ガラパゴス諸島とは?自然に溢れる世界遺産は危機的状況だった!

ガラパゴス諸島とは?自然に溢れる世界遺産は危機的状況だった!

最近はあまり聞かなくなりましたが、スマートフォン登場前の携帯電話をガラケーと言いました。
これはガラパゴス・ケータイの略になり、そのガラパゴスとは東太平洋上にあるエクアドル領のガラパゴス諸島が由来です。
ガラパゴス諸島は独自の進化を遂げた生き物が多く存在し、世界遺産に登録されています。
しかし、一時期は世界遺産としての価値を失いつつある、危機遺産にも登録されていました。
豊富な自然で囲まれているガラパゴス諸島に何があったのでしょうか。

ガラパゴス諸島とは

ガラパゴス諸島は東太平洋の赤道直下に存在するエクアドル領の諸島です。
ガラパゴスとはスペイン語で、ゾウガメを意味する言葉が由来で、正式名称はコロン諸島。
エクアドルの本土から西に900キロほど離れた場所に存在し、19の島と岩礁によって構成されています。

1535年に発見されたときは無人島でしたが、1832年からエクアドルが領有を宣言し、入植されていきました。
さらに、航空路や横断道路の建設によって観光客が訪れるようになります。

ガラパゴス諸島の大きな特徴は、独特な進化を遂げた固有種が多いことです。
大型のリクガメであるガラパゴスゾウガメ、唯一の熱帯性種のペンギンであるガラパゴスペンギン、ウミイグアナなど珍しい生き物が有名です。
大陸と隔絶されていることから、このような状況になったと考えられ、ダーウィンが進化論の着想を得るきっかけになったとも言われています。
このような豊富な自然、特徴的な生物多様性が評価され、ガラパゴス諸島は1978年、自然遺産として世界遺産に登録されました。

ガラパゴス諸島の見所は?

それでは、ガラパゴス諸島にはどのような見所があるのでしょうか。

トルトューガ・ベイ

トルトューガ・ベイは、目を見張るほど真っ白なビーチで、その美しさは世界で最も美しいビーチと評する人もいます。
ウミガメの産卵場所としても知られている場所で、タートルベイと言う別名もあります。
イグアナも生息しているため、運が良ければ会えるかもしません。

チャールズ・ダーウィン研究所

進化論のダーウィンのチャールズ・ダーウィン財団により建設されたチャールズ・ダーウィン研究所。
ここは、世界中から集まった自然科学者や教育者が生態系の研究をしている施設です。
一般開放されている場所もあるため、人気のスポットでもあります。

ロス・チュネレス

ガラパゴス諸島を構成する島の一つ、イザベラ島にはロス・チュネレスと言われる場所があります。
ここはガラパゴス諸島最大のシュノーケリングスポットと言われ、アシカやペンギンなどが生息しています。
そのため、運が良ければ美しい海の中を動物たちと泳ぐ、なんて経験もできてしまうのです。

間近で見れる野生動物

ガラパゴス諸島の見所は、何と言っても珍しい動物を間近で見られることです。
ガラパゴスアシカは島の至るところで無防備な姿を晒し、観光客を出迎えてくれます。
ガラパゴスの語源にもなった、ガラパゴスゾウガメの迫力ある姿も見られるでしょう。
他にも、イグアナやフラミンゴなど様々な動物を目にすることができます。
数多くの動物に触れ合うことで、ガラパゴス諸島の自然の力を感じられるでしょう。

一時は危機遺産だった!

自然に溢れるガラパゴス諸島ですが、2007年に危機遺産へ登録されてしまいます。
これは、1990年代以降に急速に観光地化したことで、人口増加や環境汚染、密漁などの問題が急増してしまったことが原因で、これらの問題に有効な対策も立てられない状況だったことから、危機遺産となってしまったのです。
この危機にエクアドルの政府は、ガラパゴス諸島海洋環境保全計画プロジェクトを開始します。
それは化石燃料を排除するために風力発電や太陽光発電を利用し、移住の制限などの対策でした。
これらの対策が評価され、2010年に危機遺産の登録が解除されます。
今の人間の生活は、それだけ自然に対して悪影響を与えるものです。
美しい自然は私たちの心を高揚させることもありますが、勢い余ってそれを汚してしまうことがあります。
自然を汚すことなく、その魅力を堪能できるように、私たちは自然との付き合い方をしっかりと考えていくべきでしょう。

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