黄砂とは?発生時期や気になる健康被害の恐れについて

黄砂とは?発生時期や気になる健康被害の恐れについて

天気予報で時折耳にする、黄砂の発生は、主に中国で発生しているようですが、何が原因なのでしょうか。また、日本にはどのような影響があり、私たちは何に注意すべきなのでしょう。

黄砂が発生する原因や健康への影響、注意点などをご紹介します。

黄砂とは?発生時期や影響

黄砂は毎年3~5月に観測される砂嵐です。中国やモンゴルに存在する、タクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原の砂塵が強風に巻き上げられ、東アジアの広範囲に飛散します。中国の北京などでは、黄砂の影響は著しく、視程が低下し、景色が霞むといった現象が起こるほどです。

これにより、航空機の欠航や道路交通が麻痺するといった被害が発生します。他にも、人的被害や家畜への被害、社会インフラへのダメージ、農作物への被害も発生。厚い黄砂に覆われてしまうと、あたりの景色はオレンジ色のもやがかかったようになり、外出の呼びかけが出されます。

また、黄砂が偏西風に乗って日本に飛来することも珍しくなく、注意喚起が出されることもあります。

黄砂の原因とは?環境問題が関係か

黄砂は古くから発生する自然現象で、中国では紀元前の文献に、日本でも鎌倉時代の文献に、それらしき記録が残されています。しかし、20世紀から黄砂の発生が増加傾向にあると言われています。そして、その原因は環境問題と考えられているのです。

黄砂の発生は、中国の砂漠や乾燥化地域だと考えられています。中国の砂漠化が進む原因は、過剰な伐採、放牧、耕作、水利用や自然な気候変動による乾燥化です。そのため、砂漠緑化と農法の改良といった対策が重要視されています。家畜の管理、土壌浸食の防止、効率の良い燃料の確保など。

ただ、これらの対策は住民に負担を強い、生活を変えさせてしまうものが多く、簡単に防止できるものではありません。さらに、地球温暖化により降水量の減少、気圧配置の変化によって乾燥化や強風の増加も関係していると考えられています。

黄砂による健康被害はあるの?日本にも影響が

黄砂はただ砂が舞い上がるだけでなく、砂の粒子に付着した物質、化学物質も飛来するため、さまざまな健康被害が生じます。中国や韓国、台湾といった地域では、呼吸器疾患、呼吸器感染症、心臓や脳の循環器疾患の増加と黄砂発生の相関が指摘されているのです。他にも、ぜんそくやアレルギー性鼻炎、結膜炎といった眼科症状も報告されています。

3~5月には偏西風に乗って、日本でも黄砂が発生し、洗濯物や車が汚れてしまうといった被害が報告されています。日本にやってくる黄砂は濃度が低く、注意喚起される程度で、強く警戒されることはありません。

しかし、低濃度の黄砂でも人の健康に影響を与えるという説もあり、関心が高まっています。そのため、黄砂による影響について、数多くの調査研究が進められています。

黄砂対策とは?個人で取り組めること

今後、環境が変化した場合、日本でも黄砂の影響が強くなり、健康被害が発生するかもしれません。私たちは黄砂が発生したら、どのような対策を行うべきなのでしょうか。

まずは、外出や屋外の運動を控えることです。次に外出時はマスク着用すること。さらに、高濃度の黄砂が飛来しているときは、窓の開閉や換気を最小限にしましょう。空気清浄機の使用も効果的ですが、定期的にフィルターの掃除と交換が必要となります。

また、気象庁では黄砂の動きを予想する情報を発信しています。黄砂の動きを確認する際は、ぜひ利用してみてください。

参考:気象庁 黄砂情報

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