揚子江・長江が枯渇する?中国の深刻な水質汚染は何が原因なのか

揚子江・長江が枯渇する?中国の深刻な水質汚染は何が原因なのか

地理や歴史の授業で耳にしたことであろう、中国の揚子江。
揚子江は、またの名を長江と言って、地理的にも歴史的にも重要性の高い川です。
しかし、そんな揚子江・長江が枯渇してしまうほど、中国は深刻な環境問題に直面しています。
ただ、これは中国が抱える環境問題の一つでしかありません。
水質汚染を始めとする、中国の環境問題をご紹介します。

揚子江・長江とは

揚子江(ようすこう)とは、中国に流れるアジアで最長の川、長江の最下流部の異称です。
長江は地域によって、その名称が変わります。
上流部を金沙江(きんさこう)、川江(せんこう)と言い、中流部を荊江(けいこう)、下流部が揚子江と言われています。
しかし、日本では長江全体のことを揚子江と呼ぶ慣わしがあります。
長江はチベット高原が水源であり、中国の華中地域を流れ、東シナ海へとつながります。
全長は6300キロで、世界では3番目に長い川で、中国の歴史や文化、産業を支えてきた長江は中国にとって、母なる河とも言えるでしょう。
そんな長江が今、大きな環境問題を抱えているのです。

揚子江・長江の水質汚染

中国の環境問題を調査する「中外対話(China Dialog)」の創始者、イザベル・ヒルトン氏は、中国の環境問題は大気汚染が注視されているが、水汚染はさらに深刻だと語りました。
数年前は、長江の流れが海に達する前に、枯渇してしまうほど酷い状態にあったそうです。
この原因は複数あり、水の過剰な汲み上げ、地下水の搾取、環境破壊など単純に解決できない問題が絡み合っていると言います。

しかも、中国河川の地表水の20%が汚染レベル5と言われる、人が触れるのも危険なほどの状況にあります。
これは水不足が関係していることや、管理体制が不十分であることも考えられ、そこに住む人々は衛生的とは言えない水を飲んでいる状態です。
参照:大紀元時報 枯渇する揚子江、重度の土壌汚染、効果的な環境対策講じられていない=中国環境問題専門家

このような汚染された水が、中国の様々な場所で流れています。
そのため、中国の河は七色に染まっている、と言われるほど、変色した水が見られます。
また、これらの汚染された水は農業用水としても使われることから、農作物が汚染されることも懸念されています。

中国が抱える環境問題

中国の環境問題は、水質汚染だけではありません。
大気汚染、土壌汚染、産業廃棄物の問題など、様々な環境問題を抱えています。
これらの問題により、多くの人の健康にも被害が出ています。

中国はここ数年で急速に経済的な発展がありました。
しかし、その裏側では排気規制や廃棄物収集の制度が、整理されていない部分も多く、このような汚染が広がっているのです。
これらの環境汚染は中国だけに留まらず、日本を含めた近隣諸国にも影響を及ぼしています。
2018年、中国はプラスチック廃棄物の輸入を停止しましたが、このような環境汚染が大きな理由となっているでしょう。

人間の活動の恐ろしさ

中国の環境汚染は、人間の恐ろしさを感じずにはいられません。
これだけ、地球に悪影響を与える動物は、人間以外に存在しないと断言できるでしょう。
このままでは、私たちは自分たちの手で、自分たちの住む場所を破壊してしまうに違いありません。
中国で起こっているような環境破壊がこれ以上広がってしまわないためにも、ぜひ生活する上で環境への配慮を忘れないようにしましょう。

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