【絶景】海の中で滝が流れ落ちる?モーリシャス島の「海の滝」とは
滝と言えば、どちらかと言うと、山の奥や川、湖の近くに存在するイメージではないでしょうか。
少なくとも、海中に滝が流れる姿を想像する人はあまりいないでしょう。
しかし、この世界には海の中に滝が流れるのを見れる場所があるのです。 モーリシャス島の「海の滝」とは、どのような場所なのでしょうか。
モーリシャス島とは?大自然が広がる島
モーリシャス島は、アフリカ大陸の東南にあるマダガスカルから、さらに東へ900キロメートル移動した場所にある島です。 大きさは沖縄本島の1.5倍程度で、それほど大きくはなく、平均気温は24度から29度の暖かい場所です。
モーリシャス島は、1505年にポルトガル人が発見します。 1638年、オランダが植民を開始しますが失敗し、1715年にフランスが植民を開始しました。 その後も紆余曲折あり、イギリス領となりますが、1968年に英連邦王国として独立を達成し、モーリシャス共和国となります。
モーリシャス島は、ヤシの木が並び、真っ白な砂浜やエメラルドグリーンの海など、美しい自然に囲まれていることから「インド洋の貴婦人」と称されます。 現在は世界中のセレブに人気の高級リゾート地として有名です。
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人の生活を支え、文明の発展の礎となったのは、川です。 生命の源とも言える水を運んでくれる川は、
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モーリシャス島の見所は少し珍しい自然
モーリシャス島には「海の滝」が有名ですが、その他にも見所となる自然があります。 「海の滝」の前に、モーリシャス島の見所をご紹介します。
クリスタルロック
クリスタルロックはちょっと不思議な形をしていることから、一目だと海に浮いているように見える岩です。 海中の珊瑚が隆起してできたため、このような不思議な形となりました。
七色の大地
モーリシャス島には、土の表面が七色に彩る場所があります。 人工的に塗られたのではなく、地層が火山の噴火の影響を受けたため、七色の輝きを放つようになりました。 土壌に含まれる鉱物や、空気、天候などが影響し、化学反応が起こっていると考えられています。
オオムニバス
モーリシャス島のパンプルムース植物園では、オオムニバスと言う巨大な蓮を見ることができます。 この蓮の葉は、子供が乗っても沈まないほどに大きく、しっかりしているそうです。 パンプルムース植物園では、オオムニバス以外にも珍しい植物が見られます。
モーリシャス島の奇跡!海の中の滝
そして、モーリシャス島で最も有名なのが「海の滝」です。 モーリシャス南西部にあるそれは、上空から海を見下ろすことで姿を現します。 「海の滝」と言われるように、海の中に滝が落ちていくように見えるのです。
海の底に大穴があり、そこに水が吸い込まれているようにも見えるので、とんでもない天変地異と勘違いしてしまうかもしれません。 しかし、実際には本当に滝があるわけではなく「滝があるように見えるだけ」という現象です。 つまりは、天然のトリックアートなのです。
「海の滝」の正体は、波によって浸食された珊瑚礁と砂の流れによって、滝のように見えてしまう錯覚。 そうだったとしても、とんでもない絶景であることに違いありません。
また、この絶景はモーリシャス島の住民たちも長い間知らなかったそうです。 むしろ、空から島を見る機会がない住民の方が気付かないかもしれませんね。 この滝を見るには、もちろん空から見下ろさなくはなりません。 事前に予約してヘリコプターのチャーターする必要があるので、興味がある方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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