食費の節約方法は?スーパーで買いすぎないコツと心理効果
無駄遣いをしているつもりはないのに、いつの間にか財布の中が寂しくなっている、という人は少なくないでしょう。 月々しっかりと貯金するためにも、まずは食費の節約を試すと良いかもしれません。 食費を抑えれば、お金が浮くだけではなく、エコにもつながるので、一石二鳥です。
食費を抑えるコツは、買い物を工夫する必要があります。 エコと貯金のための、食費を節約できる買い物のコツとは、どういうものなのでしょうか。
食費を節約する方法は?買い物の心理を知ろう!
それでは、さっそく食費を節約するための買い物のコツをご紹介します。
無計画な買い物は無駄遣いに!買い物メモで節約
買い物のコツ、と言っても、買い物をする前も非常に大切です。 何も予定を立てずに買い物へ行ってしまうと、無駄遣いをしてしまい、後で後悔することもあるはずです。
そのため、まずは買い物の前にメモを作りましょう。 メモがないと、あれこれと迷って、スーパーに滞在する時間が長くなってしまい、無駄なものまで買ってしまう恐れがあります。 必要最低限の買い物をするためにも、あらかじめ何を買うかメモしておいて、無駄なく済ませられるよう意識しましょう。
また、特売やセールに誘惑されて無駄遣いをしてしまうこともあるので、メモに忠実に買い物をするよう覚悟を決めておくのも良いかもしれません。
カートは買い過ぎる恐れ?節約のために重みを感じよう
スーパーに到着したら、まずは買い物カゴをカートに乗せている場合は要注意です。 なぜなら、カートを使ってしまうと、商品をたくさん選んでも重みを感じず、買い過ぎということを意識できず、ついつい余計な買い物をしてしまうからです。
買い物カゴのみでスーパーを回れば、カゴの重みを感じて、買い過ぎを意識し、無駄にスーパーに滞在してしまうことも少なくなるかもしれません。
スーパーが仕掛ける心理効果に注意!逆回りで節約
カートは使わず、カゴだけを手に取ったら、スーパーを回り始めたいところですが…実は素直に回ってしまうと、無駄遣いをしてしまう恐れがあります。
ほとんどのスーパーは野菜や果物の売り場から始まり、魚や肉、お惣菜などの順で並んでいることが多いと、お気づきでしょうか。 実はこの順番、利用者の心理を研究されたもので、購入意欲を買い立てる仕組みになっているのです。
そのため、普通のルートで買い物をしてしまうと、無駄な買い物をしてしまう恐れがあるのです。 そこで、スーパーで買い物をすることは、あえて逆回りしましょう。 そうすれば、無駄な買い物が減るはずです。
レジ前で冷静になれるかどうかが節約のカギ
用意したメモを確認しながら、カゴだけを持って、スーパーを逆回りし、あとはレジで会計をするだけ…と思っても、まだ油断してはいけません。
レジに並ぶ前に、しっかりとカゴの中を確認して、無駄な買い物をしていないかチェックしましょう。 お子さんや旦那さんが一緒だった場合は、知らぬ間に商品をカゴの中に入れられている、ということもあるかもしれません。 メモと照らし合わせて無駄がないか確認し、予算をオーバーしていないかも確認します。 買い過ぎだった場合は、強い意志で棚に戻す、という決断も大切です。
無駄な買い物はない、と確認できたらレジでお会計を済ませましょう。
空腹状態でスーパーへ行くと節約失敗に?
もう一点、買い物での無駄遣いを抑えるコツがあります。 それは空腹のときには買い物に行かない、ということです。
お腹が空いていると、どれも美味しく見えてしまい、あれもこれもとカゴに入れてしまう恐れがあるのです。 食事を済ませたタイミングで行くか、軽くおやつを食べた状態で行くと良いかもしれません。
食費の節約はエコにつながる!
食品ロス、という問題をご存じでしょうか。 食べられるはずなのに、捨てられてしまう食品のことを言い、食品ロスを減らすことで食品廃棄物の発生を減らす必要性が話題になっているのです。 環境省の発表によると、平成27年度の食品廃棄物は約2,842万トン、食品ロスは646万トンもあり、これは決して少ない量とは言えないはずです。
参考:環境省 我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの量の推計値(平成27年度)等の公表について
食品ロスの問題は、SDGsのターゲットの中でも「食料の廃棄を半減させる」と盛り込まれるほど、世界中で関心が高まっている問題の一つです。 もし、私たちが食費を抑えることに力を入れたとしたら、この食品ロスが軽減される、と考えられないでしょうか。 食材を買い過ぎてしまった、夕飯を作りすぎてしまった、などが原因で、この食品ロスが生まれている、と十分に考えられます。
だとしたら、私たちが食費を抑えようとする心がけは、エコであり、世界的な問題に対して貢献できる可能性もあります。 さらに、貯金もできるのであれば、良いことだらけではないでしょうか。
食費を節約してエコに貯金しよう!
もし、食費の節約を検討しているのであれば、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。 食費を抑えることで、エコによって地球環境の改善につながり、世界的な問題にも貢献していると考えれば、ちょっとモチベーションも上がるかもしれません。
ちょっとした心がけからでも、大きな問題の解決につながる可能性はあります。 ぜひ、ご紹介した節約方法を参考に、食費を抑えてエコを心掛けてみてくださいね。