ワタボウシタマリンとは?希少サルを紹介【絶滅動物シリーズ】

ワタボウシタマリンとは?希少サルを紹介【絶滅動物シリーズ】

絶滅の危機に瀕している動物は数多く存在します。 ワタボウシタマリンと呼ばれる猿も、絶滅が危ぶまれています。 そのワタボウシタマリンに悲しい事件が起こります。

ワタボウシタマリンに何があったのでしょうか。 そして、ワタボウシタマリンはなぜ絶滅が危惧されているのでしょうか。

ワタボウシタマリンとは?希少サルの特徴

ワタボウシタマリンは、オマキザル科タマリン属の猿で、別名をワタボウシパンシェと言います。 体長は20cmから30cmほどの小型の猿ですが、誰でも目を止めてしまうような特徴があります。 それが綿帽子のような白い毛が頭頂部から首筋から背中にかけて伸びていることです。 その姿は名前に「ワタボウシ」と付くのも納得な姿だと言えるでしょう。

ワタボウシタマリンは、昼行性で家族を中心とした群れで行動します。 また、野生のワタボウシタマリンは、熱帯雨林に生息し、食事は昆虫や樹脂、花や果実など雑食の傾向にあります。 俊敏さもワタボウシタマリンの特徴で、小さな体が木の枝から枝へと動き回る姿は、とても愛らしく見えるでしょう。

ワタボウシタマリンが動物園の火災で被害に

そんなワタボウシタマリンに、悲しい事件が起こってしまいました。 栃木県の動物園として有名な「那須どうぶつ王国」で、2019年の2月に火災が起こります。

火災の原因は展示室の壁に設置されていたエアコンでした。 早朝、エアコンが焼け焦げて、一匹の猿が死んでいるところを見回りの飼育員が発見することになります。 その発見された猿が、ワタボウシタマリンでした。

恐らくは事故による火災だと思われますが、痛ましい事件であり、絶滅危惧種であるワタボウシタマリンが失われてしまったのは、何とも残念なことでしょう。

参照:産経ニュース 希少サル死ぬ 展示室内で火災か 栃木・那須どうぶつ王国

ワタボウシタマリンの減少理由は乱獲と生息地破壊

そもそも、ワタボウシタマリンは何が起こって生息数が減少してしまったのでしょうか。 それは、人間の開発によって生息地が破壊されたことにあります。

また、過去にはペットや実験用として、乱獲の被害にあっていたのです。 そのため、ワタボウシタマリンの野生の生息数は1000匹以下と考えられています。

世界の霊長類が絶滅の危機にあると話題になっていますが、このワタボウシタマリンも「世界で最も絶滅の危機に瀕している霊長類25種」の1種として数えられています。

ワタボウシタマリンが見られる日本の動物園

希少動物であるワタボウシタマリンですが、日本の動物園でも飼育されているので、会いに行くことは可能です。 関東であれば、上野動物公園、江戸川区自然動物園、千葉市動物公園、夢見ヶ崎動物公園などで飼育されています。 他にも、愛知県の東山動植物園、和歌山県のアドベンチャーワールド、兵庫県の神戸どうぶつ王国など。 日本では多くの動物園でワタボウシタマリンと会えるようです。

希少動物なので、ぜひ一度はワタボウシタマリンを見ておきたいところですよね。 もちろん、ワタボウシタマリン以外の動物も尊い命を宿した生き物です。 接する機会があるときは、彼らの生活を脅かさないよう、注意しましょう。

ワタボウシタマリンのような希少動物が増えている?

人間は多くの動物を絶滅させています。 ワタボウシタマリンも人間の手によって、その数が減少してしまった1種だと言えるでしょう。 そんな人間は、これ以上種を減らすことがないよう、責任があると言えるでしょう。

私たちの生活は環境を歪めてしまう力があります。 しかし、今からすべての人間が生活を大きく変えるのは難しいことです。 せめて、さらなる環境破壊を生まないよう、自然に配慮した生活が必要です。 動物や他の生命に悪影響を与えないためにも、責任を持った行動が必要だと言えるでしょう。 また、ワタボウシタマリンが火災の被害にあってしまったのは、不幸な事故ではありましたが、もし動物と一緒に暮らしているのであれば、その命に対して最後まで責任を持つことを忘れないでくださいね。

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