なぜ雲が多いのか?熱帯雨林のスコールの仕組み

なぜ雲が多いのか?熱帯雨林のスコールの仕組み

熱帯雨林、という言葉は誰でも聞いたことがあるでしょう。
社会や地理の教科書では必ずと言って良いほど出てくる言葉で、テストの回答でも「熱帯雨林」と書いた記憶がある人も多いのではないでしょうか。
そんな熱帯雨林のイメージと言えば、やはりスコールと言われるような激しい雨が連想されます。
熱帯雨林は、午後にスコールが頻繁に降り、大変降水量が高い地域なのです。
なぜ、熱帯雨林ではスコールと言われる激しい雨が頻繁に降るのでしょうか。

熱帯雨林とは

そもそも熱帯雨林とは、どういった場所のことをいうのでしょうか。
熱帯雨林は温暖で雨量が多い地域にある森林のことや地域のことを言います。
東南アジアや、中部アフリカ、中南米の地域で見られ、南アメリカのアマゾン川流域にあるセルバや、アフリカのコンゴ川流域、東南アジアのニューギニア島のジャングルなどにある熱帯雨林が代表的です。
生物が多く生息することも特徴で、全世界の生物種の半数以上が熱帯雨林で生息していると言われるほどです。
また、木々や植物は高く大きく育ち、世界最大の食虫植物であるウツボカズラや、世界最大の花であるラフレシアなどが自生します。
熱帯雨林は生態系による物質循環の回転が早く、豊かな地域と言われています。

スコールの仕組み

熱帯雨林の形成条件としえ、年間2000mm以上の降水量であることが挙げられていますが、どうして雨が多いのでしょうか。
それは雲が水を降らせて森を作り、森が水を吸い上げて雲を作る、という水循環があるからなのです。
熱帯雨林で育つ木々は、より日光を受けるために背丈が高いことが特徴です。
大きな木は、より多くの水分を必要とするため、地中の水分を大量に吸い上げます。
そして、その吸い上げた水は葉から蒸散して、水蒸気として雲を作るのです。
これが、再び雨を降らして木々に水分を与えるのです。
また、熱帯雨林が形成される温暖な気候も関係しています。
熱帯雨林地方が温かいのは、十分な太陽エネルギーが得られる地域だからです。
太陽エネルギーは水蒸気の発生を促進し、上昇気流を生み出します。
太陽エネルギーにより、木の葉から蒸散した水蒸気が、上昇気流によって空へ送られ、それが雲となるのです。 このように、水分を始めとして、多くの物質循環が熱帯雨林では行われているのです。

自然の循環が作る豊かさ

熱帯雨林がそうであるように、自然が自然を育み、豊かな地域を作ります。
そのバランスを崩してしまうような、人間による介入があった場合は、環境問題に発展してしまう恐れがあります。
熱帯雨林も資源獲得のための伐採や、天然ゴムなどを作るプランテーション農園を作ってしまうと、降水量が減って生態系に影響を与えてしまう恐れがあります。
熱帯雨林は大気中の酸素の40%を供給しているとも言われています。
そんな熱帯雨林を人の手で減らしてしまえば、いずれ自らの首を絞めることになるかもしれません。
関連記事:熱帯林・熱帯雨林がなくなる?森林減少の原因と対策とは
人間も生態系の中で、自然と共存して生きる術を見つけなければならないのです。
私たちも自然に負担をかけ過ぎない生活を意識してみましょう。

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