サンマの不漁が続き失われる?原因は温暖化と乱獲か

サンマの不漁が続き失われる?原因は温暖化と乱獲か

秋の味覚と言えば、多くの人がサンマのことを思い浮かべるのではないでしょうか。 しかし、ここ数年、サンマがまったく獲れない、と問題視されているそうです。

日本人に長く愛されている、秋の味覚、サンマに何があったのでしょうか。 サンマの漁獲量の減少について、ご紹介します。

サンマが不漁!日本海から姿が消える?

サンマと言えば、秋の食卓にはお決まりと言っても良い食材です。 しかし、サンマの漁獲量が近年、減少していると問題になっています。

農林水産省の資料「海面漁業主要魚種別の漁獲量の推移」でも、ここ数年のサンマ漁獲量の減少が確認できます。 2014年時には22.9万トンだったところ、2015年は11.6万トン、2016年は11.4万トン、2017年に至っては8.4万トンと推移しているのです。

参考:農林水産省 平成30年漁業・養殖業生産統計

2019年に入っても、サンマの漁獲量の問題は解消されておらず、日本の漁港では異例の事態に対し、嘆きの声が上がっています。 日本の食卓にとって、魚は親しまれたものであり、特にサンマは代表的な食材と言えるでしょう。 そんなサンマが、なぜ日本の海から姿を消しつつあるのでしょうか。

サンマ不漁の原因は温暖化か

サンマ不漁の原因は?

サンマが漁獲量が減少している理由は、水温の上昇による、サンマの回遊ルートの変化が考えられています。

サンマは8月以降、北海道の東側から三陸へと南下しますが、地球温暖化のためか、そのエリアの暖水塊が広まりつつあります。 すると、冷たい水温を好むサンマは、暖かい水を避けて、日本の排他的経済水域内から遠ざかってしまうのです。

また、他国の漁獲量が増加したことも、日本でサンマが獲れなくなってしまった原因だと言えます。 日本ではサンマを獲る際、排他的経済水域内の近海で行い、日帰りが基本です。 しかし、中国や台湾は日本の排他的経済水域内よりも、さらに沖にある公海まで大型船で向かい、漁業を行っています。 そうなると、日本の海水も季節が冬に近づいて冷たくなれば、サンマたちがやってくる可能性がありますが、他国に先取りされてしまう形になるのです。

さらに、サンマの乱獲により、その個体数も減っていることも考えられています。 このままでは、いつかサンマが食べられなくなってしまうのではないでしょうか…。

不漁が続けばサンマが食べれなくなる!対策案は?

温暖化でサンマが食べれなくなる?

サンマが獲れない事態に対し、日本も今後は大型船を使って公海で漁業を行うかもしれません。 そうなれば、サンマ確保のために、他国と競い合うことになり、さらに乱獲が進んでしまうことも考えられます。

この事態を避けるために、2015年の時点で、既に話し合いが行われています。 日本、中国、韓国、台湾、ロシア、カナダが参加する北太平洋漁業委員会(NPFC)の初会合が、日本主導で開かれたのです。 ここでは、資源量を維持するための漁獲量の調査や、新たな資源管理ルールを作るまで許可漁船を増やさない、といった話し合いがありました。

つまり、サンマを含む魚が乱獲によって姿を消してしまうことがないよう、ルールが作られているのです。 2019年にもNPFCの第5回年次会合が行われ、サンマの資源管理措置に関する、数量管理の提案があり、議論が行われたようです。

参考:水産庁 「北太平洋漁業委員会(NPFC)第5回年次会合」の結果について

このような取り組みが功を奏し、いつまでもサンマが存在する海が続くだろうと祈るばかりですね。

サンマの不漁だけじゃない!温暖化による変化

今、地球環境の変化によって、様々な資源が失われてしまうことが懸念されています。 サンマだけではなく、多くの食材が食べられなくなる恐れがあるのです。

しかし、人口増加により、多くの食物が必要となり、その資源を確保しなければならない状況でもあるのです。 人類が今の環境を改善し、持続するためには、SDGsや3Rの徹底が必要でしょう。 ぜひ、取り組めるものがあれば、チャレンジしてみてくださいね。

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