【基本】環境に悪い習慣7選!日常で意識できる簡単な行動

【基本】環境に悪い習慣7選!日常で意識できる簡単な行動

環境問題は私たち人間の活動が大きな影響を及ぼしていると言って間違いありません。 そして、それは日常的な行動や習慣によって蓄積されているとも言えるでしょう。

それでは、私たちのどのような行動・習慣が環境に悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。 今回は環境に悪い行動・習慣をご紹介します。

環境に悪い7つの行動!少しの注意が改善に

私たちが環境に悪影響を及ぼしてしまう行動・習慣は数々ありますが、特に身近なものとしては以下が挙げられます。

  • ごみを分別しない
  • ごみのポイ捨て
  • プラスチック製品を使う
  • 食べ残しを出してしまう
  • 肉や乳製品を多く食べがち
  • 電気の使い過ぎ
  • 自動車の移動が多い

これら7つの行動・習慣は、どれも少しの注意で簡単に意識を変えられるものばかりです。それでは、具体的に何が環境に悪影響を及ぼし、どういった行動を取るべきか確認してみましょう。

ごみを分別しない

私たちは生活の中で、さまざまなごみを出しています。 そして、そのごみを捨てるときは分別の必要がありますが、これをおろそかにしてはないでしょうか。 もしかしたら、ごみの分別は想像以上に大切かもしれません。

例えば、プラスチックを分別せずに焼却処分してしまった場合、より多くの二酸化炭素が排出され、地球温暖化を悪化させると考えられています。 他にも、ごみを分別しなかったことで、リサイクルできるものが二度と資源として戻らなくなってしまうことも挙げられます。

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私たちが利用している資源はすべて自然環境の中から取り出されてしますが、リサイクルが適切に行われなければ無駄な消費が生まれ、必要な物資が人々に行き渡らなくなってしまうでしょう。

また、適切な分別が行われないと、ごみが行き付く先である最終処分場の容量に影響が出てしまいます。 最終処分場はごみを捨てる限界量があり、さまざまな事情によって簡単に数を増やすこともできません。 このまま、ごみが増え続けて最終処分場が限界を迎えたら、水質汚染や土壌汚染といった問題につながってしまいます。

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これらの問題を避けるためにも、私たちはごみを分別する必要があるのです。

ごみのポイ捨て

ごみのポイ捨ては法律や条例により禁止されています。 それもそのはず、ごみのポイ捨ては街並みの景観を損ねる、悪臭が発生するだけでなく、多くのデメリットがあるからです。 ごみによる環境汚染もその1つで、特にプラスチック製のものは街の水路を通して河川に入り、やがて海に流出。海洋汚染につながります。

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また、ポイ捨てされたごみに付着した食べ物を野生動物が口にしてしまった場合、その味を覚えて必要以上に人間に近付き、危害を加えてくるケースもあります。 クマやイノシシが都会に現れ、事件に発展する原因の1つは、ポイ捨てだと言えるのです。

他にも、ポイ捨ては犯罪率を高める、掃除の費用として税金が使われてしまうなど、さまざまな問題と関係しています。

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プラスチック製品を使う

ポイ捨てによる影響でも触れたように、プラスチック製品は海をはじめとするさまざまな環境を汚染しているため、問題視されています。 特にウミガメやクジラなど海洋生物が誤飲して死亡した事例は有名であり、ここ数年でプラスチックの使用を控える動きが世界中に広がりました。

プラスチック汚染の恐ろしい点は、自然の力で分解されにくいという点にあります。 微生物に分解されにくいプラスチックごみはいつまでも海に残り続け、魚や貝が間違えて食べてしまうことも。 そうして食物連鎖に入り込んだプラスチックは、やがて人体に悪影響を及ぼす恐れがある、と指摘されています。

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そのため、日頃からプラスチック製品の使用を控える必要があります。 飲料水はペットボトルで持ち歩くのではなく、リユースボトルを利用する。コンビニでストローやスプーンは受け取らないなど。 プラスチックを使用するシーンは意外にあるので、ぜひ意識してみてください。

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食べ残しを出してしまう

本来食べられるにも関わらず、ごみとして捨てられてしまう食品は「食品ロス」と言われ、以前から問題視されています。 環境省によると、日本における2023年度の食品ロス発生量は約523万トン。 1人当たりにすると約64キログラムと、世界第6位に位置するほど多くの食材が無駄になっています。

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食べ物を捨てることは、ごみを増やしてしまうだけでなく、食料の生産、加工、包装、輸送のために使ったエネルギーが無駄になるほか、腐敗した食品から温室効果ガスの1種であるメタンガス発生の原因に。 多くを無駄にしないためにも、食品は必要以上に買わない、食べ切れるだけ注文する、といった行動を意識しましょう。

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肉や乳製品を多く食べがち

肉や乳製品を生産する畜産業は、さまざまな環境問題に関わっています。 まずは畜産業による温室効果ガスの排出。 これは牛のゲップや排泄物はメタンガスが含まれ、二酸化炭素の25倍となる温室効果がある、という問題です。 人が畜産業に頼れば頼るほど温室効果ガスが放出されてしまう、と言えるでしょう。

また、家畜の排泄物による水質汚濁や地質汚染の恐れ、餌となる穀物を育てる農地確保のために森林伐採や生態系破壊の原因になる、といった問題も挙げられます。 肉や乳製品よりも野菜を積極的に食べることで、環境に対する負荷を抑えられるので、こちらも意識してみてください。

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電気の使い過ぎ

電気の使い過ぎも環境の悪影響を及ぼします。 電気の多くは、資源を燃やして発電していますが、その際に出る二酸化炭素は地球温暖化の原因の1つです。 たくさん電気を使えば、たくさん電気を作らなければなりません。そうなると、多くの資源を消費し、地球温暖化が進行してしまうのです。

節電の方法としては、テレビの明るさを調節する、誰もいない部屋の照明は消す、冷蔵庫にものを入れ過ぎないなど。 他にも、エアコンはフィルターにホコリが溜まると能力が落ちて無駄にエネルギーを使用してしまうため、マメに掃除することがおすすめです。

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自動車の移動が多い

自動車の利用も軽油やガソリンを消費し、温室効果ガスの発生につながります。 そのため、移動距離によっては自転車や徒歩といった移動手段を選択してみてください。 こちらは温室効果ガスの削減だけでなく、健康と体力の増進につながるため、おすすめです。

また、自動車だけでなく、飛行機による移動も多くの温室効果ガスを発生させています。 このまま、地球温暖化が進めば飛行機の利用に何かしらの規制がかかることも考えられるでしょう。 そうなる前に、移動手段に関してはより環境へ負担がかからないよう、考えてみてください。

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環境に悪い行動を意識して生活しよう

このように、私たちが環境に悪影響を及ぼしている行動や習慣は数々あります。 自分一人が些細なことを注意したところで……と考えがちになってしまうかもしれませんが、環境問題はひとつひとつの積み重ねが大切です。

今回紹介した簡単な行動や習慣から、ぜひ見直してみてください。 また、環境問題を抑えるための商品やサービスも少なくありません。 そういったものを積極的に利用することも、視野に入れてみましょう。

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