東京のおすすめ博物館・15選!見どころや魅力をご紹介

東京のおすすめ博物館・15選!見どころや魅力をご紹介

博物館は価値のある学術資料や美術品を収集し、それらを研究すると同時に来訪者に向けて展示する施設です。 そのため、博物館はさまざまな知識を得られる場所であると言え、地球環境や自然について学べられます。 そんな博物館を東京エリアにしぼってご紹介します。 ぜひ休日など博物館へ行く機会がありましたら、参考にしてみてください。

東京の博物館15選 !歴史や化学を学ぼう

それでは、東京都内にある博物館15選をご紹介します。

国立科学博物館

国立科学博物館は、台東区上野公園にある国内最大級の博物館です。 2万5,000点以上あると言われる展示は、自然史から科学技術史とさまざま。 上野本館には「日本館」と「地球館」という2つの施設があります。

日本館は、ネオルネサンス式のレトロな建築物で、展示は日本列島の生い立ちや日本人の変遷を学べる内容となっています。 地球館は2015年7月にリニューアルし、近代的な建造物でテーマは「地球生命史と人類」。 恐竜や動物の標本・剥製が展示されるだけでなく、自然環境、科学技術の進歩、宇宙開発など地球と人間の歴史をたどるような内容となっています。

[住所] 東京都台東区上野公園7-20
[アクセス] JR・東京メトロ・京成電鉄 上野駅から徒歩約10分
[営業時間] 09:00~17:00(通常) 09:00~20:00(金・土)

東京国立博物館

東京国立博物館は、台東区上野公園にある日本最古の博物館(1872年に創設)です。 2021年3月31日時点で、国宝89件、重要文化財648件を含む収蔵品の総数は119,942件と多くの文化財を鑑賞できます。

本館では日本の歴史に沿った展示物となり、仏像や鎧兜、刀剣などが並んでいます。 東洋各国の文化財を鑑賞できる東洋館。朝鮮、中国、エジプトなどアジアを中心にした展示となっています。

他にも東京国立博物館では、考古学の展示が充実している平成館、外観も神秘的な法隆寺宝物館があり、とても1日では回り切れない展示数です。

[住所] 東京都台東区上野公園13-9
[アクセス] JR・東京メトロ・京成電鉄 上野駅から徒歩約10分
[営業時間] 09:30~17:00

日本科学未来館

日本科学未来館は、江東区青海の国際研究交流大学村内にある科学館です。 科学技術と人々の交流をコンセプトとし、科学コミュニケーターを含む多様なスタッフが在籍しています。 日本科学未来館は「地球とつながる」「未来をつくる」「世界をさぐる」という3つの展示ゾーンがあります。

「地球とつながる」のゾーンは、地球のありのままの姿を映し出す、デジタルで表現された球体「ジオ・コスモス」が有名です。 ジオ・コスモスは人工衛星からの情報を取得し、環境問題をはじめとするさまざまなデータを映し出します。

「未来をつくる」のゾーンは、これからの科学と社会を考えるエリア。ロボットやアンドロイドといった未来に関する展示によって、いま私たちが何をできるのか、という点を考えられるでしょう。

「世界をさぐる」のゾーンは、宇宙や地球環境、生命など世界の仕組みについて考えられるエリアです。 「こちら、国際宇宙ステーション」というコーナーでは、宇宙の生活に必要な設備を再現したスペースがあります。

[住所] 東京都江東区青海2-3-6
[アクセス] 新交通ゆりかもめ 東京国際クルーズターミナル駅から徒歩約5分
[営業時間] 10:00~17:00

宇宙ミュージアムTeNQ

宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)は、文京区にある東京ドームシティ内の宇宙ミュージアム。 「宇宙を感動する」がコンセプトで、東京大学総合研究博物館との産学連携プロジェクトによって、本物の研究データを使用したリアルな展示が特徴です。

宇宙を見下ろす新感覚円形シアター「シアター宙」は、直径11メートルの大型モニターを覗き込み、宇宙を見下ろしているような体験ができます。 他にも、謎解きゲームなど体験コンテンツが多数あるエリア「イマジネーション」など、さまざまな角度から宇宙を学べるミュージアムです。

