洗濯機の捨て方は？適切に処分するための5つの方法

ecotopia編集部
2021年5月12日

引っ越しや買い替えによって、洗濯機を手離すとき、どのような手段が適切なのでしょうか。洗濯機は、なかなか捨てる機会のない家電なので、いざというとき迷ってしまうかもしれません。大変な片付け中、途方に暮れてしまうことがないよう、洗濯機の適切な処分方法を確認しておきましょう。

捨て方に注意！洗濯機は家電リサイクル法の対象

洗濯機の捨て方として、適切なのはどんな方法でしょうか。まず粗大ごみや燃えないごみに出す、という方法が頭に浮かぶかもしれませんが、どちらも適切ではありません。なぜなら、洗濯機は家電リサイクル法の対象だからです。

家電リサイクル法とは「特定家庭用機器再商品化法」の略称で、一般家庭や事務所から排出される電化製品から、有用な資源をリサイクルし、廃棄物を減らすための法律です。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機がその対象となり、処分の際は自治体による回収は利用できません。

リサイクル料金

家電リサイクル法の対象となる、洗濯機を処分する際は、リサイクル料金が発生します。洗濯機の処分に必要なリサイクル料金は、メーカーによって異なります。主要なメーカーから出ている洗濯機は2,500円程度です。一般財団法人家電製品協会のホームページで料金を調べられますので、まずは処分する洗濯機がどこのメーカーなのか確認しておきましょう。

参考：一般財団法人家電製品協会再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)

収集運搬料金

洗濯機を処分する際に、収集運搬料金が発生することも注意が必要です。これは主に家電量販店による回収サービスを利用した際に発生し、行政によって金額が定められているわけではありません。

そのため、各社で料金が異なりますが、1,000円程度が一般的です。洗濯機を捨てるときは、リサイクル料金と収集運搬料金を合わせて3,000～4,000円が必要だと覚えておくといいでしょう。

洗濯機を処分する5つの方法

家電リサイクル法の対象である洗濯機は、自治体による回収で処分できません。それでは、どのような方法で洗濯機を処分するべきなのでしょうか。洗濯機を処分する5つの方法をご紹介します。

家電量販店による回収サービス

前述したように、洗濯機は家電量販店の回収サービスによって、処分が可能です。新しい洗濯機に買い替える場合、購入先の家電量販店にリサイクル料金と収集運搬料金を支払えば、回収してもらえます。

しかし、買い替えではなく、ただ洗濯機を処分したい場合もあるでしょう。そんなときは、その洗濯機を購入した家電量販店に回収を依頼することも可能です。もちろん、リサイクル料金と収集運搬料金の支払いが必要となります。

指定取引場所に直接持ち込む

最寄りの指定取引場所に直接持ち込むことで、洗濯機を処分することも可能です。自身で洗濯機を運ぶことになるため、収集運搬料金を支払う必要はありません。

ただし、事前に郵便局でリサイクル券を購入して、リサイクル料金を支払う必要があります。運搬手段と時間に余裕があれば、検討したい方法だと言えるでしょう。

リサイクルショップによる買取

状態が悪くなければ、洗濯機をリサイクルショップに買取してもらうことも、無駄のない処分方法だと言えます。ただ、自身で持ち込む必要があるため、多少の手間は覚悟する必要があります。しかし、お得な処分方法と言えますので、購入してから5年以内の洗濯機であれば、ぜひリサイクルショップに問い合わせてみて、買取が可能か確認してみましょう。

また、リサイクルショップに買取してもらう場合は、処分ではないことから、リサイクル料金は発生しません。