温暖化で飛行機が飛べなくなる?観光業と温暖化の密接な関係とは

温暖化で飛行機が飛べなくなる?観光業と温暖化の密接な関係とは

趣味が「旅行」という人は少なくないでしょう。
最近では飛行機による空の旅で、海外への観光旅行も手軽になりました。
しかし、地球温暖化が進んでしまったら、気軽に観光ができなくなるかもしれません。
なぜなら、観光と温暖化は密接な関係にあるからです。
観光と温暖化の関係性をご紹介します。

温暖化で空の旅が困難に!

コロンビア大学やNASAの研究によると、温暖化によって飛行機の離発着が困難になるかもしれないそうです。
その研究では、今後10年のうちに温室効果ガスの排出量を抑制しなければ、暑い日には燃料や乗客などを最大で4%削減しなければ、離陸ができないかもしれないと考えられています。

現在運行されている旅客機は、座席数が160席程度であるため、4%削減となると12人程度の乗客を減らす必要があるでしょう。
なぜ暑い日は離陸できないかと言うと、気温が上がって密度が低くなることで、翼が生み出す揚力が小さくなってしまうことが原因です。

実際にアメリカのアリゾナ州では、気温が49℃を記録したことで離着陸が見合わせることがありました。
このまま温暖化が進んでしまえば、飛行機を使ってスムーズに目的地へと到着することは難しくなるでしょう。

また、二酸化炭素が増えた影響で、乱気流の発生が増加すると科学者たちが発言しています。
これも実際に、乱気流に巻き込まれた飛行機が急降下し、乗客らは天井に激しく打ち付けられ、着陸後に病院へ搬送されたこともありました。
温暖化によって、飛行機による移動が困難になり、さらにリスクが高まるようです。

温暖化で失われる観光地

地球温暖化が観光に与える影響はそれだけではありません。
温暖化によって観光地そのものが失われてしまう恐れもあるのです。
温暖化による海面上昇によって、消えてしまう観光地。
砂漠化と干ばつにより観光資源を失う地域。
他にも温暖化による雪不足でウィンタースポーツ関連の観光地も厳しくなることが考えられています。

また、エコトピアでも以下のような観光地が温暖化によって失われる恐れがあると紹介しました。

人の楽しみや癒しとなる観光地ですが、このように温暖化で徐々に失われつつあるのです。

観光が温暖化を促進している?

このように、温暖化が観光を奪いつつありますが、実は観光業が温暖化を促進している一面があるのです。
オーストラリアのシドニー大学の発表によると、世界の観光事業によって排出される二酸化炭素は44憶トンにのぼるそうです。
この数字は地球全体の排出量の8%に及ぶそうです。
交通手段やインフラ、飲食業界の輸送手段などを考えると、観光業はそれだけの二酸化炭素を排出しているのです。

この結果は、観光業界に限らず、人間の経済がどれだけ二酸化炭を排出しているのか、ということにもつながります。
人が移動することも、食べることも、生活するだけで、二酸化炭素が排出されているのです。
これをどれだけ抑えられるのか、人類にとって大きな課題だと言えます。

旅行がなくなる日がくる…?

もし、観光業によって排出される二酸化炭素の量があまりに多い場合、大きな規制がかかる、ということもあるかもしません。
飛行機が使えなくなる、観光地が閉鎖になる、観光地そのものが消滅してしまう。
そんなこともあるかもしれないのです。
地球には美しいものや、美味しいもの、楽しいことがたくさんあります。
それを体験できる観光がなくなってしまったら、とても悲しいことです。
そんな事態になってしまわないよう、私たちはできることから、環境への負担を減らすことを意識してみましょう。

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