進む砂漠化の恐怖!その原因と影響とは?

進む砂漠化の恐怖!その原因と影響とは?

日本ではあまり見られない砂漠ですが、世界的に見ると砂漠化が進んでいる地域は少なくありません。
砂漠は水分が極端に少なく、植物もほとんど生息していないため、人間にとっても移住が困難な地域です。
砂漠化が進行してしまえば、人間が住む場所は減っていくことを意味するでしょう。
この砂漠化は自然現象によるものもありますが、そのほとんどは人間の活動による環境問題です。
いったい何が原因で砂漠化が進行しているのでしょうか。

世界の砂漠

世界の各地に砂漠は存在します。
有名な砂漠をいくつかご紹介します。

サハラ砂漠

アフリカ大陸の北部にある世界最大の砂漠として有名なサハラ砂漠。
その面積はアメリカの面積とほぼ同じになります。
現在も砂漠化が進行し、根本的な解決が非常に難しいと言われています。

アラビア砂漠

アラビア半島のほとんどを覆う巨大な砂漠。
生物多様性が少ないことが有名で、ガゼルやスナネコなど一部の生物のみがたくましく生息しています。
石油が埋蔵されている地域としても有名です。

ゴビ砂漠

中国の内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる砂漠。
中国は砂漠化が大きな問題となっていて、他にも多くの砂漠地域が存在します。
また、ゴビ砂漠は恐竜化石が発掘されことでも有名です。

砂漠化の進行

地球の陸地の面積は149億ヘクタールと言われています。
そのうち、約4分の1となる36億ヘクタールが砂漠化の影響を受けています。
また、世界の人口である約60億人のうち、約6分の1となる10億人が砂漠化の影響を受けています。
それでも、砂漠化は進行が続くため、さらに多くの地域で、さらに多くの人間が砂漠化に悩まされることになります。
砂漠化の原因と、進行する理由とは、何があるのでしょうか。

砂漠化の原因

砂漠化の原因は自然的要因と人為的要因に別けられます。

自然的要因

自然的な要因には、いつくかのものがありますが、干ばつによる影響が大きいと言えます。
干ばつにより作物は不作となり、その影響で家畜も餓死してしまいます。
これにより土壌が劣化し、植物も育たないため雨が降ることで土壌侵食が起こってしまいます。
他にも、乾燥してしまうことで、風に運ばれた土粒子が岩石や地表を削る風食が起こります。
風食は土砂が移動するため、植物の根が露出してしまい、植物が育たなくなるのです。
このような自然要因によって砂漠化が進行するケースがあります。

人為的要因

人為的要因としては、過放牧や過剰な耕作、薪炭材の搾取が原因として挙げられます。

まず過放牧は、人口が増加したため多くのヤギやヒツジなどの家畜が飼われるようになりました。
家畜は植物を食べて育ちますが、数が増えるとその地域の植物を食い尽くしてしまうのです。
禁牧と言って、家畜が食べ過ぎることを禁止する対策がありますが、家畜の餌が足りずに人目に付かない夜間などに放牧をしてしまうことがあるようです。

次に過剰な耕作については、乾燥地で行われる乾燥農法が関係しています。
この乾燥農法は土壌に負担をかけないように、長い時間をかけて育てたり、休耕期間を設けたりしていたのですが、人口増加に伴い短い期間で乾燥農法を行ってしまいました。
そのため、土壌が劣化し、砂漠化進行の原因となりました。

砂漠化の影響

砂漠化してしまうと、どのような影響があるのでしょうか。

まずは気候に影響があります。
地表にはアルベドと言われる地面の反射率が存在していますが、草木がなくなるとこれに変化があります。
アルベドに変化があると今までとは違った上昇気流や下降気流が起きることで、風速や湿度、気温などの変化から気候変動が起こります。
砂漠化した範囲がさらに広がることで、地球規模による気候変動も考えられます。

次に、自然環境や社会的な影響が考えられます。
砂漠は土壌の生産性は下がり、植物も動物も育ちません。
人間への健康的な影響もあるため、とても居住できる土地とは言い難くなります。
砂漠化が広がり、このような状況も広がってしまうと、砂漠のないところへ人口が集中することが考えられます。
これは貧困や飢餓、難民化などの問題につながるでしょう。
それだけではなく、これらの問題は内戦や紛争に発展する恐れもあるのです。

このように砂漠化は多くの問題を引き起こします。
砂漠化がさらに進んでしまえば、砂漠が少ない日本にとっても大きな問題となることも考えられるかもしれません。

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