SDGs・環境問題に関する企業の取り組み【2022年11月】

SDGs・環境問題に関する企業の取り組み【2022年11月】

環境問題・社会問題が深刻化する昨今、企業による経済活動が鍵を握るとして注目されています。 そのため、企業は社会的責任を果たすため、環境問題や社会問題の解決を目指すSDGsの達成を目標とすることが多くなりました。

エコトピアでは、SDGsに関する取り組みに力を入れる企業をご紹介しています。 今回は2022年10月前後にエコトピアがピックアップした企業による取り組みです。

企業によるSDGsや環境配慮に関する取り組みをご紹介

それでは企業によるSDGsや環境配慮に関する取り組みを見ていきましょう。

株式会社LIXILが循環型素材を開発

建築材料、住宅設備機業界大手の株式会社LIXIL(以下、LIXIL)は、廃プラスチックと廃木材を融合した循環型素材「レビア」を開発したことを、2022年10/18(火)に発表しました。 レピアは家庭や事業活動から排出される廃プラスチックと建築物解体の際に出た廃木材を原料としています。 そのため、廃棄物を資源として有効活動するだけでなく、二酸化炭素排出を低減することにつながる、サスティナブルな素材です。

国内では市区町村で選別して回収されるペットボトルやプラスチック製容器包装の有効利用は進んでいましたが、従来の手法では再資源化が難しい素材もありました。 しかし、LIXILは多種多様なプラスチックを選別せず、異なる素材を一括で粉砕し、押出成形する技術を確立。 再資源化が難しいと言われていた廃プラスチックの再資源化を実現しました。

第1弾製品は塗装材の「レビアペイブ」。 公園の自然遊歩道、オフィスビルや商業施設内の広場、スマートシティで活用されることを想定しています。 今後については、市場のニーズを見極め、製品ラインナップと販売網を拡大する予定、とのことです。

参考:LIXIL レビア

東京ガスコミュニケーションズのサスティナブルな家具プロダクト

東京ガスコミュニケーションズ株式会社と株式会社HAGI STUDIOが共同開発した、国産木材家具プロダクト「CARBON STOCK FURNITURE(カーボンストックファニチャー)」が、2021年の販売開始から1周年を迎えました。 CARBON STOCK FURNITUREは“都市を森林の貯蔵庫に還す”というコンセプトの家具プロダクトです。

大気中の二酸化炭素を固定させた木材を多く使用することを前提に設計され、固定した二酸化炭素の量を印字して可視化している、という特徴もあります。 また、使用する木材は加工を最小限に抑え、木材の再利用が容易になるよう、配慮もされています。 ソファやローテーブル、カウンター、デスクだけでなく、導入先の空間に合わせた特注も可能です。

他にも、CARBON STOCK FURNITUREは売上金の一部を都道府県緑化推進委員会「緑の募金」に寄付することも行っています。

参考:CARBON STOCK FURNITURE カーボンストックファニチャー

コーヒー農家の貧困問題を解決する新プロダクト

住宅・不動産ポータルサイト「LIFULL HOME’S」などの企画・運営を行う企業、株式会社LIFULL(以下、LIFULL)は、2022年9/29(木)に「PROUD LIBERICA COFFEE(プラウドリベリカコーヒー)」プロジェクトを発表しました。 このプロジェクトは「フィリピンのコーヒー農家の貧困問題」を課題とし、コーヒー栽培の際に排出される廃材にフォーカスが当てられています。

世界のコーヒー消費量は年々増加傾向にありますが、1889年のさび病蔓延や輸出競争の激化、外資コーヒーチェーンの進出などの影響で、フィリピンのコーヒー生産量は減少。 コーヒー農家の慢性的な貧困に陥っています。 この課題を解決するため、LIFULLは世界的バリスタである井崎英典氏と共同開発で、通常なら廃棄されるコーヒーの花・葉・枝・カスカラを使用したシロップ「PROUD LIBERICA COFFEE SYRUP」を生み出しました。

廃材部分を活用していることから、年間を通じてコーヒー農家の新たな収入源を生み出すプロジェクトとなります。 「PROUD LIBERICA COFFEE SYRUP」は、プロジェクトに賛同した企業が購入。 日本では猿田彦珈琲、小川珈琲、VERVE COFFEE ROASTERS、SG Groupが運営するアッシュから、コラボ商品として活用されます。

参考:LIFULL Table PROUD LIBERICA COFFEE

arrowsがサスティナブルなスマホを発表

FCNT株式会社のスマートフォンブランド「arrows」は、エシカルな最新スマホ「arrows N F-51C」を2023年2月以降に販売することを発表しました。 リアパネルやスロットキャップは再生プラスチック、カメラフレームやサイドフレームは再生アルミニウムを採用。 電気電子部品を除く部品総重量に対するリサイクル素材の割合は約67%となっています。

しかし、リサイクル素材を感じさせない洗練されたデザインを実現している点が「arrows N F-51C」の特徴。 さらに、組み立てや試験といった製造工程では再生可能エネルギーを使用し、梱包箱もバイオマスインキを採用するなど、細部まで環境配慮にこだわっています。

参考:FCNT arrows N F-51C – スマートフォン

企業がSDGsや環境配慮に取り組むことは重要

このように、多くの企業がSDGsや環境配慮を意識したプロジェクト・製品に力を入れています。 昨今では、ただ利益を上げるのではなく、社会に貢献する取り組みを見せる企業が注目されつつあると言えるでしょう。

もし、貴方が取り組む事業活動もSDGsや環境配慮に取り組むことを検討しているのであれば、余剰在庫・不良在庫のリユースを試してみてはいかがでしょうか。 余剰在庫・不良在庫を廃棄してしまった場合、深刻な環境問題につながる恐れがあり、エコトピアではそういった環境負荷を低減する取り組みを行っています。 リユース・リサイクルの対象は、家電をはじめ家具雑貨や金属資源まで、ありとあらゆる商品に幅広く対応。 余剰在庫・不良在庫の処分に困っている。廃棄費用を削減したい。そんなときは、ぜひご相談ください。

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