写真はストレス!動物たちにとって自撮りは迷惑な上に危険な場合も

写真はストレス!動物たちにとって自撮りは迷惑な上に危険な場合も

動物は愛らしく、純真そうな姿をしていることから、彼らを見て癒される、という人は少なくないでしょう。
旅行先や田舎で、偶然可愛い動物や珍しい動物を見つけたら、ついついスマートフォンで撮影したくなると思います。
中にはできるだけ接近し、一緒に映ろうと、自撮りにチャレンジする人もいるかもしれません。
しかし、この自撮りは動物にとって迷惑な行為だ、と話題になっています。
自撮りと動物の関係をご紹介します。

自撮りは動物にとってストレス!

今、動物とツーショットで自撮りを撮影することが問題となっています。
海外では自撮りのことを「セルフィ―(selfie)」と言って、セレブも動物とのセルフィ―した写真を公開していることから、多くの人が観光中などに動物とツーショットの写真を収めようとしています。

確かに可愛い動物たちと一緒にツーショットの写真を撮影できれば、良い想い出になるかもしれません。
しかし、この自撮りというものは、動物にとって迷惑この上ない行為なのです。
動物にとって、人間に接近されたり触れられたりすることはストレスになってしまいます。
それにも関わらず、中には自撮り棒を持って追いかけたり背中に乗ったり、動物にとって強い負担を与える行為もあるようです。

スペインでは海岸に赤ちゃんのイルカが迷い込み、周辺にいた人間が撮影したり触りたがったりしたことで、ストレスにより死亡してしまった、というケースもありました。
自撮りだけではなく、動物にストレスを与えてしまうと、命を落とすことや、生態系に影響を与えてしまう場合があります。
また、時には噛みつかれたり引っ掻かれたり、人間の方が怪我をする場合もあります。
可愛いから、珍しいから、といって安易に動物と写真を撮ろうとするのは、無神経で迷惑な行為と言わざるを得ないでしょう。

自撮りが多いのはSNSも要因

自撮り・セルフィ―が流行る理由としては、SNSが大きな要因として挙げられるでしょう。
動物と一緒に自撮りした写真をSNSに投稿する人は多く、それが非常に人気となりました。
それにより、多くの人がそのような写真を投稿することで、動物と一緒に自撮りを撮影することは悪いことではない、と判断してしまう人が増えてしまいました。

さらに、SNS上に衝撃的な写真や珍しい写真を載せることで、多くの「いいね」をもらえたり「シェア」されたりしてしまうと、自分も注目されるような写真を撮ってみたい、と考えてしまう人も増えてしまったのです。
そして、よりインパクトがある写真を求めて動物に対して不適切な接し方をしてしまい、彼らに多大なストレスを与えてしまう事態が頻発するようになってしまいました。

ちょっとした好奇心や注目されたいがために、動物を傷付けてしまうことは許されることではありません。
動物との距離感は、しっかりと考えて接するように、注意すべきでしょう。

動物と自撮りで命を落とすことも

自撮り・セルフィ―による動物の撮影は、場合によっては大変危険な行為です。
アメリカのコロラド州デンバーの国立公園「ウォータートン・キャニオン」では多くの野生動物を観察できることで知られています。
しかし、この国立公園はクマと自撮りをしたがる人が増えてしまったために、一時閉鎖を決定しました。
冬眠前の貪欲なクマに近づくことは大変危険な行為であるにも関わらず、自撮りを行う人が多かったため、公園側も仕方なく閉鎖を決断したのです。
インパクトある写真を撮影したいからと言って、クマと自撮りは命知らずだ、と言えるでしょう。

ジンバブエでは、カバと自撮りしようとした男性が死亡しています。
カバは一見動きもゆっくりで、大人しく見えますが、大変危険な生き物です。
男性はそれを知らず、自撮りを試みたのかもしれません。
カバ以外にも、温厚に見えて危険な動物は少なくありません。
自撮り目的で不用意に野生動物へ近づくと、命を落とすこともあるのです。

動物との関りも良識を持って

このような問題が起きないためには、一人一人が良識を持って動物と接する、ということではないでしょうか。
私たち人間も、多くの人に囲まれて写真を撮られてしまうことがあったら、大きなストレスを感じることでしょう。
動物と接する際は、自分がやられたら嫌なことは控え、動物の立場になって正しい接し方をしているかどうか考えてみてください。

動物は人間にとって、共に生きて行くべき隣人と言える存在です。
お互いが迷惑にならないためにも、良識を持って関わりましょう。

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