マーシャル諸島が温暖化の影響で沈没?対策は人工島に移住か

マーシャル諸島が温暖化の影響で沈没?対策は人工島に移住か

地球温暖化によって、様々なものが地球から失われる恐れがあります。 太平洋上に浮かぶ島国、マーシャル諸島もその一つです。

美しい海と歴史的な意味を持つマーシャル諸島は、どのような国で、何が失われてしまう恐れがあるのでしょうか。 マーシャル諸島の問題について、ご紹介します。

マーシャル諸島が温暖化の影響で沈没か?

美しい自然だけでなく、歴史にも触れられるマーシャル諸島ですが、このままでは海の中に沈んでしまう恐れがあります。 マーシャル諸島の島々は海抜2メートル未満のものが多く、地球温暖化による海面上昇によって沈没してしまうことが懸念されています。

その状況に対し、マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ(Hilda Heine)大統領は、陸地のかさ上げ計画を策定すると発言しました。 この計画は難題であると予測されていますが、大統領としては「やらなくてはならない」と主張しています。

他にも、マーシャル諸島の政府は「シティー・オブ・ホープ」と言われる計画も視野に入れています。 これは13万人が住める人工島を作る計画で、2023年に完成を予定しているそうです。

温暖化で沈む前に行きたい!マーシャル諸島とは?

ちなみに、マーシャル諸島とはどのような国なのでしょうか。

マーシャル諸島とは、太平洋に浮かぶ島国で、正式な日本語表記はマーシャル諸島共和国。 マーシャル諸島は、複数の島と環礁によって構成され、周りは美しい海に囲まれています。 空から見ると島が楕円形に並んでいることから「太平洋の真珠の首飾り」と呼ばれるほど、マーシャル諸島は美しい場所です。 観光地としても知られ、その美しい海は、ダイバーであれば一度は潜ってみたいと思うのではないでしょうか。

マーシャル諸島について、特筆すべき点がもう一つあります。 1500年代にスペインに発見され、その後ドイツや日本によって占領されたマーシャル諸島ですが、1944年にアメリカ軍が占領します。 その後、1954年にはマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験が行われたことが有名です。 そのため、マーシャル諸島は美しい自然に囲まれているだけでなく、歴史的な価値もある場所なのです。

温暖化で失われるかも?マーシャル諸島の見所

それでは、マーシャル諸島はどのような見所があるのでしょうか。

ビケンドリック島

ビケンドリック島は、あるドイツ人夫妻が経営するプライベートリゾートです。 ゲストは1日に1組のみで、島を一つ貸し切りで存分に楽しむことができます。 海で泳ぐも良し、のんびりと過ごすも良し、と自由な時間を過ごせるのが魅力的です。

エネコ島

真っ白なビーチが広がるエネコ島。 海で遊ぶのはもちろん、大自然も堪能できるため、まるで無人島にやってきたような体験ができます。

ローラビーチ

ローラビーチ

マジュロ島の最南端にあるローラビーチ。
ローラビーチは浅瀬のビーチのため、シュノーケリングの初心者でも安心ができます。 シュノーケリングに慣れていない人は、ここで練習すると良いかもしれません。

マジュロ環礁

マーシャル諸島のダイビングスポットの中でも、最もポピュラーなのがマジュロ環礁。 美しい珊瑚礁が広がる光景は、きっと忘れられないものになるでしょう。 他にも美しい魚たちや、サメ、イルカも見られるかもしれません。

ビキニ環礁

核実験の場となり、世界遺産にも登録されているビキニ環礁。 ビキニ環礁でダイビングをすれば、戦争の爪痕を目にすることになるでしょう。 美しい自然を楽しむだけでなく、歴史を感じられるスポットです。

温暖化で失われるのはマーシャル諸島だけじゃない!

このように、地球温暖化のような大規模な環境問題は私たちから様々なものを奪ってしまいます。 マーシャル諸島の美しい自然や、歴史だけではなく、その場に住む人々の生活を奪ってしまうかもしれません。

しかし、環境問題は理不尽な自然現象ではなく、人間の行動の結果です。 私たちの行動によっては、さらに酷い事態が起こり得るかもしれません。 そのようなことがないように、私たちは環境に配慮した生活を心がけるようにしましょう。

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