【UMAまとめ15選】ツチノコやビッグフットなど未確認生物一覧
人間の科学は日々進歩していますが、この世界には、まだまだ不思議なもので溢れています。 そんな世界の不思議の一つである、未確認動物「UMA」をご存知でしょうか。
UMAの存在は、大昔から語られていますが、未だにその正体が不明とされているものがほとんどです。 正体不明のUMA10選をご紹介します。
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目次
未確認動物「UMA」とは?
2020年4月、アメリカの防総省が機密情報だった「未確認の飛行現象」の映像を公開しました。 これには、多くの人が「アメリカがUFOの存在を認めた」と騒然としました。
そんな世界の代表的な謎、とも言えるUFOと並ぶ、不思議な存在…それが未確認動物「UMA(ウーマ)」です。 UMAとは、伝承や目撃談、噂などで、実在されていることが囁かれているにも関わらず、生物学的に確認されていない未知の動物のことを言います。
代表的なものと言えば、1930年代から1975年にかけて、スコットランドのネス湖に現れた怪獣、ネッシーではないでしょうか。 他にも、ヒマラヤ山脈に住むと言われる、巨大な猿のような生き物、イエティも知られています。 これらのUMAは多くの人に、夢とロマンを与え、探査隊や研究が行われます。
有名どころからマイナーまで!UMA15選をご紹介
UMAは未確認動物ですが、世界の各地で様々なものが目撃されています。 それでは、どんなUMAが存在するのでしょうか。
世界的に有名なUMAから、日本で特に知られるUMA、マイナーであまりに信じられないようなUMAまで、厳選したUMA10選をご紹介します。
ネッシー
ネッシーはスコットランドのネス湖で目撃された未確認生物で、UMA好きなら誰でも知っているような大物と言えるでしょう。 写真や映像から10~15メートル以上の大きさがあると考えられ、恐竜時代に栄えた首長流のプレシオサウルスによく似ていて、ネス湖から首を出した姿が有名です。
20世紀最大級のミステリーと言われるネッシーですが、最古の記録はなんと690年頃。 聖コロンバ伝という伝記の中に、ネス川で目撃された怪物について記述されています。
目撃例が増えたのは、1933年以降で、湖畔でホテルを経営するマッケイ夫妻による目撃談が新聞報道され、話題になりました。 ちなみに、これは映画「キングコング」がスコットランドで公開されたわずか4日後のことです。
しかし、11月にヒュー・グレイがネッシーらしきものの撮影に成功。 さらには、1934年4月にロバート・ケネス・ウィルソンによる写真、いわゆる「外科医の写真」がデイリー・メール紙(イギリスでもっとも古いタブロイド紙)に掲載され、大きな反響がありました。
この「外科医の写真」は後にトリックだったと判明しますが、1951年のラクラン・スチュアートによる写真、1955年のP・A・マクナブによる湖岸のアーカート城跡と一緒に映った写真など、多くの目撃例があり、2005年3月もネス湖の湖畔でシカの死体とともに長さ10センチメートルほどの牙状のものが見つかっていることから、これをネッシーの牙としてその存在を信じる人々もいます。
イエティ
イエティも有名なUMAの一種です。 ヒマラヤ山脈に住むと言われるUMAで、全身は毛に覆われ、直立歩行が可能。日本では雪男という名前が有名です。
もともと、現地では伝承として存在が伝えられていましたが、1887年にイギリスのウォーデル大佐が足跡を発見したことで、世界的に知られるようになりました。 1921年9月もハワード・バリー大佐とその登山隊が、エベレストの標高7,700メートル地点で大きな足跡を発見。 1951年11月も登山家のエリック・シプトンらが人間のものによく似た足跡を発見し、それを撮影した写真が多くの人の注目を集めます。
さらに、1958年にノーマン・ディーレンファース率いるイエティ探検隊の参加者が、人間を小型化したような黒毛で覆われた動物が、川岸の意志の上でカエルを食べているところを目撃。現在も目撃が報告されています。
その正体はヒグマやゴリラではないか、という説が有力ですが、決定的なことは分かっていません。
ビッグフット
ネッシーやイエティと並ぶ、キングオブUMAとも言える、有名なUMAがビッグフットです。
ビッグフットはアメリカで目撃される、身長が2~3メートルの、巨大猿人のようなUMAです。 1924年、ワシントン州の石炭坑夫たちが、ビッグフットの襲撃に合った。 1940年、ネバダ州の牧場がビッグフットに襲撃された。 1958年、カリフォルニア州でトラックの運転手が、ビックフッドのものと思われる、大きな足跡を見つけた。 このような目撃例がありましたが、1960年代には目撃情報が急増します。
