100年後の気温はどうなる?環境問題レベルの40度超えが当然に

100年後の気温はどうなる?環境問題レベルの40度超えが当然に

今年も暑い夏がやってきますが、温暖化の影響により、さらに暑くなるかもしれません。 このまま、温暖化の影響が強くなり、どんどん暑くなったら、100年後の夏はどうなっているのでしょうか。 なんと日本は、40度超え猛暑が当然になるかもしれないそうです。 100年後の夏の気温について、ご紹介します。

環境問題レベル!100年後の気温は40度超えの猛暑が当然?

ここ数年は、毎年のように夏は酷暑となり、気象庁も「一つの災害と認識している」と発表しています。 そんな中、2018年に環境省が作成した「2100年未来の天気予報」という動画(現在は削除)が話題になりました。

その衝撃的な内容は、2100年も猛烈な暑さが日本を襲っている、という内容でした。 高知県や名古屋は44度を超え、東京は43.6度。 北海道ですら、40度を超え、全国で12万人が病院に搬送された、と報じられます。

この天気予報の内容は、気象庁が発表した「地球温暖化予測情報第9報」に将来の予測を加算して作られたものです。 このまま温暖化が進めば、100年と言わず、数年後、十数年後もさらなる酷暑が待ち受けているのかもしれません。

参考:気象庁 地球温暖化予測情報第9報

気温の上昇だけでなく災害も多発か

100年後の天気予報で語られた恐ろしい未来は、酷暑だけではありませんでした。 酷暑に加えて、考えられるのは災害が頻発することも予想されています。

1時間に100ミリを超える大雨が降り、河川の氾濫や土砂災害などの被害が発生する一方で、まったく雨が降らず農作物への被害も発生する地域もあるようです。 また、非常に強い台風の発生も懸念され、最大風速が「65m/s」という猛烈なものが日本に上陸するかもしれません。 気象庁では最大風速が「33m/s~44m/s未満」のものを強い台風とし、「44m/s~54m/s未満」が非常に強い台風、「54m/s」以上を猛烈に強い、としています。

2018年の9月に日本に上陸し、大きな被害をもたらした「台風21号」の最大風速が「55m/s」となるため、100年後に発生するかもしれない「65m/s」という台風がどれだけ恐ろしいものなのか、想像もつきません。

参考:COOL CHOICE 「2100年未来の天気予報」をCOOL CHOICE TVで公開しています。(現在動画は削除されています)

2019年も環境省は100年後の天気予報(新作版)を公開しています。 農作物が取れなくなる恐れや、台風の危険性などが描かれ、夏だけではなく100年後の冬の天気予報も作られています。

参考:COOL CHOICE 「2100年未来の天気予報」(新作版)を公開しました。

日本の気温は徐々に暑くなる

昔はもう少し涼しかった、と感じる人も少なくないはずですが、実際に気温は変化しているのでしょうか。 気象庁が公開している、東京の平均気温を見ると、年によって上がったり下がったりはありますが、100年前と比べると確実に気温は上がっていると考えられます。

例えば、1918年と2018年の8月の平均気温を比較すると、1918年は26.1度で2018年は28.1度です。 その年の平均を比較しても、1918年は13.8度、2018年は16.8と上昇していることがわかります。

このデータを見れば、確かに日本は徐々に暑くなっていると言えるでしょう。 100年後の未来が、さらに暑くなると言われても、納得してしまうのではないでしょうか。

参考:気象庁 観測開始からの毎月の値

環境問題の悪化で恐ろしい未来が待っている?

温暖化が進むことで、私たちの生活にも大きな変化があると考えられています。 沈没してしまう国や地域、食べられなくなってしまうものや、絶滅してしまうかもしれない動物など、温暖化の変化によって失われるものは少なくありません。

温暖化の進行を防ぐために、私たちができることと言えば、できるだけ二酸化炭素が排出されないよう、心がけることです。 電気を無駄につけないことや、ゴミの分別などもそれにつながります。 これ以上夏が暑くならないよう、ぜひ普段から意識してみてください。

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