地球に似ている星が宇宙のどこかに!ハビタブルゾーンとは?

地球に似ている星が宇宙のどこかに!ハビタブルゾーンとは?

地球は生命に溢れた、奇跡の星だと言われています。そのため、太陽系の中に同じ環境の星は、一つとしてありません。 しかし、広い宇宙の中には、地球と似た環境の星が存在し、そういった星が存在可能である領域をハビタブルゾーンと言います。

また、2020年4月、新たにハビタブルゾーンに存在する惑星が発見されました。 ハビタブルゾーンとは、どのような環境なのでしょうか。新しく発見されたハビタブルゾーンに存在する星と共にご紹介いたします。

地球は他にも存在する?ハビタブルゾーンとは

地球のように、生命で溢れる惑星は、奇跡的な条件が揃っていなければなりません。 そんな地球のような惑星が存在できる、奇跡的な領域をハビタブルゾーン(Habitable zone)と言います。日本語では、生命居住可能領域、生存可能圏とも言います。 ハビタブルゾーンにある惑星は、ハビタブル惑星と言い、大気圧や、液体の水の有無、恒星との距離など、いくつもの条件を絶妙に満たしています。

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ハビタブルゾーンが初めて発表されたのは、1953年のことで、それからは多くのハビタブル惑星が確認されています。 中では、一つのハビタブルゾーン内に複数の惑星が公転している場所も。

さらに、ハビタブルゾーンの中にある、地球型の惑星は110億個も存在しているかもしれない、と言われています。 地球外生命体を探す、NASAのケプラー宇宙望遠鏡は、既に恒星を公転する惑星を4,000個以上も発見。 ただ、地球外生命体が見つかりそうだと考えられている惑星は、10数個程度、とのことです。

まるで地球?ケプラー1649cが発見される

地球型の太陽系外惑星を探すため、NASAによって、2009年から2018年の間、宇宙を観測し続けた、ケプラー宇宙望遠鏡。 こちらは既に役目を終え、運用が終了していますが、残された莫大なデータから、地球とよく似た惑星が発見された、と2020年の4月に発表されました。

この惑星は、ケプラー宇宙望遠鏡の莫大なデータの中に埋もれていましたが、新たな技術によって改めて発見されたのです。 さらに、ケプラー1649c(Kepler-1649c)と名付けられた、この惑星は、今まで発見された惑星の中でも、サイズや気温が地球に近いとわかりました。

ケプラー1649cは、サイズが地球の1.06倍で、主星(地球で言うところの太陽)から受ける光の量は地球の75%に達します。 この条件であれば、気候は温暖であり、液体状の水がある可能性も高いと考えられています。 そのため、かなり高い確率で生命が存在するのでは…と思われましたが、ケプラー1649cには、ある欠点が…。

それは、ケプラー1649cの主星が赤色矮星であることです。赤色矮星は、質量が小さく、赤色の暗い光を放つ恒星です。 赤色矮星はフレアの活動が活発である、という特徴があり、ケプラー1649cに大気があっても、フレアの活動で消滅させられてしまう恐れがあります。 その場合は、生命が活動するには難しい…と考えられてしまうのです。

他にもある!ハビタブルゾーンに存在する星

ケプラー1649cのように、ハビタブルゾーンに存在する星は、他にもあります。 ケプラー1649cのような、ハビタブル惑星をいくつかご紹介します。

トラピスト-1d

トラピスト-1d(TRAPPIST-1d)は地球から見ると、みずがめ座の方向に39.4光年離れた位置にある、太陽系外惑星です。 トラピスト-1dは、主星から約333万kmの位置を公転していますが、これは太陽と水星の距離の約18分の1しかありません。

しかし、主星であるトラピスト-1が、非常に小型な恒星であることから、ハビタブルゾーン内に位置し、表面温度は9℃、水や大気がある可能性が指摘されています。

K2-72e

K2-72eもケプラー1649cと同じ、ケプラーによって発見された惑星で、地球からみずがめ座の方向に約227.7光年の位置にあります。 K2-72eは大気の状態がよく、液体の水が存在し、ハビタブルゾーンに位置しています。

この惑星では、潮汐ロックと言われる、惑星の表面の一方だけが恒星の方を向き、もう一方は恒星の方へ向くことがない、という状態です。 この状態は生命の存在にとって厳しい環境になってしまいます。しかし、恒星が当たっていない面に熱を移動させるだけの大気があれば、生命が活動できる可能性はあると考えられています。

TOI-700 d

TOI-700 dは、地球からかじき座の方向へ約100光年離れた位置にある惑星です。 地球の1.2倍の大きさで、ハビタブルゾーンに位置しています。

表面に液体の水が存在し、大気があれば、生命に適した環境だと言えますが、TOI-700 dも潮汐ロックの状態にあると考えられています。 2021年に打ち上げ予定である、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって、TOI-700 dの大気の有無が明らかになることが期待されています。

奇跡的な環境を大事にしよう!

このように、生命が存在する可能性を持つ星は、本当にたくさん存在しています。 しかし、地球のように確実に生命が存在し、文明を築いている星は、今のところ発見されていません。 それだけ地球は奇跡的で尊い存在なのだと言えるでしょう。

だからこそ、私たちは地球の自然を大切にし、いつまでもこの奇跡が残るよう、努めなければなりません。 一人一人にできることは、わずかなことかもしれませんが、小さいことだったとしても、多くの人が意識すれば、大きな影響を与えられます。 ぜひ、簡単なリサイクルやリユースだけでも心がけてみましょう。

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