[住所] 東京都文京区後楽1-3-61 黄色いビル 6F 東京ドームシティ
[アクセス] JR・都営三田線 水道橋駅から徒歩約6分
[営業時間] 11:00~18:00

インターメディアテク

インターメディアテクは、千代田区のJPタワー内にある学術文化総合ミュージアムです。 日本郵便と東京大学総合研究博物館が協働で運営するインターメディアテクは、東京大学が明治10年の創学から蓄積していた学術標本を常設展示しています。

ミンククジラ、アカシカなどの骨格標本、ペルーのクントゥル・ワシ遺跡で発見された南北アメリカ大陸最古の金製王冠、ラミダス原人化石歯の第一号標本、世界最大金塊などの精巧レプリカが見どころだと言えるでしょう。 また、旧東京中央郵便局舎の内装を活かしたレトロな雰囲気も注目です。

[住所] 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階
[アクセス] JR・東京メトロ丸の内線 東京駅から徒歩約1分
[営業時間] 11:00~18:00(通常) 11:00~20:00(金・土)

「食と農」の博物館

「食と農」の博物館は、世田谷区の東京農業大学にある博物館です。 東京農業大学の研究紹介をはじめ、卒業生による蔵元の地酒紹介などが行われています。

常設展示では、鶏の標本、日本の酒器、古農具、村の古民家など日本の歴史と文化を感じられる内容です。 また、隣接するバイオリウムでは、熱帯動植物が見られます。

[住所] 東京都世田谷区上用賀2-4-28
[アクセス] 小田急線 経堂駅から徒歩約20分
[営業時間] 09:30~16:30

熱帯環境植物館

板橋区立熱帯環境植物館は、板橋区高島平にある植物園です。通称はグリーンドームねったいかん。 こちらは板橋清掃工場の余熱を活用した施設で従来の温室植物園を改修して1994年に開館しました。

展示内容は、ミニ水族館と植物が育てられている温室。 ミニ水族館には深海魚や珊瑚礁だけでなく、国内で唯一の展示となる世界最大の淡水エイ、ヒマンチュラ・チャオプラヤが見られることで有名です。 温室は300種類を超える東南アジアの植物が育てられています。

[住所] 東京都板橋区高島平8-29-2
[アクセス] 都営三田線 高島平駅から徒歩約7分
[営業時間] 10:00~18:00

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館は、三鷹市の井の頭恩賜公園西園内にある、三鷹市立のアニメーション美術館です。 その名称通り、アニメ制作会社スタジオジブリに関する展示品を公開しています。

スタジオジブリによって制作されたアニメの世界観や歴史を見られることはもちろんですが、作中に含まれるメッセージの1つである自然も体感できる場であることもポイントです。 都会にある美術館であることを忘れてしまうような、自然に溢れた雰囲気も楽しめる場所だと言えるでしょう。

[住所] 東京都三鷹市下連雀1-1-83
[アクセス] JR中央線 三鷹駅から徒歩約15分
[営業時間] 10:00~17:00(通常) 10:00~19:00(土・日・祝)

江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園は、小金井市の都立小金井公園内に設置された野外博物館です。 失われてゆく歴史的な建物を移築保存し展示することが目的で、江戸時代から昭和初期までに建設された建造物が、30棟復元されています。

東京の銭湯を代表する建物である子宝湯。明治から昭和にかけて活躍した政治家、高橋是清の住まいだった高橋是清邸。江戸時代後期に建てられた吉野家など。どれも歴史を感じさせるものばかりです。

また、明治初期に創業した文房具屋、武居三省堂も見どころの1つですが、こちらはジブリ作品「千と千尋の神隠し」の劇中に出てくる、あるシーンのモデルだとも言われています。

[住所] 東京都小金井市桜町3-7-1
[アクセス] JR中央線 武蔵小金井駅から西武バス乗り換え 小金井公園西口から徒歩約5分
[営業時間] 09:30~17:30(4~9月) 10:00~16:30(10~3月)

江戸東京博物館

東京都江戸東京博物館は、墨田区横網にある東京都立の博物館です。 江戸・東京の歴史や文化に関わる資料の収集、保存、展示を目的に「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」として1993年3月に開館しました。

