地球に住めなくなる?原因は気候変動や環境汚染が関係

地球に住めなくなる?原因は気候変動や環境汚染が関係

地球の寿命はあと50億年と言われています。 だとしたら、人類の繁栄もまだまだ続くように思われますが、そうとは限りません。 なぜなら、昨今の環境変化による影響で、私たち人間が地球に住めなくなる恐れがあるからです。

今回は、地球が住めなくなるかもしれない、と考えられる原因を紹介します。

地球に住めなくなる?気候変動の影響

地球に住めなくなる原因は、気候変動が大きく関わっています。 まずは気候変動によって環境や私たちの暮らしに、どのような変化があるのか見てみましょう。

自然災害の増加

気候変動と言えば、まずは地球温暖化の影響による自然災害の増加が挙げられます。 暴風雨や冷夏、暖冬、長く続く干ばつも気候変動の1種です。

これらは人々の暮らしに大きな影響を及ぼし、最悪の場合は住まいを追われることも。 そして、これが以下に紹介する問題に大きく関係します。

海面上昇

地球温暖化によって気温が上がると、南極の氷河が解けるだけでなく、海水が膨らんでしまいます。 すると、海面が上昇してしまい、海抜が低い島や海岸沿いの都市が海に沈んでしまうことに。

特にオセアニアに位置するツバルは海面上昇の影響を大きく受けている国の1つで、21世紀末には沈む恐れがあるとまで言われています。

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また、海面上昇によって都市が沈んでしまったら、多くの人が住む場所を失い、気候難民 の発生も否定できません。 さらには農地や飲用水が失われる恐れもあり、さらなる問題に発展すると考えられるのです。

水不足

地球は水の惑星と表現されることがありますが、実は人間が飲める淡水は限られているため、常に水不足が懸念されています。 それにも関わらず、気候変動によって降水量が減少してしまったら、飲用水を確保できない人々が増えることは避けられません。

そして、地球では水の確保が原因で戦争が行われるケースもあります。 もし、今以上に水不足が深刻となった場合、各地で戦争が起こり、地球の環境はさらに悪化すると考えられるのです。

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食料不足

農作物や漁業も天候が大きく影響します。 雨が降らない、逆に雨が降り過ぎてしまうと作物の確保が不安定に。 海温や海流の変化も魚の獲れる量が減少してしまうと考えられます。

また、食料不足 も水不足と同じで、争いの原因となる問題です。 今後は気候変動に対応した新たな食料 確保の形が必要とされるでしょう。

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生物多様性の減少

気温の上昇、降水量が不安定になると、動物や植物の生息地も変化させてしまい、生態系のバランスが崩れる原因となります。 実際、気候変動が原因で減少していると考えられる動植物は少なくありません。

また、私たちが日々安定した暮らしを送れるのは、生物多様性が豊かな自然から資源を確保できているからです。 そのため、生物多様性が減少すればするほど、私たちの生活は傾くと考えられます。

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地球に住めなくなる原因は環境汚染も

地球に住めなくなる原因は、気候変動だけではありません。 さまざまな環境汚染が地球をむしばみ、私たちが住む場所が失われることも考えられるのです。 地球に住めなくなる原因につながるかもしれない環境汚染を紹介します。

海洋汚染

事故によって石油や有毒な化学物質が排出されてしまい、海が汚れてしまうことも、恐ろしい環境汚染です。 しかし、昨今ではプラスチックごみによる環境汚染も脅威として注目されています。

私たちが排出するプラスチックごみは莫大の量で、自然の力では分解されない、という特徴も恐ろしい点です。 そのため、このままでは2050年までに海は魚よりもプラスチックごみが上回ると言われ、早急な対策が求められています。

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大気汚染

大気中の微粒子や有害な気体成分が増加し、人の健康と環境に悪影響をもたらしてしまう状態を大気汚染と言います。 大気は自然の浄化作用によって回復しますが、自動車や工場が増加したことで、大気汚染が深刻化する地域も。

代表的な例としては、 光化学スモッグの発生、PM2.5の増加などが挙げられるでしょう。 地域としては、インドや中国が有名で、健康被害が深刻となっています。

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土壌汚染

土壌中に重金属や有機溶剤、農薬といった物質が含まれ、自然環境と人の健康に悪影響をおよぼす状態を土壌汚染と言います。 土壌汚染が深刻な地域は、農作物や植物の成長を妨げ、汚染が地下水まで影響すると河川と海を汚染することに。 近年で有名な土壌汚染の例としては、豊洲市場の移転問題が挙げられるでしょう。

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いつまでも地球に住むためできることは

このように、遠くない未来に地球が住めなくなる日がやってくるかもしれません。 人間がより長く地球に住み続けるため、私たちに何かできることはあるのでしょうか。

まずは環境に悪い習慣を日常的に行っていないか把握し、身近なリサイクルを心がけるなど、環境に配慮した生活を意識しましょう。 他にも、環境問題の現状や改善を取り組み企業・団体の存在を知ることも重要です。 情報を取り入れながら、自分に何ができるか考え、少しずつ行動に移してみてください。

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