富士山のトイレ問題!ウ〇コが原因で世界遺産の登録取り消しに?

富士山のトイレ問題!ウ〇コが原因で世界遺産の登録取り消しに?

日本が誇る日本最大の山、富士山は世界遺産に登録されています。
その美しい姿は、自然の大きさを知らしめ、人の心に訴えてくる力があります。
まさに日本の自然の中でも、代表的とも言える富士山ですが、世界遺産に登録されていると言っても、実はその自然が評価されているわけでありません。
なぜ、富士山の自然が評価されないかと言うと、実は観光客のアレが原因でした。
富士山が抱えるゴミ問題をご紹介します。

富士山は自然遺産ではなく文化遺産

世界遺産は、自然遺産、文化遺産、複合遺産という分類があります。

自然遺産はその名の通り、自然現象やその景観、動植物の生態系が重要視されます。
文化遺産は人が作り出した建築や芸術に関する遺産です。
そして複合遺産はその両方を兼ね備えたものとなります。

この中で言えば「富士山は自然遺産だよね」と思ってしまうかもしれませんが、実はそうではありません。
富士山は文化遺産として世界遺産に登録されているのです。
富士山は1990年代の初めから、自然遺産として登録されることが検討されていましたが、固有種生態系が存在しないことや、環境管理の問題から難しいと判断されてしまいました。

そのため、文化的景観という観点であれば、文化遺産への登録が可能ではないか、ということになり、登録の手続きが進められることになったのです。
そして、富士山は2013年に文化遺産として、世界遺産に登録されました。
しかし、それは富士山の自然の美しさではなく、富士信仰が育まれる霊峰としての部分や、葛飾北斎によって描かれた富嶽三十六景のような芸術の題材の部分が評価されているのです。

原因は観光客のウ〇チ?

それでは、富士山が抱える環境管理の問題とは、どういったことでしょうか。
それは言うまでもなく、ゴミ問題です。

富士山では観光客のマナーの悪さにより、お弁当やペットボトルなどのゴミが散乱しています。
しかし、さらに恐ろしいのは、人間の排泄物までが捨てられていることです。
途中で我慢ができなくなってしまったのか、登山道から離れた場所で十カ所以上も、排泄物が見つかったそうです。

富士山では、このようなゴミの問題もあって自然遺産として登録ができませんでした。
また、世界遺産は6年に1回、保全状況を報告して世界遺産委員会の再審査を受ける必要性があります。
もし、その審査のときに価値が損なわれたと判断されてしまうと、世界遺産の登録が取り消されてしまうこともあるのです。

富士山のトイレ事情

以前、富士山に設置されていたトイレは、浸透放流式と言われる汚物が垂れ流しの状態になってしまうものだったそうです。
これはトイレットペーパーの色が白い川のようだと揶揄されるほど、酷い状況だったそうですが、1997年から改良が進められ、2006年にはほとんどが環境配慮型トイレに変わりました。
それでも、排泄物による問題は続いている様子です。

これは登山ルートによっては、トイレの設置が少ないことや、有料トイレでお金を払いたくない、トイレに並びたくない、といったことが原因だと考えられています。
このような問題を解決するために、富士山は2013年から任意で入山料を支払う制度を導入しました。

しかし、お金を支払ったことで開き直り、平気でゴミを捨ててしまう人間を増えるのではないか、という意見もあります。
他にも、富士山ではゴミの不法投棄も問題もあり、環境管理が十分に行われることは困難であるようです。

自然を汚すことなく楽しむ

このように、自然の美しさを楽しみたい人々が、その自然を破壊してしまうケースは多々存在します。
観光を楽しむのであれば、最低限のマナーを守る必要性があります。

また、その観光地が自然を中心とした場所ならば、自然に配慮した振る舞いが必要でしょう。
人がルールを設けることはできますが、そのルールを守らず、マナーも守れないような行為は自然を汚してしまいます。
そして、自然が失われれば、その罪は罰として全人類に返ってきてしまいます。
そんなことがないよう、自然に配慮して共存できる楽しみ方を心がけるべきだと、富士山の問題から私たちは学ぶべきでしょう。

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