日本初のフリープラスチックビーチ!コロナが葉山の森戸海岸で実施
プラスチックによる海洋汚染は、多くの人が不安に思っている環境破壊の一つです。 そんな中、様々な企業がプラスチックに関する取り組みを見せています。
日本の輸入ビール第1位として知られる、コロナビールもプラスチックについて積極的に取り組みを行っている企業の一つです。 コロナビールによって、2019年の7月5日から開催された、フリープラスチックビーチをご紹介します。
森戸海岸でフリープラスチックビーチ実施
葉山町の森戸海岸と言えば、神奈川県にいくつか存在するビーチの中でも、多くの人で賑わう有名なビーチです。 そんな森戸海岸で、コロナビールが日本初となるフリープラスチックビーチを実施しました。
コロナは以前から「フリープラスチック」の理念を導入していました。 そして、NPO団体である「Parley for the Oceans」と協力を結び、プラスチック削減方法の考案や実施だけでなく、ビーチの掃除なども積極的に行っていました。
その一環として、日本でも森戸海岸のフリープラスチックビーチを実施したのです。 それでは、コロナによるフリープラスチックビーチとは、どのような取り組みなのでしょうか。
フリープラスチックビーチとは
森戸海岸で行われるフリープラスチックビーチは、プラスチック商品の撤廃が目的です。 海の家によって提供される容器やストローは紙製品となり、ペットボトルの商品も扱いません。 持ち込まれたプラスチックについても、分別回収を徹底し、ビーチに訪れた人々に海を守る大切さも伝えているのです。
プラスチック製品を売らない。ゴミは持ち帰る。ゴミがあれば拾う。 このような取り組みを主催者側と、ビーチの利用者がお互いに心がけるようなイベントとなります。 こちらは、2019年の7月5日から8月31日まで行われます。
また、2019年7月6日と、7月24日(水)~26日には、ゴミを集めてコロナビールと交換できる「CORONA PAY WITH PLASTIC」も行われました。 これは、ゴミ回収カウンターで専用のバッグを受け取り、ビーチに落ちているゴミをバッグいっぱいに集めることで、冷えたコロナビールか、ソフトドリンクと交換、というものです。
海を綺麗にできて、美味しいビールが飲めたら言うことなしです。 次の開催があれば、ぜひ参加したいところですね。
渋谷や沖縄でもコロナによる取り組みが
コロナによる、プラスチックに対する取り組みはこれだけではありません。
2019年の5月10日、渋谷の街中に打ち上げられたクジラが現れました。 もちろん、それは本物のクジラではありません。 ビーチ風のステージの上に、クジラのオブジェが設置されたものだったのですが、その口の部分から大量のプラスチックを吐き出しているかのような演出がされていました。
そして、その横に設置された看板には、2018年にインドネシアの海岸に打ち上げられたマッコウクジラの胃の中から、大量のプラスチックが残されていたことが綴られていたのです。 これは、海の生き物がプラスチックを誤飲してしまう問題に対する、強烈なメッセージとして、5月22日まで展示されていました。
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他にも、7月13日、14日には沖縄でフリープラスチックのコロナフェスが行われました。 今年で5年目となるリゾートフェスは、カップやストローはすべて紙製。 水分補給が自由にできるウォーターステーションを設置し、ペットボトルによる飲料は販売しませんでした。 日本国内の音楽フェスでは、まだまだ珍しい取り組みだと言えるでしょう。
参考:コロナビール公式サイト CORONA × PARLEY
多くの企業が取り組むプラスチック問題
このように、コロナは積極的にプラスチック問題に取り組んでいます。 もちろん、コロナ以外にもプラスチックに対し、様々な取り組みを行う企業は存在します。
ただ、企業だけがプラスチックを意識しているだけでは、この問題は解決しないかもしれません。 私たち消費者も、身の回りにあるプラスチックや環境問題を意識しながら生活してみましょう。