男性の日傘は気持ち悪いイメージ?環境省は男女問わず活用を推奨
今年も夏が到来し、災害クラスの気温に悩まされる日々が続いています。 そんな暑さから身を守る手段の一つとして挙げられるのが「日傘」ですが、男性は日傘の活用に抵抗があるようです。
しかし、日傘は環境省が男女問わず活用することを推奨しています。 男性も日傘のメリットを把握し、ぜひ勇気を持って使ってみましょう。
「男性の日傘は気持ち悪いイメージ」は勘違い!
日々、私たちの上に降り注ぐ日差しは、とんでもない熱ストレスを与えてきます。 それを防ぐのが日傘ですが、使用するのは恥ずかしい、と男性は感じてしまうようです。
確かに、日傘と言えば女性が美意識から、肌を紫外線から守るような印象を受けるのかもしれません。 男子であれば、肌が日に晒されようが、熱い日差しの下であろうが、威風堂々と歩くべきだ。 そんな風に考えてしまうのでしょうか。
しかし、この暑さの前に妙な意地を張っていたら、熱中症で倒れてしまう、なんて恐れもあります。 また、意外にも女性は日傘をさす男性に好印象を受ける、という人も少なくはないのです。
「男性は日傘をささない!」という価値観を強くお持ちであれば、それは今の時代にそぐわないかもしれません。 日傘を使うメリットをしっかりと理解し、有効活用して夏の暑さを乗り切りましょう。
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男性も夏の暑さが和らぐ!日傘を使うメリット
日傘を使うことで、たくさんのメリットが得られます。 今まで日傘を使うことに抵抗があった男性も、そのメリットを理解すれば「今まで損をしていたかも」と思い直すかもしれません。 日傘を使うことでどんなメリットがあるのか、ご紹介いたします。
涼しく熱中症の予防に
第一のメリットとして挙げられるのは、やはり「涼しい」ということです。 誰でも暑い日に木陰で休んだ経験はあるはずですが、日傘があれば常に陰ができるので、涼しいのは当然です。 実際に日向と日陰ではかなり温度差があり、5度以上の差があることもあります。 これなら熱中症の対策になることも間違いありません。
紫外線による様々な病気を予防
紫外線は私たちに様々な悪影響を及ぼします。 代表的なものは皮膚がんが挙げられるでしょう。 他にも老化や皺が増える原因にもなり、紫外線のダメージによって頭皮もダメージを受けることから、毛髪も失ってしまう恐れもあるのです。 日傘を使うことで、紫外線から我が身を守り、これらの症状を軽減できると考えられるのです。
体臭の予防にも
暑い中、歩き回ることがあれば、体の至るところから汗が噴き出すことでしょう。 この汗は、周囲の人が驚くような体臭を放つ原因になってしまうことも。
体臭については、デリケートな部分なので、指摘してくれる人も少ないため、周りに迷惑をかけ続けてしまうかもしれません。 恋人や仕事仲間にマイナスイメージを持たれないためにも、しっかり日傘で汗予防をしましょう。
ゲリラ豪雨にも対応
日傘は夏の突然の雨、ゲリラ豪雨にも対応できます。 天気予報でも予測してなかった雨により、コンビニでビニール傘を購入してしまったら、お金の無駄遣いですし、環境にもよくありません。 今は晴雨両用の日傘が多いので、暑さだけではなく雨が降っても安心、ということです。
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環境省が推奨!男女問わず日傘の活用が望ましい
そうは言っても、なかなか日傘に抵抗がある…という人もいるでしょう。 しかし、夏の日傘の活用は環境省も推奨していることです。
環境省は、男性6名による人工気象室で15分間の歩行運動の検証を行いました。 これは帽子のみを被った場合と、日射しを99%以上カットする日傘を使った場合の歩行運動を比較したもので、日傘を使うことで汗の量が約17%減ることが分かったそうです。 他にもクールビズを実施し、日傘と併用することで熱ストレスを合計20%軽減できるという結果などから「男女問わず日傘の活用が望ましい」と結論を出しています。
このように、国からも活用を促されているのであれば「男性が日傘を使うのは恥ずかしい」と思っている方でも、ぜひ一度は日傘を使ってもみるのも良いのではないでしょうか。
参考:環境省 日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~
悪いイメージを払拭!これからは男性も日傘を使おう
このように、夏に日傘を活用することは強く推奨されています。 もし「男たるもの日傘は使わない!」という価値観があるようでしたら、逆に小さいことにこだわる男らしくない人、と思われてしまうかもしれないですね。
また、ここ数年の夏は命に関わる猛暑が続く日があります。 自らの命を守るためにも、ちょっと恥ずかしいという男性の方も、ぜひ今年は日傘デビューを考えてみてください。
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