雪のドーナッツ?不思議な現象「スノーローラー・雪まくり」とは

雪のドーナッツ?不思議な現象「スノーローラー・雪まくり」とは

雪景色の中に、まるでロールケーキやバームクーヘンのような塊が突然現れる現象をご存知でしょうか。
それは、あまりにも整った円筒形で、中心には穴があることから「子供が遊びで作ったのかな?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、それはスノーローラーと言われる自然が生み出した、神秘的な造形物なのです。
それでは雪景色の中に見るスノーローラーとは、どのような現象なのでしょうか。

スノーローラーとは

スノーローラーは、自然に作られる雪だるまのような現象で、「スノー・ドーナッツ」や「雪まくり」と呼ばれることもあります。
雪だるまと違うところは、絨毯を巻いたような形状で作られ、中心に空洞があることで、見た目がドーナッツやバームクーヘンに似ているのです。
スノーローラーは大きいもので、直径60cmにもなります。
珍しい現象であり、とても自然が作ったものとは思えない形であることが特徴です。

場合によっては、数え切れないほどのスノーローラーが発生することもあります。
そのため、スノーローラーを目撃しても、近所の子供が作ったものだろう、と勘違いしてしまうかもしれません。
しかし、その付近に一つも足跡がなければ、それは自然現象だと判断するしかないでしょう。

なぜスノーローラーはできるのか

それでは、どのようにスノーローラーが作られるのでしょうか。
とても自然が作ったとは思えないスノーローラーですが、いくつかの条件が揃うことで発生するようです。
まずは、雪が地面に貼り付かないよう、氷の層の上であること。
また、その氷の層は湿っていてはいけません。
そして、風が雪を巻き上げる程に強いけれど、吹き飛ばさない程に弱いことです。
風がなくても傾斜になっている場所であれば、重力によって転がって、スノーローラーが作られることがあるようです。
このような条件が揃うのは簡単なことではありません。
まさに奇跡的な自然現象と言えるでしょう。

スノーローラーはどこで見れる?

それでは、スノーローラーはどこで見ることができるのでしょうか。
アメリカ北部やカナダでは、見ることができるようですが、日本で見ることは難しいかもしれません。
東北や北陸、北海道では目撃情報があるようです。
山形県の北西部にある庄内平野では、風が強いことからスノーローラーが見られ、農作物を包装する俵(たわら)に似ていることから「雪俵(ゆきだわら)」と言われています。
スノーローラーは雪質が粘り気のある方が作られやすい、という特徴もあるため、雪が降る地域でもサラサラした雪が多い場合は、見られないかもしれません。
このような神秘的な現象は、ぜひ一度は見てみたいものですね。

自然の神秘をいつまでも

スノーローラーは大変珍しい現象であり、絶妙な自然のバランスによって作られています。
人間は地球温暖化のように、自らの手で自然を歪めてしまいます。
私たちが環境を気にすることなく、身勝手な行動をしてしまえば、このような美しく神秘的な現象は二度と見られなくなるかもしれません。
そのようなことがないように、私たちは環境を考慮した振る舞いをしなくてはならないでしょう。
できるだけ、ゴミは出さない・捨てない、エアコンやテレビの電源を入れたままにしない、などエネルギーの無駄は避けるなど、できることから心がけてみてください。

関連記事はこちら

関連タグ