観葉植物の効果とメリットとは?抗菌やストレス対策などご紹介
人にとって大切な緑を室内で育てられる観葉植物ですが、実際はどのようなメリットがあるのでしょうか。 何となく癒し効果があるような気はしますが…実は他にもたくさんの効果があるのです。
観葉植物がもたらす効果と、人気の品種をご紹介します。 また、観葉植物を育てる基本的なコツも知っておきましょう。
目次
観葉植物の効果とは?6つのメリット
観葉植物を身近に置くことで、どのような効果が表れるのでしょうか。観葉植物が人に与える、6つのメリットをご紹介します。
観葉植物が空気を綺麗に!
観葉植物には空気清浄効果があり、シックハウス症候群の対策になります。 シックハウス症候群は、建材や家具に含まれる化学物質が原因で、健康に悪影響をもたらしますが、観葉植物はその原因となるものを吸収する性質があるのです。
また、観葉植物はフィトケミカルという物質を放出します。 これは空気中に浮遊する人体に有害なカビの胞子やバクテリアを抑制するため、抗菌効果もあるのです。
部屋の乾燥を防ぐ
観葉植物は、葉から水分を放散することで、室内の湿度を保ってくれる効果があります。 しかも、観葉植物から放出される蒸留水であることから、雑菌が含まれていません。 加湿器を使って乾燥を防ぐよりも、観葉植物を育てればクリーンに湿度を保てると言えるでしょう。
観葉植物が疲れ目を癒す
観葉植物があるだけで、疲れ目を癒す効果が得られます。 まずは湿度が保たれることから、ドライアイが軽減される効果がありますが、さらに観葉植物を眺めるだけで視覚疲労が解消されるという実験結果もあります。 パソコンで作業することが多い場合は、観葉植物をデスクに置いておきたいところですね。
お洒落なインテリアとして
観葉植物はインテリアとして、部屋を華やかにしてくれます。 空間の余白に観葉植物を設置するだけでも、背景を演出してくれますし、シンメトリーで配置すると安定した美しさを感じることでしょう。
他にも、部屋にある雑貨と合わせてディスプレイしてみるのもいいかもしれませんね。
リラックス効果でストレス軽減
人は緑に囲まれると、精神安定を意味するアルファ波が増大し、筋肉の緊張がほぐれリラックス状態になります。
また、観葉植物を置くだけでマイナスイオンが発生します。 マイナスイオンは心拍の安定、血圧を下げるなどの効果をもらすため、観葉植物があるだけで心身ともに癒され、ストレスが軽減されるのです。
趣味として育てる
観葉植物は見た目が綺麗で心を癒してくれるだけでなく、趣味としての楽しみを与えてくれます。 何かを育てるというだけでも、心を豊かにし、日常に潤いを与えてくれるのです。 観葉植物を育てるという趣味があれば、毎日が少し楽しくなることでしょう。
観葉植物の効果はメリットばかり!人気品種をご紹介
観葉植物を育てるにしても、どのような品種があるのでしょうか。 たくさんある観賞植物の中でも、人気の品種をご紹介します。
アイビー
アイビーはツル性の植物で、インテリアショップでもよく見かける品種です。 サイズが小さく、暑さにも寒さにも強いことから育てやすく、アイビーは昔から人気があります。
ツタが下垂するので、高いところに飾って、下へ垂らすと見栄えがいいでしょう。他にもフレームにツタを絡ませて、自由な形に演出できるのもアイビーのいいところです。
エバーフレッシュ
エバーフレッシュも人気の観葉植物です。 明るい緑色の細やかな葉が特徴的で、春から夏の間には、淡黄色でボール状の花を咲かせます。 寒さと乾燥に弱いという部分がありますが、気温と水やりに気を付ければ、育てやすい観葉植物です。
また、エバーフレッシュは夜になると、葉が閉じて眠るという特徴もあります。
パキラ
パキラは環境に適応してくれる観葉植物であることから、育てやすく初心者におすすめの品種です。 とにかく生命力が強く、寒さや乾燥、病害虫に強いため、安心して育てられます。 濃い緑色の楕円形の葉が、八方に広げたような見た目が特徴的です。
ウンベラータ
ウンベラータは、うねる樹形とハート形の葉が特徴です。 柔らかな印象があるため、ウンベラータは北欧インテリアと相性がいいと言われています。 ただ、原産国が熱帯アフリカのため寒さに弱く、冬には葉がほとんど落ちてしまうという面があります。
ポトス
ポトスはツル性の観葉植物で、葉が艶やかで美しいところが魅力的です。 自生地ではほかの木に巻き付き、葉のサイズは1メートルほどまで成長します。 熱帯地方が原産であるため、暑さに強くても、寒さには弱いので注意が必要です。
観葉植物の効果でメリットを得よう!育てるコツは?
観葉植物は育て方を間違えてしまうと、すぐに枯れてしまうことがあります。 どのようなことに気を付けて育てればいいのでしょうか。 主に注意すべきものは、日光と水、風通し、温度になります。
まず、飾りたい観葉植物にとって、どれだけ日光が必要なのか把握しましょう。品種によって、日当たりのいい場所を好むものもあれば、明るい室内で育てた方がいいものもあります。 もし、室内や日陰で観葉植物を育てる場合は「耐陰性」があるものが好ましいでしょう。
次に水ですが、基本的には土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいの量をあげます。 季節や品種によって違うので、しっかりと特性を把握しましょう。 風通しも観葉植物を育てる上で必要な要素です。風通しが悪いと、空気も悪くなり、虫や病気の原因になります。
そして、温度の管理も怠らず、観葉植物にとって適切な環境を保ちましょう。 多くの観葉植物は暖かい地域が原産であるため、夏場は問題ありませんが、直射日光に当てるのは避けましょう。直射日光は葉が焼けてしまうからです。 逆に冬は暖かい場所で育てるよう注意しなければなりません。
このような点に注意して、観葉植物がある楽しい生活をエンジョイしましょう。