海だけじゃなかった!深海や山にも残り続けるプラスチックごみの恐怖

海だけじゃなかった!深海や山にも残り続けるプラスチックごみの恐怖

ここ数年で問題視されることが多くなったプラスチックは、特に海を汚染していると話題になっています。 しかし、プラスチックによる汚染は、人々の想像以上に広がり、意外な場所にまで影響を及ぼしていました。 プラスチックは地球上のどこまで広がってしまっているのでしょうか。

意外な場所で発見されるプラスチックごみについてご紹介します。

砂の中にプラスチックごみ!

プラスチックごみが海を漂い、ウミガメやクジラなどの生き物を死に至らしめることが増えています。 微細なプラスチックごみである、マイクロプラスチックが魚の体内に入り込むなど、生態系への懸念が考えられていますが、プラスチックごみは海だけを汚染しているわけではありませんでした。

まず、よく耳にするのは、砂浜に流れ着いたプラスチックごみです。 世界各地の海岸で、多くの環境保護団体やボランティア団体によって、漂着したゴミの掃除が行われていますが、どんなに掃除を行っても、砂の中に含まれているマイクロプラスチックは取り除けない恐れがある、という研究結果が発表されました。 漂着したプラスチックごみは徐々に壊れてマイクロプラスチックとなり、砂の中に埋もれてしまいます。

そうなると、どんなにゴミを回収しても、砂の中に埋もれてしまったマイクロプラスチックは取り除くことができないのです。 現時点では、どれくらいのマイクロプラスチックが、どれだけの時間で砂に埋もれ、どのような影響があるのかは判明していません。 ただ、自然の中に人工物が混じってしまうと、何かしらの影響が出る恐れはあるかもしれないのです。

深海にプラスチックごみ!

アメリカの探検家が、太平洋のマリアナ海溝で、水深1万972メートルまで潜水することに挑戦しました。 マリアナ海溝は地球上でもっとも深い海底があり、海面を基準にエベレストをひっくり返したとしても、山頂が底につかない、と言われています。 今までも多くの調査が行われ、深い場所まで潜水が行われましたが、1万972メートルまでの潜水は、世界でも初の挑戦でした。

しかし、その未知の深海まで潜水した探検家は、驚くものを発見しました。 深海には海洋生物の他に、ビニール袋やお菓子の包みが発見されたのです。 そこで、さらに懸念されるのは、今回発見された深海のプラスチックごみがマイクロプラスチック化していることです。

この発見を受けて、科学者は採取した深海生物の体内にマイクロプラスチックが含まれていないか調査する予定のようです。

山の上にもプラスチックごみ!

海やその周辺で発見されることが多いプラスチックごみですが、なんと山の上までその脅威は届いているようです。 しかも、人の手がほとんど入らないような山にも、プラスチックごみが発見されたのです。

フランスのピレネー山脈にある測候所で、ある調査が行われました。 そこは、ほとんど人の手が入らないような場所です。 一番近い人間の生活も、100キロ以内に人口が9000人ほどの町がある程度で、ほとんどが雪に埋もれているような場所ですが、そんな場所の水にも、マイクロプラスチックが含まれていることが判明したのです。

これは、遠く離れた大都市から風に運ばれてきたと考えられ、1平方メートルあたりで平均365個のマイクロプラスチックが降下しているとのことでした。 既に大都市の空気にはマイクロプラスチックが浮遊している恐れは指摘されていましたが、人の手が入らない山の上までマイクロプラスチックの脅威が及んでいたというのは、衝撃的な事実でした。 この影響は自然だけでなく、人間の健康にとっても脅威となる恐れがあるでしょう。

プラスチックとの付き合い方は

このように、プラスチックはかなりの広範囲で地球を汚染していると考えられます。 しかし、今すぐに人間がプラスチックの使用をやめるのは、かなり難しいことです。 私たちは今後、どのようにプラスチックと付き合っていくのか、考えなくてはいけません。 まずは身の回りのプラスチックの使用から、ぜひ考えてみてくださいね。

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