アタカマ砂漠とは?世界一乾燥した砂漠で幻想的なお花畑が咲く原因

アタカマ砂漠とは?世界一乾燥した砂漠で幻想的なお花畑が咲く原因

砂漠と言えば、水も緑もない、砂ばかりの光景を想像する人がほとんどではないでしょうか。
砂漠に美しい花畑が広がっているとしたら、それは夢か幻のように思えてしまうかもしれません。
しかし、そんな夢か幻のような景色がこの地球には存在しているそうです。
花畑が咲く砂漠、アタカマ砂漠をご紹介します。

アタカマ砂漠とは

アタカマ砂漠は、南米チリのアンデス山脈と太平洋の間に広がる砂漠です。
平均標高が2000メートルに達し、世界で最も降水量が少なく過酷な地域であることから、アタカマ砂漠へ続く道は「死への道」と呼ばれ恐れられています。

アタカマ砂漠は、東はアンデス山脈、西は海岸の山地に挟まれていることから、湿った空気がなく、大変乾燥した砂漠です。
地域によっては、40年間も雨が降らなかった場所もあるそうです。

岩塩や石灰の堆積層で覆われている場所が多く、銀や銅、ニッケルなどの鉱物資源が多く取れることも、アタカマ砂漠の特徴です。
天然の硝酸ナトリウムの産出については、世界最大を誇ります。

また、アタカマ砂漠には地上絵が存在してることも有名です。
同じ地上絵として有名なナスカの地上絵とは違い、斜面に描かれていることが特徴です。

砂漠に咲く花畑

アタカマ砂漠は大変乾燥した地域ですが、花畑が広がる時期があります。
少し信じられない話ですが、2017年の7月にもその光景は確認されました。
色とりどりの美しい花が砂漠を埋め尽くす姿は圧巻と言えるでしょう。
その絶景を一目見ようと、アタカマ砂漠に多くの観光客が訪れることになりました。

この砂漠に花畑が広がる現象は、十数年に一度に起こる奇跡的な光景だと言われています。
毎年見られる現象ではないため、一度は見たい、と考える人は少なくないでしょう。
それにしても「死への道」とまで言われる過酷な砂漠に、なぜ花畑が広がるのでしょうか。

なぜ砂漠に花畑が咲くのか

この奇跡の現象は「フラワーリング・デザート(Flowering Desert)」と言われています。
この現象の原因は、異常気象による大雨が引き起こします。
大量の大雨が砂漠に降り注ぐと、その数か月後にたくさんの花が一気に芽吹き、咲き誇ります。
アタカマ砂漠で咲く花は、200種類と言われていて、荒涼とした砂漠の地にも、力強い自然が眠っていることを知らしめます。

なぜ、乾燥した地域に大雨が降るのかと言うと、海面水温が高くなるエルニーニョ現象が関係しています。
エルニーニョ現象によって温度が上昇した海水は、アタカマ砂漠の太平洋側に濃霧を発生させ、それが砂漠に雨を降らせるのです。
十分に雨が降ると、水分を得た花々が一斉に芽を出し、2週間ほどで花を咲かせます。

また、以前は十数年に一度と言われている現象でしたが、気候変動が激しくなった近年は、花を咲かせる頻度が上がったとも言われています。
気候変動、と聞くと環境問題によって何か大変な事態が起こってしまったイメージですが、このような美しい奇跡を見せる場合もあるようです。

自然が見せる奇跡の光景

アタカマ砂漠に咲く花がそうであるように、世界には自然が見せる数々の絶景が存在します。
また、砂漠のように荒れた地にも、自然の芽は根強く存在しています。
このような自然な美しさを失わないためにも、私たちは環境問題が悪化しないよう、心がける必要があります。
ぜひ、できることからエコやリサイクルを心がけることを試してみてください。

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