森林が温暖化の原因に?木から温室効果ガスのメタンが放出される

森林が温暖化の原因に?木から温室効果ガスのメタンが放出される

森林と言えば、誰もが環境に優しいイメージがあるはずです。
しかし、その森林が環境破壊の原因となるとしたら、どうでしょうか。
信じられない話ですが、樹木の中には環境を破壊する恐れがあるメタンが含まれているそうです。
森林と環境破壊、そしてメタンとの関係をご紹介します。

森林と言えば二酸化炭素を吸収

森林は地球にとって大切な存在であると、誰しもが考えることでしょう。
それは、森林が温室効果ガスとされる二酸化炭素を吸収してくれることで有名だからではないでしょうか。

樹木は大気中の二酸化炭素を吸収し、光合成を行うことで成長します。
その樹木が集中する森林は、二酸化炭素の吸収源だと言えるでしょう。
森林は二酸化炭素を吸収することで、地球温暖化防止を抑え、その他にも様々な場面で私たちの生活を支えてくれます。
そのため、多くの人たちが森林の重要性や保護の必要性を訴えています。

しかし、その森林が環境を破壊する恐れがある、という噂があるのです。

メタンガスとは

その前に、まずメタンについてご説明します。
メタンは無色で無臭の気体であり、人に対する毒性はありません。
私たちの生活の中では、燃料用のガスとして使われることが多く、都市ガスとしても使用されています。

しかし、このメタンは温室効果ガスとしても知られています。
温室効果ガスと言えば、二酸化炭素が有名ですが、メタンはその二酸化炭素の25倍の温室効果がある、と言われています。
ただ、メタンは大気中にそれほど存在していません。
二酸化炭素と比べると、200分の1程度なのです。

それでも、温室効果ガスとしては驚異的であり、削減することが望まれていることには違いないと言えるでしょう。

木からメタンガスが排出された?

温室効果ガスであるメタンと森林が、密接な関係にあるという噂があります。
1907年、アメリカのカンザス大学の教授、フランシス・W・ブションによって、樹木にメタンが含まれていることは発表されていました。
ブションは木の切り口から泡が立っていることに気付き、火を近づけたところ、青い炎が発生したのです。

これは当時、それほど話題になることはありませんでした。
しかし、最近の研究で再び樹木の中のメタンが注目されるようになったのです。
特に水分が多い土地にある樹木は、土壌からメタンを吸い上げて空気中に放出するだけでなく、さらに樹木の中にいる微生物らが手伝い、樹木そのものがメタンを作り上げていることがわかりました。
毎年洪水が起こるアマゾンの森林については、年間で1400万~2500万トンのメタンが放出されていると推定されています。

このメタンの研究はまだまだ新しく「森林保護をやめるべき」という結論に至るようなものではないそうです。
しかし、これからの地球温暖化対策に関して、重要な役割を担うと考えられるでしょう。

森林が私たちにもたらすもの

地球温暖化にとってメタンは恐ろしい温室効果ガスの一つです。
森林は、それを放出しているかもしれませんが、決して保護をやめるべきではない、と考えられます。
森林は二酸化炭素を吸収する他にも、様々なところで私たちを助けてくれるからです。
また、もし人間が温暖化を止めるために、すべての森林を伐採することがあったら、別の環境問題が発生する恐れもあります。
環境問題が懸念される今だからこそ、私たちは今まで以上に自然のことを深く知り、さらに環境を配慮できる暮らしを模索すべきなのかもしれません。

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