レジ袋の有料化は効果的か?メリットや義務化の原因・背景とは

レジ袋の有料化は効果的か?メリットや義務化の原因・背景とは

10月、環境省はレジ袋の有料化を義務付けると発表しました。
使い捨てであるレジ袋は、確かに環境に悪い印象があります。
資源を無駄にしないことで、環境へ配慮していることは想像できますが、なぜこのタイミングで義務化される必要があったのでしょうか。
また、レジ袋を有料化したことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
レジ袋の有料化による効果やメリット、そしてその背景や原因をご紹介します。

いつからレジ袋が有料になるのか

環境省はスーパーやコンビニなどの小売業者を対象に、レジ袋の有料化を義務化することを発表しました。
レジ袋が有料する、と聞いて、やはり気になるのは「いつから」なのか、ということではないでしょうか。
実は、環境省が「2020年度以降の義務化を目指す」と発表しているだけで、実は具体的には決まっていない様子です。
ちなみに、一部のスーパーがレジ袋の有料化を開始したのは、2007年のことでした。
これは、2006年に容器包装リサイクル法が改正されたことで、容器包装を使う事業者にレジ袋の排出抑制が促されたことが発端でした。
このときから、一部のスーパーではレジ袋を1円から3円、高くて5円ほどに有料化しました。
そのため、これから義務化が開始された場合も、コンビニなどでレジ袋を使用する場合、1円から3円の料金が発生する、と考えられます。

レジ袋を有料化にするメリット

レジ袋を有料化することで、無駄にゴミが排出されるであろう、ということは想像ができます。
しかし、具体的には、どのようなメリットが考えられるのでしょうか。
以下が考えられるレジ袋有料化のメリットです。

  • レジ袋を焼却処理する際のCO2の削減
  • 化石燃料の消費量を削減
  • 一般消費者のエコに関する意識の向上
  • 廃棄物による環境汚染の抑制

レジ袋はプラスチックです。
プラスチックの処分は焼却処分がほとんどであるため、CO2の排出が必須となります。
レジ袋を有料化することで、CO2の排出削減が見込めるでしょう。
また、プラスチックは石油から作られています。
石油は限りある資源の一つであるため、レジ袋を有料化することで、石油の消費を抑えることも期待できます。
このように、レジ袋有料化は環境への配慮が見られます。

レジ袋有料化によるデメリット

しかしながら、レジ袋を有料化することで生まれるデメリットも、いくつか想定されます。

  • マイバッグ・レジ袋を購入による消費者への負担
  • 販売員の作業効率の低下
  • 環境保全に対する効果が低い恐れがある
  • 万引きの増加とその対策

買い物をするには、何かしらの袋が必要です。
そのため、消費者はマイバッグを買うか、レジ袋を買う必要があるため、金銭的な負担につながるでしょう。
また、スーパーやコンビニではレジが混み合うことも少なくありません。
レジ袋が有料化することで、レジ袋の有無の確認や、料金の説明をすることで、販売効率が低下し、販売員への負担も考えられます。
他にも、環境保全にそれほどの効果がないのではないか、という懸念もあるようです。

レジ袋有料化の原因と背景

レジ袋を有料化することで、環境への配慮ができるのならば、なぜこのタイミングなのでしょうか。
最近では、飲食店が一斉にプラスチックストローから紙ストローを導入したことも記憶に新しいと思いますが、この問題と同じくプラスチックのゴミが大きく関わっていると言えるでしょう。
その一つとして、2018年に主要国首脳会議(G7)で、海洋プラスチック憲章が採択されたことも原因の一つと言えます。
これは、プラスチックゴミの削減に関する目標を定めたものですが、日本はアメリカと共に合意文章に署名をすることはありませんでした。
そのため、日本は独自にプラスチックゴミの対策を行う必要がありました。
このレジ袋の有料化についても、その対策の一つであると考えられます。

今、世界中でプラスチックのゴミ問題が取り沙汰されています。
海はプラスチックのゴミで汚れ、海に住む動物はプラスチックを誤飲して死んでしまうこともあります。
プラスチックのゴミを減らす対策は世界中で考えられていることなのです。

レジ袋有料化による効果は

レジ袋を有料化にすることで効果はあるのでしょうか。
イギリスはレジ袋の有料化を3年前に導入しています。
その結果、レジ袋の数が86%削減することに成功したと発表されています。
これは、レジ袋削減に対して大きな成果を上げたと考えられるでしょう。
それにより、CO2の削減や海洋汚染の問題が解決に効果的であるかどうかは、これから期待できることなのかもしれません。

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