展示は「江戸ゾーン」「東京ゾーン」と2つに分かれ、それぞれの歴史や文化を学べます。 約2,000点の歴史資料だけでなく、ジオラマや原寸大の復元模型などが数多く並んでいます。

残念ながら2022年現在は、施設老朽化に伴う改修工事のため休館中。2025年にリニューアルオープンの予定です。

[住所] 東京都墨田区横網1-3-28
[アクセス] 都営地下鉄大江戸線・JR総武線 両国駅から徒歩約3分
[営業時間] 10:00~16:30

深川江戸資料館

深川江戸資料館は、江東区にある資料館です。 1986年に開館され、江戸時代に関する資料などを収集、保存と展示を行うことが目的となっています。

江戸時代、天保年間頃(1830~1844年)に見られた深川佐賀町の街並みを再現した展示がメインとなり、劇場やホールを備えていることが特徴です。 昔の庶民がどのような生活を送っていたのか、忠実に再現されているだけでなく、演出や小物もこだわりがあるため、じっくり見ておきたい資料館だと言えます。

[住所] 東京都江東区白河1-3-28
[アクセス] 都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅から徒歩約3分
[営業時間] 09:00~17:00

多摩川台公園古墳展示室

多摩川台公園古墳展示室は、大田区の多摩川台公園内にある展示室です。 4~7世紀に造られた古墳を再現していることが特徴で、古代人になったような気分を味わえます。

公園内には、亀甲山古墳、多摩川台古墳群、宝来山古墳があり、園路が整備されていることから間近に観察が可能です。 展示室は、亀甲山古墳の近くにあり、古墳のレプリカや埋葬された首長も再現されているため、古代の文化を窺えます。

[住所] 東京都大田区田園調布1-63-1
[アクセス] 東急電鉄 多摩川駅から徒歩約1分
[営業時間] 09:00~16:30

池袋防災館

池袋防災館は、豊島区西池袋にある防災体験学習施設です。 様々な災害や救助のシチュエーションを想定した実践的な防災教育を提供しています。

体験できる内容は、震度7を体験できる地震体験コーナー、消火器の使い方についてレクチャーしてくれる消化コーナー、人形を使った救助シチュエーションを体験できる人命救助コーナーなど。 他にも、実際の救護活動に使われる資材、防護服が展示された見学コーナーもあります。

[住所] 東京都豊島区西池袋2-37-8
[アクセス] JR・東京メトロ丸の内線 池袋駅から徒歩約5分
[営業時間] 09:00~17:00(通常) 09:00~21:00(金)

目黒寄生虫館

目黒寄生虫館は、目黒区下目黒にある博物館です。 テーマはその名称の通り、寄生虫学となっています。 寄生虫に関する研究、展示、標本といった資料の収集が目的となり、世界的にも珍しいテーマを扱っていることから、海外からの来訪者も多い、という特徴もあります。

1階フロアのテーマは「寄生虫の多様性」。2階は「人体に関わる寄生虫」がテーマとなっています。

[住所] 東京都目黒区下目黒4-1-1
[アクセス] JR・東京メトロ南北線・都営三田線 目黒駅から徒歩約12分
[営業時間] 10:00~17:00

東京都水道歴史館

東京都水道歴史館は、文京区本郷にある東京都水道局が運営する歴史館です。 こちらでは江戸時代から現代の東京に至る水道の歴史を学べます。

今では水道の蛇口を捻れば、容易に水を得られますが、400年前はそうではありませんでした。 それが現在の技術まで進化する経緯を知れば、水のありがたみが変わってくるかもしれません。

[住所] 東京都文京区本郷2-7-1
[アクセス] JR・東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅から徒歩約8分
[営業時間] 09:30~17:00

東京の博物館が私たちに教えてくれること

このように、東京都内だけでも数多くの博物館が存在し、さまざまな知識を学べる場を与えてくれます。 博物館は歴史的に価値ある美術品や珍しい標本などが展示されていますが、そこから自然がかけがえのないものであることを改めて感じられることでしょう。

もし休日に博物館を訪れることがあれば、ぜひ人間と自然の関係について、想いを馳せてみてください。 そして、自然を守るため私たちにできることがあるのか、という点についても考えてみてください。

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