【ゴミ問題】ハロウィンはなぜ渋谷？集まり出したきっかけとは？

ecotopia編集部
2019年10月24日

10月のイベントと言えば、ハロウィンを連想する人も少なくないでしょう。そして、ハロウィンと言えば、毎年のようにニュースになる、渋谷のゴミ問題を連想する人も少なくないはず。ハロウィンの度に若者が渋谷に集まり大騒ぎした後、ゴミが大量に放置される問題は、10月が終わりに近づくと必ず注目されます。

しかし、なぜハロウィンになると若者は渋谷に集まって大騒ぎを始めるのでしょうか。ハロウィンのゴミ問題と、若者が集まる原因をご紹介します。

ハロウィンと言えば渋谷のゴミ問題！

10月末のハロウィンでは、毎年のように仮装した若者が渋谷に集まり、大混乱が起こっていることは、様々なメディアで伝えられています。集まった人々の中には、ハロウィンと言うイベント気分に高揚し、度を過ぎた行動を起こしてニュースに映し出される姿はまるで暴徒のよう。そして、その中でも問題視されている点がゴミの放置問題です。

路上で飲食を楽しんだ人々が、ゴミをその場に放置してしまうことで、渋谷は一夜でゴミの街に。お酒の缶やペッドボトル、タバコのポイ捨てなど、歩く道はゴミだらけになってしまうのです。特にJR渋谷駅から渋谷センター街は、ゴミが散乱していて、警察も取り締まれないほどだと言われています。

これらのゴミは、騒ぎが終わったあと、多くのボランティアによって片付けられますが、たくさんの人に迷惑をかけ、解決すべき問題と注目されています。

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そもそもハロウィンとは

そもそも、ハロウィンとは何を祝うものなのでしょうか。

ハロウィンは10月31日に行われるお祭りで、起源は古代ケルト人によるものと言われています。ケルト人とは、紀元前1200年～紀元前500年頃の中部ヨーロッパで栄えていた民族で、もともとハロウィンは彼らによる秋の収穫を祝うものであり、悪霊を追い払うための行事でした。

今ではアメリカの民間行事として定着し、かぼちゃの中身をくり抜いた「ジャック・オー・ランタン」を作ったり、子供たちが仮装をしてお菓子をもらったりする風習となっています。アメリカでもニューヨークでパレードが行われ、200万人も集まり、仮装を楽しみますが、渋谷のハロウィンのように人々が暴徒化してしまうことはありません。

余談ではありますが、アメリカでは大人が泥酔状態を人前で晒すことは、恥ずかしいと思う傾向が日本よりも強いらしく、州によっては酔っ払って外出すると、逮捕されることもあるそうです。

とにかくハロウィンとは、もともと収穫を祝い、悪さをする幽霊を追い払うお祭りで、現在のアメリカでは仮装やパレードを楽しむもの、という習慣のようです。これを踏まえると、渋谷のハロウィンはやはり度を過ぎている、と言わざるを得ないかもしれません。