雪虫が大量発生!北海道の景色を真っ白にした原因は温暖化?

雪虫が大量発生!北海道の景色を真っ白にした原因は温暖化?

北海道の初雪は、平年だと10月の下旬から11月の初旬に降ります。 しかし、2019年の10月、少し早めに北海道の景色が白く染まりました。

その真っ白な景色の正体は、何と雪ではなく、雪虫と言われる虫の大量発生だったそうです。 北海道に大量発生した雪虫と、大量発生した原因をご紹介します。

北海道で雪虫が大量発生!

2019年の10月20日、北海道の函館市内の景色が白く染まりました。

一目であれば、まるで初雪のようですが、実はその正体は「雪虫」と言われる虫の大量発生によるもの。 あまりに大量に発生しているため、景色が白く霞むほどだったようです。 しかも、外を歩けば、体に付着してしまうことはもちろん、口の中に入ってしまうこともあり、息を吸うのも難しい状態だったというほど。

実はこの雪虫は、北海道では例年のもの。 初雪が降る少し前に現れることから、冬の訪れを告げる風物詩と言える存在でした。

しかし、2019年の発生量については異常なレベル。 何と例年の約1500倍の数が発生したと言われているのです。 いったい、この雪虫とはどのような虫なのでしょうか。 そして、2019年はどうしてこれほどまでに大量発生してしまったのでしょうか。

雪虫とは?

雪虫とは、実はアブラムシの一種で、その中でも白腺物質を分泌するものが、そう呼ばれるのです。 体長は5ミリ程度で、全身が綿に包まれたような見た目が特徴です。 寒くなり始めたころに、大量にふわふわと飛び回ることから、その姿はまるで初雪のように見えて幻想的でもあります。

雪を思わせる白い分泌物の正体は、蝋(ロウ)で、つまりは油です。 さらに、アブラムシは飛ぶ力が弱く、風になびいて流れることから、余計に雪のように見えてしまうのです。

寿命はたったの一週間で、熱に弱いことから、どこかに付着してしまうと、その熱で死んでしまうのだとか。 そんな儚い一面も、まるで雪のようですね。

雪虫大量発生の原因は温暖化?

それでは、2019年にアブラムシである雪虫が大量発生してしまった原因は何だったのでしょうか。

それは地球温暖化が原因の一つだと考えられます。 雪虫は8月から9月の間に卵を産みますが、2019年の猛暑によって繁殖力が高まってしまったのです。 2019年の10月は台風の関係で雨が多い月でもありました。 そのため、雨が止んだタイミングで、急に発生してしまった、とも考えられるようです。

また、雪虫が口の中に入ってしまうと、アレルギー反応によって、ぜんそくを起こしてしまう恐れがあります。 雪虫による被害に遭わないためにも、少なくとも発生から一週間は対策が必要です。

例えば、木のそばには近寄らない、マスクをしっかり装着するなどが挙げられるでしょう。 他にも、服に付着することを防ぐためにも、外出の際はカッパやレインコートを着ると良いかもしれません。

環境問題は生態系が狂う?

雪虫の大量発生は、地球温暖化によって繁殖が進んでしまったことが原因だと考えられます。 その地球温暖化の原因は、人間の活動によって発生した温室効果ガスによるものだと言われています。

つまり、雪虫の大量発生は人間によって、生態系が乱されてしまったために起こったとも言えるでしょう。 生態系はとても繊細で、人間のちょっとした行動でも、意外に大きな変化が発生してしまい、最終的には人間自身が痛い目にあうこともあります。 人間の生活に不自由が出てしまうことを防ぐため、動植物の命を奪わないためにも、可能な限り生態系のバランスを乱さないよう、気を付けて生活しましょう。

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