さらに、1967年には元カウボーイのロジャー・パターソンと友人のロバート・ギムリンによって、ビックフッドの姿が、8mmフィルムで撮影され、大きな話題を呼びました。 これは「パターソン・ギムリン・フィルム」と言われ、非常に有名な映像となっています。
ツチノコ
日本のUMA代表とも言える存在が、ツチノコです。
ツチノコはヘビに似ているものの、胴が非常に太いという特徴があります。 ツチノコは、縄文時代の土器にそれらしきものが描かれている、古事記や日本書紀にも存在が描かれている、など古くから日本の地でその存在が囁かれていました。
全国的に知れ渡り、大きな話題になったのは、1970年代のことです。 小説や漫画の影響でツチノコブームとなり、ツチノコを生け捕りにした人には、賞金を出すという地区もあったほど、多くの人がツチノコに夢を抱きました。
ヒバゴン
ツチノコと並ぶ日本のUMAと言えば、このヒバゴンです。 類人猿型の姿で、体中は黒か濃い茶色の毛で覆われ、背丈1.5~1.65メートルと割と小柄。 二足歩行の可能性があり、鳴き声はイルカのようだったとか。
ヒバゴンの目撃は1970年7月20日、広島柚木地区の中国電力六ノ原ダム付近をトラックで走行中の男性が、道路を横切る怪物を目撃したことに始まります。 続いて、3日後の7月23日に同地区の男性が自宅で草刈り中に、草むらから上半身だけを出して突っ立った、全身を黒い毛で覆われた人間に似た怪物を遭遇。
さらに、1週間後の7月30日、当時47歳の男性が水田のあぜ道を歩いてくる知り合いに声をかけたつもりが、ゴリラそっくりの怪物だったいう報告があり、その後も目撃例が続きます。 当時は「広島県民の森」の工事が進められていたことから「比婆山の神の祟りじゃ」と恐れる住民もいました。
そして、8月26日付の中国新聞に「比婆山山ろくで類人猿騒ぎ」という見出しでヒバゴン目撃が奉持されると、全国から報道陣、研究機関、大学探検部が押し寄せ、行政や地元警察を巻き込んだ大騒ぎに。 旧西城町役場に問い合わせの電話が殺到したことで、同役場に類人猿相談係、通称「ヒバゴン課」が新設されました。
出没から5年も経つと目撃情報が途絶え、1975年3月の旧西城町役場が「ヒバゴン騒動終息宣言」を出しましたが、ヒバゴンは現在も愛されるキャラクターとして、西城町のシンボルとなっています。
西城町観光協会のYoutubeチャンネルでは、ヒバゴンが頻繁に出演しているそれは「ヒバゴン饅頭」や「ヒバゴン味噌」「ヒバゴン丼」など特産品・お菓子だけでなく、さまざまなキャラクターグッズが売られるほどです。
河童
日本の代表的な妖怪としても知られる河童。しかし、目撃談や伝承は多く、未確認生物である可能性があります。 全身が緑で頭にはお皿があり、背中には甲羅、指には水掻きがある、など多くの人が、その姿を思い描けるのではないでしょうか。
河童は古くから語り継がれる存在ですが、昭和以降にも目撃談や足跡、河童のミイラらしきものが発見されるなど、UMAとしても語られるのです。
ミネソタ・アイスマン
ミネソタ・アイスマンは、アメリカのミネソタ州、ベーリング海で氷漬けの死体で発見されたUMAです。 特徴は、腕が長くて逆は短く扁平。額は狭く、平たい鼻孔は上に向き、全身のほとんどが茶色い長毛に覆われているというもの。 推定体長は約1.8メートル、もしくは1.4メートルとされています。
ミネソタ・アイスマンも話題になる前から、謎が多いUMAです、 1960年代後半、フランク・ハンセンという人物が何らかの手段でミネソタ州で氷漬けの死体で発見されたミネソタ・アイスマンを入手。 これを見世物としてアメリカの各地で一般公開したところ、動物学者のアイヴァン・サンダーソンとベルナール・ユーベルマンが興味を持ち、ハンセンに調査を申し出ます。
ミネソタ・アイスマンに触れないことを条件に許しがあり、二人は三日間も調査を行いましたが、その結果は「未知の霊長類の可能性がある」というもの。 しかし、調査の結果、銃弾痕が確認されたことから、ハンセンは猿人射殺の容疑をFBIにかけられます。
ハンセンはミネソタ・アイスマンの模型を製作し、本物は持ち主に返却したと証言。 さらに、ハンセンの事情聴取が行われたものの、ミネソタ・アイスマンは忽然と姿を消し、長い間行方不明になってしまいました。
ミネソタ・アイスマンは消えてしまったと思われましたが……2012年にミネソタ・アイスマンがオークションに出品されます。 なんとミネソタ・アイスマンはスイスのローザンヌ州立博物館に移管されていたことが明らかになったのです。
それを富豪が購入したと言われますが、最終的にテキサス州にある「奇妙な博物館」に展示されることになりました。 ただ、ハンセンの話が本当ならばミネソタ・アイスマンは本物と模型が存在することになります。 見付かったミネソタ・アイスマンがどちらなのか、それは分かっていません。
クラーケン
