エコ・エシカルファッションが流行!大量消費の時代は終焉か?

エコ・エシカルファッションが流行!大量消費の時代は終焉か?

毎年変化するトレンドに合わせて、服やバックなどの小物を買い替えていませんか?しかし時代はファストファッションのような大量消費から、エコ・エシカルファッションへと変化しようとしています。商品の生産自体が環境に優しく、倫理的であることも重要視されているのです。

ここでは、エコ・エシカルファッションの定義や、販売している企業についても紹介していきます。これからのトレンド、エコ・エシカルファッションをチェックしておきましょう!

エコファッションとエシカルファッションはどちらも「持続可能」であるかがポイント

エコファッションは環境に優しいファッションというイメージはありますが、その定義を正しく知らない方も多いのではないでしょうか。

また、同じような定義で最近使われている「エシカルファッション」との違いも曖昧で、正しく商品を選べていない場合もあるかもしれません。エコファッションとエシカルファッションの定義の違い、流行の背景について見ていきましょう!

エコファッションの定義

エコファッションとは、以下のようなことを満たす、靴・バッグ・服などのファッションのことです。

  • 製造工程が環境に低負荷である
  • 素材が自然に返るものや、リサイクルできるようなエコなものである

つまり、環境にとって持続可能なファッションであるかがポイントとなります。

エシカルファッションの定義

エコファッションと同時に最近耳にする言葉として、「エシカルファッション」があります。エシカルには「倫理的な、道徳的な」という意味があり、エコファッションの定義に、さらに倫理性や道徳性が付加されたファッションのことです。

環境負荷を低減することにとどまらず、商品製造に関わる生産者の労働環境や、適正価格で商品を取引することなども考慮します。フェアトレードがその代表例で、生産者に労働量に見合った賃金を支払ったり、適正価格で取引された商品を指します。

つまり、商品のライフサイクルに関わるすべてにとって、倫理的に持続可能なファッションであるかがポイントとなります。エシカルファッションのなかに、エコファッションが含まれるイメージです。

エコファッションやエシカルファッションが流行り始めた背景

これまで、ユニクロ・ZARA・H&M・FOREVER21のようなファストファッションが流行してきました。しかし、近年ではラナ・プラザ崩落事故を始めとする工場の強制労働や、製造の過程で使われる化学薬品による環境破壊が話題になったこともあり、世界中で持続可能な社会を目指す動きが起こっています。

ものを大量生産・消費することから、持続可能な生産・消費に目を向ける消費者が多くなってきたのです。ファッションについても、環境や生産者に負荷をかけるファストファッションから、持続可能なエコファッションやエシカルファッションが注目されています。

その影響もあり、ファストファッション業界の大手である「FOREVER21」は売上が伸び悩み、2019年に日本から撤退しています。

企業別!エコ・エシカルファッションの取り組みを紹介

ファッション業界では、具体的にどのようなエコファッション・エシカルファッションの取り組みを行っているのでしょうか。ファストファッションブランド、アウトドアブランド、高級ブランドからピックアップしてご紹介します。

ファストファッションブランドのH&M

H&Mでは、「2030年までに再生可能素材100%を目指す」としています。2011年から再生可能素材を利用した、「コンシャス・エクスクルーシブコレクション」を販売。同社製品のなかでも、最高品質かつ高級な製品となっています。

ウィメンズ、メンズ、キッズのそれぞれの製品に、リサイクルポリエステルや、オーガニックコットン、オーガニックシルク、リサイクルシルバーなどを使用し、持続可能な製品作りに取り組んでいるのです。

アウトドアブランドのパタゴニア

アウトドアブランドで有名なパタゴニアは、登山のときに雨や雪、風から体を守る防水シェルを製造過程で、3つの100%を達成しています。

  • リサイクル素材100%使用
  • フェアトレード・サーティファイド100%
  • 100%の機能性

ペットボトルや漁場の網などをナイロン繊維にリサイクルし、製品の100%に使用しています。さらに、縫製を行う労働者に正当な賃金を支払い、公正に取引することを保証するサーティファイド・フェアトレードを100%実施。リサイクルであることに関係なく、機能性も100%を実現し、高い防水性を誇ります。

参考:パタゴニア ついに、やったぜ!リサイクル防水性シェル

高級ブランドのバーバリー

高級ブランドのバーバリーは、かつて大量に売れ残った商品を焼却処分したことで問題になりました。商品のブランド価値を下げないために、市場に安く出回ることを避ける対策をしていたのです。しかし環境面での配慮に欠けることを理由に、結局はブランドイメージを低下させることになりました。

そこでバーバリーでは、以下のような持続可能な経営を実施するようになったのです。

  • 売れ残った商品は慈善団体に寄付
  • 商品製造過程で出たレザーの端切れを使ってバッグやアクセサリーを製造
  • リアルファーを使わない(動物愛護)
  • 持続可能な新素材の開発

今や、高級ブランドも商品の生産・販売に社会的責任をもつ時代になったのです。

エコ・エシカルファッションが本当に持続可能になるためには消費者の購入意識も大切

エコ・エシカルファッションが流行することで、環境への負荷が低減されたり、海外で不当な労働を強いることも少なくなるかもしれません。しかし生産者側のみの努力では、本当の意味で持続可能なファッションであるとは言えないのです。

ファッションを持続可能なものにするためには、消費者の購入意識も変える必要があります。購入時には以下のふたつを意識することが大切なのではないでしょうか。

  • トレンドのものばかりを選ばず、本当に欲しいと思うものを選ぶ
  • 値段の安さだけを重視せず、その安さを実現している背景を知る

本当に欲しいと思うものは、長く愛着を持っていられます。その結果、廃棄する量も減らせるのです。また、値段の安さの裏には、安すぎる賃金で働いている海外の労働者がいるかもしれないことも意識することが大切です。公正な取引をしている企業で購入すれば、低賃金労働者を減らすことにもつながります。

持続可能なファッションを実現するためには、消費者の購入意識の改革も必要なのです。

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