[動画]コアラの赤ちゃんが人間にSOS!理由が悲しいと話題に
愛らしいコアラは日本でも人気で、動物園で親しまれるだけでなく、キャラクター化されることも少なくありません。 そんな可愛いコアラが、もし助けを求めてきたら、私たちはどのように行動すべきでしょうか。
今回は、コアラの赤ちゃんが人間に助けを求めてきたエピソードをご紹介します。 また、コアラの生態や絶滅危惧に関する話題もお届けしますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
人間に助けを求めるコアラの赤ちゃんが話題
こちらの動画では、コアラの赤ちゃんが人に助けを求める様子があり、非常に珍しい光景だと話題になっています。
撮影者の男性に対し、悲痛を訴えるように鳴き続けるコアラの赤ちゃん。 さらには、男性の足にすがりつくように手を伸ばし、何かを伝えようとします。 男性は頭を撫でたり食料を与えたり、コアラの気持ちに応えようとしますが、悲しそうな顔を浮かべられるだけ。
しかし、男性はコアラに手を握られたことで、助けを求めているのではないか、と気が付きます。 そして、男性がコアラに促されるようにして、10分ほどその後を追ってみると……。
そこには、サッカーゴールのネットに絡まってしまった母親コアラの姿が! 男性は母親コアラを救出。コアラの親子は無事に彼らのもとを去っていきました。
基本的に動物の赤ちゃんは、人間の姿を見ると逃げ出してしまうものです。 それでも、必死に助けを求めるコアラの姿を見ると、それだけ追い詰められていたのだろう、と想像できますね。
人間に助けを求めるコアラの赤ちゃんの動画はこちらコアラは知能が低い?
母親のため、人間に助けを求めるコアラの赤ちゃんの姿を見て「コアラって賢いんだぁ」と感じるかもしれません。 しかし、コアラは哺乳類の中でもトップクラスに知能が低い動物と言われています。
コアラの脳は体の大きさに比べて体積が小さく、シワのないツルツルの状態。 睡眠時間は20時間と基本は寝ているだけで、起きている間はユーカリの葉を食べることしか、やることはありません。
基本は眠っているだけのパンダは知能が低いと言われているまた、ユーカリの葉に関しても、コアラのお馬鹿エピソードがあります。 コアラはユーカリの葉が枝に付いている状態でなければ食べられません。
なぜなら、知能が低いせいで枝から摘み取られたユーカリの葉を見ても、いつも食べているユーカリの葉と同じものと認識できないからです。 そのため、ユーカリの葉に敷き詰められた部屋で過ごすことになっても、枝に付いたものがなければ餓死してしまうのだとか。
これほどまで知能が低いにも関わらず、人間に助けを求めたコアラの赤ちゃんは、それだけ母親を救いたい気持ちでいっぱいだったと想像できますね。
コアラは絶滅の危機に?
愛くるしいコアラですが、実は全滅の恐れがあると注目されています。 ここ数年でコアラの生息数は激減し、オーストラリアも保護に力を入れている状態です。
コアラの生息数が減少する原因としては、病気や交通事故などが挙げられますが、気候変動も大きく関わっていると考えられています。 2019年、オーストラリアでは気候変動の影響があると考えられている、大規模な山火事が発生しました。 これは、9月から翌年1月に入っても鎮火することはなく、多くの生物が命を落とすことに。
さらに、森林が消失したことで生息地が失われ、コアラの減少が加速する結果となってしまいました。 これに対し、オーストラリア政府はコアラの減少を止めるため、森林伐採を禁止するなどの対応を進めています。
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コアラが人間の被害に遭わないために
気候変動は人間活動による温室効果ガスが原因の1つだと考えられています。 そんな気候変動によって山火事が起こり、コアラが減少していることを考えると、心が痛んでしまいますね。
また、コアラがサッカーゴールのネットに絡まり、苦しんでしまったことも、もとは人間が原因だと言えるかもしれません。 私たち人間がコアラをはじめとする動物たちに危害を加えてしまうことがないよう、環境保全を意識してみましょう。 エコや3Rを心がけることは、誰にでもできる取り組みです。ぜひ、積極的に挑戦してみてください。
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