世界最大の花はどっち?ラフレシアとショクダイオオコンニャク

世界最大の花はどっち?ラフレシアとショクダイオオコンニャク

大きいものは、見るものに衝撃を与えますが、世界最大のものとなれば尚更です。 さまざまなジャンルの世界最大がありますが、花の場合はどのような種が巨大なものとして認識されているのでしょうか。

候補は2種あり、ラフレシアとショクダイオオコンニャクの名前が挙がっていますが、どちらも世界最大として有名です。 実際、ラフレシアとショクダイオオコンニャクはどちらが大きいのか、気になるところですよね。 世界最大の花、ラフレシアとショクダイオオコンニャクをご紹介します。

世界最大の花とは?候補は2種存在する!

世界最大の花はとして有名な種は、ラフレシアとショクダイオオコンニャクの2つです。 ラフレシアとショクダイオオコンニャクは、どのような特徴を持った花なのでしょうか。

ラフレシア

世界最大の花として、ラフレシアの方が知名度は高いと言えるでしょう。 ラフレシアは、東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物です。

単にラフレシアと言っても、実は十数種も存在し、その中でも巨大であるものがラフレシア・アルノルディイ。 そのため、日本で「ラフレシア」と呼ぶ場合は「ラフレシア・アルノルディイ」を指すことが多く、その直径は1.5メートルに達するものもあります。 ラフレシアの特徴としては、開花前はキャベツのような形をして、2日かけてゆっくりと花が開くことです。

他にも、他の植物に寄生し、個体のほとんどが花で根や茎は退化していること、腐臭を発していることなどが、ラフレシアの特徴として挙げられます。

ショクダイオオコンニャク

ショクダイオオコンニャクは、それほど知名度がないかもしれませんが、世界最大の花として相応しいインパクトを持っています。 インドネシア、スマトラ島の熱帯雨林に自生するショクダイオオコンニャクは、サトイモ科コンニャク属の植物です。

横に広がるような大きさであるラフレシアに対し、ショクダイオオコンニャクは直径が1.5メートルあるだけでなく、縦の長さも3.5メートルを記録したものまであります。 また、強烈な腐臭を放つことも特徴で、その臭いは人を気絶させるほど…という噂も。

この腐臭のため、ショクダイオオコンニャクは別の名を「お化けコンニャク」とも呼ばれています。 ショクダイオオコンニャクが強烈な臭いを発する理由は、それによって昆虫を呼び寄せ、花粉を媒介するためと言われています。

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議論される世界最大の花!どっちが大きい?

ラフレシアは最大で直径1.5メートル。ショクダイオオコンニャクは最大で、直径1.5メートルに加え、長さも3.5メートル。 この数字だけを見ると、ショクダイオオコンニャクが世界最大の花と言えるようですが…ラフレシアの方が知名度は高い理由は、どんなところにあるのでしょうか。

実際に、ギネスブックに公認されている世界最大の花はショクダイオオコンニャクです。 しかし、ショクダイオオコンニャクの大きさには、ある秘密があります。

ショクダイオオコンニャクは、花序(複数の花が集団をなしているもの)と仏炎苞(つぼみ)の複合体です。 それに対し、ラフレシアは1つの独立したものとして、その巨大な花を咲かせます。 そのため、ラフレシアこそ世界最大の花とみなされることがあるのです。

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その他の大きい花5選をご紹介

ラフレシアやショクダイオオコンニャクまではいかないものの、大きい花が何種類も存在しています。 大きい花5選をご紹介します。

ハイビスカス

ハイビスカスは、アオイ目アオイ科の下位分類フヨウ属の植物です。 ハワイ州の花でるハイビスカスは、ハワイ語で「アロアロ」と呼ばれています。 フヨウ属はさまざまな種類が存在しますが、日本では、熱帯や亜熱帯性の種を特にハイビスカスと呼び、南国のイメージが強くある花です。

ハイビスカスは大きいものになると15センチほどに広がります。 ラフレシアやショクダイオオコンニャクの大きさと比較すると小さく感じるかもしれませんが、十分に大きな花と言えるでしょう。

シャクヤク

シャクヤクはボタン科の多年草で、大形の紅・白色などのボタンに似た花を咲かせます。 シベリア、中国、モンゴルが原産で、日本には古くから渡来し、薬用や観賞用として育てられています。

美女を表す「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉でもシャクヤクは有名です。 高さは50~80センチ、花の大きさは10センチほどで、ボタンに似た形をしています。

ホオノキ

ホオノキはモクレン科の落葉高木です。 樹高30メートル、直径1メートルという高い木に、大きな花が咲きます。 ホオノキの花の大きさは、15~20センチと大きく、クリーム色の杯形が特徴的です。

また、花には強い香りがあり、葉に殺菌作用もあることから、ホオノキは食材を包むことに使われます。 特に有名なのは、朴葉寿司、朴葉餅などです。 水に強く手触りが良い特徴もあり、和包丁の柄やまな板に利用され、日本刀の鞘にも用いられます。

ハス

ハスはインド原産のハス科多年性水生植物です。 ハスの花は清らかさや聖性の特徴として称されることがあり、ヒンドゥー教や仏教の絵に多く登場します。 花の大きさは10~20センチのものがほとんどですが、大型種のものは26センチを超えるものもあります。

フヨウ

フヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木です。 中国や台湾、日本では沖縄、九州、四国などに自生し、関東地方以南では観賞用として栽培されます。 花はピンクや白の色を付け、10~15センチの大きさです。

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