異的な風速で大きな被害を残すハリケーンですが、発生すると人の名前が付くことでも有名です。
なぜハリケーンには名前が付けられるのでしょうか。
また、どのように名前は決定されているのでしょうか。
ハリケーンの名前の理由や決め方をご紹介します。

ハリケーンにつく名前

アメリカでは、ハリケーンに名前が付けられます。
例えば、アルベルト(Alberto)やフローレンス(Florence)など人名が付けられるのです。
2018年10月の初旬にハワイ諸島を襲ったハリケーンは、無人島を一つ消し去るほど強力なものでした。
そのハリケーンにもワラカ(Walaka)と名付けられています。
このハリケーンの名前は誰が命名しているのでしょうか。
それは、フロリダ州マイアミにある米国海洋大気局国立ハリケーンセンターか、ハワイ州ホノルルにある中部太平洋ハリケーンセンターが命名しています。
大西洋北部、太平洋北東部に発生したハリケーンは国立ハリケーンセンターが命名し、太平洋北中部のハリケーンは中部太平洋ハリケーンセンターが命名しているそうです。

なぜハリケーンに名前がつくのか

それでは、なぜハリケーンに名前を付けているのでしょうか。
1950年代に入るまでは、ハリケーンが命名されることはありませんでした。
それまでは、発生した年と順番を合わせた数字で、ハリケーンを呼んでいましたが、同時に複数のハリケーンが観測されたことや、メディアが混乱してしまうこともあったため、命名されることが決定しました。
なぜ、人名なのかと言うと、音声学的に数字より人名の方が覚えやすく、コミュニケーションも迅速かつミスが少なくなるから、ということでした。
以前は女性の名前のみが命名されていましたが、それは不平等であるとのことから、1979年から男女の名前を交互に使用されるようになったそうです。
また、ハリケーンの名前が白人の名前に偏っている、という意見もあったことから、アフリカ系の名前も使用されるようになりました。

命名にはリストが使われていた

このハリケーンの名前、発生する毎に命名しているわけではないようです。
何と、ハリケーンの名前にはリストがあるのです。
2018の大西洋北部のハリケーンは以下のようなリストから命名されていたようです。

  • Alberto(アルベルト)
  • Beryl(ベリル)
  • Chris(クリス)
  • Debby(デビイ)
  • Ernesto(アーネスト)
  • Florence(フローレンス)
  • Gordon(ゴードン )
  • Helene(ヘレン)
  • Isaac(アイザック)
  • Joyce(ジョイス)
  • Kirk(カーク)
  • Leslie(レスリー)
  • Michael(マイケル)
  • Nadine(ナディン)
  • Oscar(オスカー)
  • Patty(パティ)
  • Rafael(ラファエル)
  • Sara(サラ)
  • Tony(Tony)
  • Valerie(ヴァレリー)
  • William(ウィリアム)

よく見ると、Aからアルファベット順にリストが作成されています。
命名はこのリストから、発生した順番にAから名前を割り振っているのです。
大西洋北部では、Q・U・X・Y・Zは使用せず、太平洋北東部ではQ・Uは使用しないようです。
このリストは6パターン存在し、6年ごとに同じ名前を使い回しています。

また、こちらのリストには21の名前がありますが、もし一年で22以上のハリケーンが発生した場合はどうするのでしょうか。
その場合は、アルファ(α)から始まるギリシャ文字のアルファベットによって命名されています。
ギリシャ文字のアルファベットの最後となるオメガ(Ω)を超えた場合は、特に決まりはないようです。

自然の猛威に備える必要性

ハリケーンに名前が付く理由は、ハリケーンが発生した際に、効率良く伝達するための手段だと言えるでしょう。
自然災害はハリケーンの他にも様々です。
環境問題が深刻化することで、他にも驚異的な災害が起こると考えられます。
そんなときに、被害を効率的に回避するためにも、このような工夫は必要になるでしょう。
もしかしたら、家族や知り合いの間でもこのようなルールがあると、緊急時に便利かもしれません。
ぜひ、何かで応用してみてください。

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