イエローストーンが噴火したら人類は滅亡?火山活動の前兆か
アメリカのイエローストーン国立公園は世界初の国立公園として知られています。 豊かな自然と様々な野生動物と出会えることから、アメリカの観光地としても大変人気があります。
しかし、そんなイエローストーンが人類を滅亡に導く恐れがあるのです。 イエローストーンとは、どのような場所なのでしょうか。
世界遺産「イエローストーン」の見所とは?
イエローストーン国立公園はアメリカのアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州に位置する国立公園です。 1872年、世界で初めて国立公園に指定された場所というだけでなく、公園の中に多くの観光スポットも存在することから、大変人気がある国立公園です。
それでは、イエローストーン国立公園の見所はどのようなものがあるのでしょうか。
オールド・フェイスフル・ガイザー
オールド・フェイスフル・ガイザー(The Old Faithful Geyser)は世界で最も有名と言われる間欠泉です。 一時間から一時間半の間隔で、3万リットルの水を50メートルの高さまで、熱水が吹き上がる光景は圧巻です。
また、フェイスフルとは「忠実」を意味する言葉で、以前は45分おきに忠実に熱水が吹き上がったことから、この名前が付いたそうです。
七色に輝く温泉
七色に輝く幻想的な温泉がイエローストーンには存在します。 このカラフルな色の正体は、温泉の中で繁殖しているバクテリアです。 温泉の温度によってバクテリアの色が変化することで、このような奇跡的な色彩を生み出しているのだとか。
ちなみに、この七色の温泉には、人間は入れないようです。
野生動物たち
イエローストーンは広い草原地帯が広がっていて、グリズリーや、オオカミ、アメリカバイソンなど、様々な動物が生息しています。
そのため、北米では一番多く野生生物を観察できる場所として有名で、手つかずの巨大温帯生態系が作られています。 この他にもイエローストーン国立公園は様々な見所が存在する、魅力的な観光スポットです。
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噴火の兆しか?イエローストーンの火山活動
イエローストーンは北アメリカで最大の火山地帯でもあります。 イエローストーンの見所のいくつかは、この火山によるものです。
これらの火山が活動した記録は、近年だと2004年から2006年にかけて、部分的に地盤が上昇したことや、2017年に地震が起こったなどがありますが、噴火には至っていません。
2018年の7月、イエローストーン国立公園で30メートルに及ぶ巨大な裂け目が出現し、一時は噴火ではないか、と騒がれる事態がありましたが、これも噴火とは関係のないもので、一部のジャーナリストが騒いだだけのことでした。
しかし、イエローストーンはいつ噴火してもおかしくない、という話もあります。なぜなら、イエローストーンは60万年から70万年の周期で噴火を起こすと言われているからです。 調査によると、イエローストーンが最後に噴火したのは64万年前であり、周期だけで考えると、いつ噴火してもおかしくない、と言えるのです。
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イエローストーンが大噴火した場合は人類滅亡?
もし、イエローストーンで大噴火が起これば、どうなってしまうのでしょうか。
実は、それだけで世界が滅亡してしまう恐れがあるのです。 専門家によると、イエローストーンの巨大火山が噴火した場合、アメリカの3分の2が居住不可能な状態になると言われています。 もちろん、多くの人間が被害に合うことになるでしょう。
また、災害はアメリカだけでは済みません。 1815年、インドネシアでも大きな噴火があったとき、噴き上げた灰や硫黄が日光を遮断したことで、世界の気温が低下し、農作物にも多くの被害が起こりました。
つまり、イエローストーンの規模で噴火が起こった場合は、世界的な氷河期になってしまう恐れもあるのです。 さらに酸性雨が降り注ぎ、農作物にダメージを与えることも考えられています。 そうなってしまえば、世界が滅亡してしまうこともあり得るのではないでしょうか。
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イエローストーン噴火に見る自然の猛威の原因は?
イエローストーンがそうであるように、自然の猛威は人間を滅ぼしてしまう恐れが十分にあります。 突然の災害であれば、私たちにできることはないでしょう。 ただ噴火が起こらないよう祈るばかりです。
しかし、災害は環境問題が関係しているとも言われています。 だとすれば、私たちは環境に負担をかけない生活を心がけることが一番です。 地球の怒りを買うことがないよう、ぜひ環境に優しい生活を考えてみてください。
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