エコ推進国ドイツの二酸化炭素削減が凄い!技術や取り組みをご紹介

エコ推進国ドイツの二酸化炭素削減が凄い!技術や取り組みをご紹介

ドイツと言えば、環境問題に積極的なエコ推進国として有名です。 ドイツではリサイクルやゴミ処分について、日本よりも意識が高く、様々な取り組みを行っています。

そんなドイツの政府や企業は、二酸化炭素の削減に対し、どのような取り組みを行っているのでしょうか。 ドイツの二酸化炭素削減の取り組みについて、ご紹介します。

ドイツ政府が2050年までにCO2ゼロを表明

2019年5月14日、ベルリンで開かれた国際環境会議で、ドイツのメルケル首相が、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を実質ゼロにするための議論を開始すると表明しました。 私たちの生活では、二酸化炭素が至るところで発生しています。 そんな中、二酸化炭素をゼロにすると言われると、夢のような話に思えてしまいます。

しかし、ドイツが目指すのは「カーボンニュートラル」による、二酸化炭素の「実質ゼロ」です。 カーボンニュートラルとは、二酸化炭素を大幅に削減しつつ、排出してしまう分は植林などによって相殺し、実質的に排出される二酸化炭素をゼロにするという方法です。

実はフランスも既に二酸化炭素の排出ゼロを表明していました。 それに対し、ドイツは慎重な姿勢を見せていましたが、発表に踏み切ったのは、ある程度の道筋が見えたからだと思われます。

ただ、この取り組みに対し、負担を求められる企業による反発があるとも考えられるため、簡単に実現できるとは限らないでしょう。

参考:日本経済新聞 ドイツ、50年にCO2実質ゼロ 首相が意欲

ボッシュとダイムラーもCO2排出実質ゼロ

ドイツの有名自動車メーカーであるダイムラー(Daimler)、ボッシュ(Bosch)も二酸化炭素の削減に積極的です。 ダイムラーと言えば、メルセデスベンツですが、2039年までにすべての新車の二酸化炭素を実質ゼロにする目標を発表しました。

また、自動車部品の最大手であるボッシュも、2020年までに二酸化炭素の排出を実質的にゼロにすると発表したばかりで、この二社の取り組みは、ヨーロッパ自動車業界に大きな影響を与えると考えられます。 ダイムラーはガソリンやディーゼルなどの化石燃料で走る車は生産せず、やはりカーボンニュートラルを目指すようです。 2022年までに、ヨーロッパの全工場で再生可能エネルギーを使い、カーボンニュートラルにした後は、2030年までに新車の半数以上を電気自動車やプラグインハイブリット車にする予定です。

同じくドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンや、日本のトヨタ自動車は二酸化炭素の削減目標は、2050年を定めています。 それに比べると、ダイムラーはかなり積極的に二酸化炭素削減を取り組もうとしていることがわかります。

エアコン室外機がCO2を回収?

車から二酸化炭素が排出されなくなるだけでも驚きですが、ドイツの研究者はまだまだ凄いアイディアがあるようです。 それはエアコンの室外機によって、二酸化炭素を回収する仕組みを研究している、ということです。 エアコンと言えば二酸化炭素を排出するイメージが強い電化製品だと言えますが、それが二酸化炭素を吸収するとしたら、かなり画期的なことではないでしょうか。

通常、エアコンは温風を吸い込んで、冷媒が熱を吸収してから冷たい空気を放出しますが、このときにかなりのエネルギーが使われ、二酸化炭素が排出されてしまいます。 しかし、ドイツで研究中のエアコンは、大気中の熱と一緒に二酸化炭素も取り込むよう研究されています。 さらに、回収した二酸化炭素を炭化水素燃料へと変換することで、そのエネルギーを利用できるのだとか。

温暖化が悪化した場合、エアコンの必要性はさらに増すと考えられますが、エアコンを使えば使うほど、二酸化炭素も排出されることになるはずです。しかし、この技術が実現すれば、そんな負の連鎖を断ち切られるかもしれません。

技術の進歩に期待

このように、ドイツは二酸化炭素の削減に対し、積極的に技術開発を取り組んでいます。 しかし、これはドイツに限った話ではなく、世界中で研究されていることです。

技術が進歩すれば、地球の二酸化炭素の濃度が上がってしまう問題も解決できるかもしれませんが、もちろん油断はできません。 私たちも技術の進歩を待つだけではなく、少しでも二酸化炭素を削減できるよう、考えてみましょう。

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