船を飲み込むほどの、 巨大なタコやイカとして語られるクラーケンは、中世から近世にかけてノルウェー近海やアイスランド沖に出現したと言われています。 ヨーロッパの船乗りの中では、恐れられる対象であり、船出しても帰ってこなかった船は、クラーケンの餌食になったのでは、と信じられていました。
1872年、ポルトガル沖で無人のまま漂流していた、メアリー・セレスト号が発見されたときも、乗員がクラーケンの餌食になった、という説が存在しました。
スカイフィッシュ
スカイフィッシュは、長い棒状の体で、空中を高速で移動するUMAです。
最初に発見されたスカイフィッシュは、1995年のことです。ビデオ編集者である、ホセ・エスカミーラがビデオ映像をコマ送りにしていたところ、映り込んでいたスカイフィッシュを発見しました。
しかし、そのような生き物は捕獲された報告はなく、日本を含めた各地で同じ事例が報告されたことから、UMAとして広く知られることとなりました。
そんなスカイフィッシュですが、近年の検証によって正体はハエなどの昆虫であると判明。 カメラの眼前に昆虫が入り込んだ場合、残像が映り、これが高速で飛び回る棒状の生物に見えるという、モーションブラー現象が正体だと分かったのです。 映像や写真に映るにも関わらず、肉眼で発見する者や捕獲例がなかったのも、このためだったと考えられています。
南極ゴジラ
南極ゴジラは、1958年に日本の南極観測船である、宗谷の船長と乗組員が南極近海で目撃した、巨大なUMAです。
南極ゴジラが目撃された時間は、19時頃でしたが、南極は白夜の季節であることから、視界は良好でした。 そんな中、宗谷の前方に、頭の長さだけでも70から80センチあるだろう大型の生物らしきものが目撃されたのです。
背中には、のこぎりのようなひれがあった、という目撃情報もあり、まるでゴジラのようであることから「南極ゴジラ」と名付けられました。
印旛沼の怪獣
印旛沼の怪獣は、江戸時代に千葉県の印旛沼に出現した、正体不明の存在です。 記録では、体長1丈6尺(約4.8メートル)で、全身が黒く、30センチにおよぶ爪を持っていたとされています。
1843年、印旛沼は水路工事を行っていましたが、濁った水が噴出するという現象が発生していました。 役人らが監視していたところ、突然暴風が起こり、怪獣が出現。 しばらくは大きな岩の上に腰を掛けていましたが、雷のような音を立てると、役人13人以上が即死してしまい、生還した人たちも重病になってしまいました。
その後の行方は不明ですが、幕府の開拓事業に対する批判や皮肉を込め、地元住人による創作ではないかと言われています。
ヒツジ男
ヒツジ男はアメリカで目撃される、UMAの一種です。
ヒツジ男は、ヒツジのような角を生やし、体もヒツジのような毛で覆われていますが、体長は2メートルあり、人のように二足歩行する…という、半獣半人のUMAです。 目撃例がカリフォルニア州に集中していることから、軍の遺伝子実験説や、黒魔術の儀式で羊のマスクを被った人間と見間違えたなどの説もあります。
某有名作家の小説に度々出てくるキャラクターとは、関係がないようです。
ピッグマン
ピッグマンもアメリカで多く目撃例がある、UMAです。 その名前は直訳で「豚男」という意味で、目撃される特徴もそのまま…つまりは豚のような顔をした、半獣半人と言えるものです。
車が少ない道路を走っていると、ピッグマンに追いかけられる…という噂があり、もし本当に遭遇してしまったら、かなり恐ろしい存在ではないでしょうか。 しかも、1990年代には、埼玉県から千葉県にかけてピッグマンの目撃例があったそうです。
チュパカブラ
チュパカブラスは南米で目撃されるUMAで、吸血性があるという特徴があります。 「チュパ」はスペイン語で「吸う」を意味し、「カブラ」は「ヤギ」を意味します。
これは謎の生物によって、家畜のヤギの血が吸われた、という報告が相次いだことから、チュパカブラと命名されたのです。 チリやメキシコ、アルゼンチンなどで目撃されていますが、皮膚病で毛が抜けたコヨーテではないか、という説もあります。
カエル男
アメリカのオハイオ州で目撃されるUMA、カエル男。 1972年3月3日、パトロール中の警官が目撃したカエル男は、カエルのような見た目に、1.2メートルの背丈、二足歩行の化け物だったそうです。
巨大な両生類、新種の生物ではないか、という説もありますが、宇宙人ではないか、とも言われているようです。
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UMAは失われた種の生き残りか?
このように、世界の各地で様々なUMAの目撃情報があります。 しかし、これらの生物は本当に存在するのでしょうか。中には、UMAはかつて存在した種の生き残りなのでは、という説もあります。 太古の地球に存在していた、メガファウナと呼ばれる巨大生物の生き残りでは、と言われるUMAも存在するのです。
もしかしたら、今私たちが当然のように接している動物たちが、未来ではUMAになっていることもあるかもしれませんね。